人財育成 メニュー

考え方

SUBARUグループでは、個々の人財の持続的成長を後押しすることが会社の持続的成長に不可欠であるという考えのもと、関係会社の事業特性に合わせた人財育成プログラムを展開しています。
また、グループを横断した研修や人財交流にも取り組むことで、SUBARUグループ全体が一丸となって、社会への持続的な価値提供を目指していきます。

体制

SUBARUでは人事部の人財マネジメント・育成グループが中心となって人事部内各グループと連携し、 「SUBARUへの共感のもと、⾃律的に⾏動しチャレンジし続ける人財」を創出するため、従業員が自らのキャリアを描き、自律的に学び、成長できる仕組みと環境を整備しています。

取り組み

キャリア開発

SUBARUでは自発的なチャレンジを促し、個の成長を後押しする人事制度のもと、目標管理と評価のサイクルを回しながら、個々の従業員がキャリア開発を行っています。
従業員一人ひとりの目標と組織目標を連動させる、目標管理の仕組みとして、上司と部下による年4回(目標設定・中間確認・成果確認・評価共有)の面談を行い、業務を通じた成長に向けて必要な課題を共有しています。
また、それに加えて、一人ひとりが中長期的な視点で自身のキャリアに向き合うことができるよう、上司と部下で年1回のキャリア面談を実施し、従業員の可能性を広げる支援を行っています。
2021年度よりスタートした新人事制度では、①チャレンジする人が成長し活躍できる、②働きに見合った公平な評価と処遇が得られる、③様々な能力を持った人財が活躍できる、の3点を目指す組織の姿とし、従業員の自律的キャリア開発を後押ししています。

教育プログラム

SUBARUでは全従業員の自律的なキャリア開発に向けて、会社として「個の成長」を後押しする仕組みや環境の整備を推進しており、個人が描くキャリアプランに応じたスキル開発ができるよう、幅広く学べる機会を提供しています。また職場外研修も積極的に取り入れることで、階層や役職に応じたビジネススキルの体系的な習得だけでなく、変化が激しく未来の予測が難しい時代に対応できる多様なスキルを持った人財の育成に注力しています。

研修実績
項目 2021年度 2022年度
一人当たり平均研修時間 6.5h 10.4h
一人当たり研修費用 3.9万円 5.1万円
自己啓発および内定者教育については参加者合計、研修時間合計に含まれていません。
理念共感

SUBARUのありたい姿や提供価値を一人ひとりが深く理解し、その実現に向けて自律的に意識・行動できるよう、共感を深めていくプログラムを実施しています。2022年度は、従業員同士が「笑顔をつくる会社」について考え語り合うSUBARUビジョン理解プログラムや、職制を対象に経営トップの考えや想いを直接伝える社長対話会を実施しました。

キャリア研修

SUBARUでは従業員が自律的にキャリア形成できるよう、自らのキャリアに向き合う機会としてキャリア研修を実施しています。また、職場や上司が従業員のキャリア支援を行えるよう、管理職向けのキャリアマネジメント研修も実施しています。

ビジネススキル開発支援

SUBARUでは管理職層から一般層まですべての従業員を対象に、一人ひとりのレベルや目的、キャリアプランに応じた選択が可能な、ビジネススキル開発支援プログラムを提供しています。プログラム内では社外公開講座も活用し、外から学ぶ機会の提供と意識づけも行っています。

経営人財育成

次世代の経営を担う人財を継続的に創出することを目的に、管理職・中堅層の従業員それぞれを対象とした選抜型研修を実施しています。

グローバル人財育成

語学力向上に加え、グローバルな活躍を視野に異文化における、協働・リーダーシップスキルの習得を目的とした幅広い能力開発の促進を図っています。

エンジニア育成

SUBARUの持続的成長には、高い技術力を持つエンジニアの育成が欠かせないと考えています。
エンジニア部門を対象とした教育プログラムでは、従業員が担当する技術領域での専門性向上をねらった教育講座を提供しています。
2021年度に運用を開始した「スペシャリスト制度」では、SUBARUエンジニアを対象に、その高い技術力を評価・処遇することでエンジニアの自己研鑽を促すと同時に、会社として技術力を向上させることをねらっています。また、2022年度より開始したソフトウェア研修では、5年間で600人のソフトウェア人財を育成することを目標に、集中トレーニングを実施しています。
今後も、従業員が会社にいながら継続して技術力を高められるよう、支援を強化していきます。

技能伝承にむけて

■技能者の育成
SUBARUにおける技能伝承では、「変化」に対応する力、「標準化」しそれを継続する力、「改善」を発想する力の総合力を強化し、高品質な商品を安全かつ効率的に製作できる人財の創出を目的としています。
群馬製作所では、教育体系に基づき、計画的に技能者を育成しています。2022年7月からはTPM※1全員参加に向けた基礎教育を導入し、987人が受講しました。
また、航空宇宙カンパニーでは、これからのモノづくりを支える若年層の技能ボトムアップを目的とし、生産部門における社内技能検定の取り組みを実施しています。

※1
TPM:Total Productive Maintenance

■技能五輪全国大会※2への参戦
SUBARUでは、高度な技術力を持ち職場のリーダーとなり得る人財の育成を目的として、技能五輪全国大会へ参加しています。
技能五輪全国大会には、「旋盤」「プラスチック金型」「自動車板金」の3種目で毎年参戦し、技能レベルの日本一を目指しています。各選手は入社からの約3年間、全国大会で最高の力が発揮できるように、毎日の訓練で技能・集中力・体力の鍛錬に励んでいます。
SUBARUが技能五輪大会に参加して25年目となった、2022年に行われた第60回大会では、自動車板金職種で銅賞及び敢闘賞を受賞し、9大会連続での入賞実績となりました。同実績を含み、SUBARUでは累計で52回の入賞実績※3をあげています。

※2
中央職業能力開発協会が主催する、青年技能者(原則23歳以下)の技能レベルの日本一を競う技能競技大会。次代を担う青年技能者に努力目標を与えるとともに、大会開催地域の若年者に優れた技能を身近にふれる機会の提供など、技能の重要性、必要性をアピールし、技能尊重機運の醸成に資することを目的として実施。
※3
入賞実績52回の内訳…金賞1回/銀賞2回/銅賞14回/敢闘賞35回

SUBARUグループの取り組み

国内グループ会社向け人財育成プログラム
2022年度より、グループ会社向け人財育成の主管部門を経営企画部から人事部へと移管しました。一貫したプログラムのもと、SUBARUグループ全体での人財レベル向上を図ります。

海外グループ会社での人財育成
海外のグループ会社では、地域性や事業内容などを踏まえ、求められる能力や専門スキル開発などに関する人財育成プログラムを提供し、従業員の成長を支援しています。