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HORIZONTALLY-
OPPOSED ENGINE

水平対向エンジン

すべては、
車の本質を追い求めるために。

ENGINEER’S PROFILE

TAKUSHI NOMURA

エンジン設計部次長 兼 環境対応PGM
プロジェクト・シニア・マネージャー
1995年入社
理工学研究科 機械工学専攻修了

挑戦と誇りの象徴として。
SUBARUの水平対向エンジン。

電気自動車や燃料電池車など、新たな技術の開発が進んでいる昨今ですが、
いわゆるガソリンエンジンという内燃機関が主力として活躍する時代は、この先30年は続いていくだろうと言われています。
そんな中で、SUBARUはどんな未来のエンジンをつくっていくのか。
そもそも、なぜ水平対向にこだわっているのか。
エンジニアが語る、水平対向エンジンのリアル、開発に携わる人間の本音について。

デメリットもバネにする。
挑戦心と誇りの象徴。

なぜ水平対向エンジンなのか。実は、私自身も入社するまではよくわかっていませんでした。実際働いてみて、ようやくわかってきたんです。まず、前提としてお伝えしたいことは、この会社のエンジニアたちは、内に秘めた情熱・信念が強いということ。国内で唯一の水平対向エンジンをつくっているからとか、他社と違うことをやっているから、ということではなく、とにかく、お客様にとって理想的な手段を追い求めるんです。その手段としての結果が水平対向エンジンなんですね。実は、水平対向エンジンというものは、技術的にとても難しいエンジン。たとえば、内部のオイルの潤滑など、他のエンジンと比較して、難しいポイントをたくさん抱えているんです。もちろん、低重心で左右のバランスがいい、ということによってもたらされる、低振動、運動性能、操縦安定性、走行安定性、衝突安全性、といったメリットはたくさんあります。これを最大限に引き出したいのですが、同時にデメリットもある。たとえば、水平対向エンジンは、その名の通り、水平かつ左右対称に配置されている仕組みのため、右と左がある。つまり、部品が二個ずつ必要になる。部品点数が多くなるということは、原価や質量のハンディキャップを背負う。だからといって、これを言い訳にはしない。お客様メリットにつなげるように、何が何でも克服するんです。デメリットをもバネにする。水平対向エンジンには、そんな挑戦心と誇りが宿っています。

苦難の連続だった、
レヴォーグにおける新しい挑戦。

2014年に発売したレヴォーグでは、新しいエンジンに挑戦しました。いわゆるダウンサイジングターボと呼ばれるもので、1.6Lという小排気量のエンジンに直噴ターボを組み合わせることで、大排気量のエンジンと同等の性能を確保したまま、燃費を向上させることを目指しました。ダウンサイジングターボとは、一般的にハイオクガソリンを入れて動くようにつくられているんですね。より安価なレギュラーガソリンで動くようにできれば、お客様のお財布に優しい。もっと喜んでいただける。そこで、他社はハイオクガソリンのところを、うちはレギュラーガソリンでやろうということに。意気込んで始めたものの、挑戦の実態は苦難の連続でした。開発の途中で、性能をチェックするゲートがあるのですが、未達成で迎えることが何度かありました。タイムリミットがきたものの、達成できない状況は、本当に悔しかった。しかし、あきらめるわけにはいかないわけです。すべての関係部署にお願いして、待っていただくこともありました。何度も挑戦して、何度も失敗しながらも、粘り続けて、なんとか達成にこぎつけることができました。

こうと決めた後の、すさまじい結束力。
それがスバル。

当社では「こだわり」という言葉をよく使います。結局のところ、何にこだわっているかというと、最終的にはお客様メリットなんです。数値もただの数字じゃない。お客様のための性能目標。だからこそ、何が何でも達成しなくてはいけないんです。今回、レヴォーグにおいては、国内外で様々な賞をいただきました。嬉しかったですね。しかし、何より嬉しかったことは、発売されて実際に乗ってくださったお客様からの喜びの声。そのためだけに、みんなで力を合わせてやってきましたから。1個のエンジンをつくるということは、多くの部門組織と連携しながら、各々の立場で利害対立が発生しながらも、前に進むということです。それぞれが役割と責任がありますから当然のことです。意見の相違が生じれば、とにかく議論します。

議論したうえで、納得して1つの道を決める。決めた以降の関係者一同のベクトルの強さというものには、すさまじいものがあります。レヴォーグの燃費向上の時もそうでした。「燃費のためにどうしても必要なんです」と訴えかけていくと、みんなが身を粉にしながらも協力してくれる。その理由は、SUBARUの規模感にあるのかもしれません。他の自動車会社と比べて、企業規模が小さい。小さいからこそ、きめ細やかで機転のきいた動きができるというのはSUBARUの良さです。同時に、一人ひとりの「俺がやるんだ、わたしがやるんだ」という気持ちが強い。いい意味で一人が背負うものが大きいんですね。もちろん、その分大変なことも多いのですが、それも含めてやりがいだと思っています。

理想を描く。
世界一にこだわる。
ワクワクしながら生きていく。

EyeSightのヒットを受けて、現在、SUBARUのクルマは衝突安全性能において国内外で非常に高い評価をいただいています。安全性に関しては、世界一といっても過言ではないレベルになってきている。これが、エンジン屋としては非常に悔しい。安全性能に負けないように、エンジンとしても世界一と言われるようになりたいと思っています。世界一と言われるようになるためには、他社とおなじようなものを開発していてはいけない。そもそも、それだと当社の存在価値はありませんから。エンジン丸ごとではなくても、ある特定の技術でも分野でも世界一と言われるものをつくることを追求しなくてはならない。そのためには、やはり理想を描くことだと思っています。理想を描けないと、その先に新たな技術は生まれっこありませんから。そして、ワクワクしながら仕事をすること。クルマを通して、お客様にワクワクしてほしい会社です。単なる移動手段ではなく「安心と愉しさ」を提供することで、お客様にもワクワクしてもらいたいです。開発者もワクワクしなきゃいけない。私ですか?もちろん、ワクワクしていますよ。その方が、断然楽しいですから。

PHILOSOPHY OF TECHNOLOGY

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水平対向エンジン