考え方・方針

SUBARUグループは、緊急事態発生時の対応だけでなく、日々の企業活動において重大な影響を及ぼす様々なリスクに対し、顕在化時のダメージを最小化するためのリスクマネジメントを推進しています。
グローバルに事業を展開するSUBARUグループは、世界情勢の変化に素早く対応し、経営の持続性の確保と経営基盤の強靱化を図るとともに、人的、社会的および経済的損失の最小化にこれまで以上に取り組む必要があります。このような環境のなかで事業活動を行っていくうえで、グループ全体での戦略的なリスクマネジメントの推進を通じ、SUBARUグループをリスクにより強い体質にすることで、企業価値の向上を図ります。

体制

SUBARUは、グループのリスク顕在化と拡大を防止するため、取締役会が選任したCRMO(最高リスク管理責任者)がリスクマネジメント・コンプライアンス活動を統括し、その活動状況などを取締役会に報告しています。
具体的な推進体制として「リスクマネジメント・コンプライアンス委員会」を設置し、CRMOが委員長を務め、ガバナンス・リスクマネジメント部※1が事務局を担当しています。また、各部門に本部長クラスのリスク管理責任者を置き、同委員会の委員として参画しています。同委員会では、重要事項の審議・協議および情報交換・連絡を行い、その重要度に応じて同委員会を監督する取締役会に上程しています。
CRMOは、ガバナンス・リスクマネジメント部や法務部などのコーポレート部門の専門的見地からの支援を受けつつ、各事業に横断的な役割を担う経営企画部や各部門・カンパニーと密接に連携し、企業集団を通じたリスク管理の強化を推進しています。さらに、監査部が各部門および各子会社の業務遂行について計画的に監査を実施しています。

※1
リスクマネジメント、コンプライアンス、内部統制およびグループガバナンスの重要性が高まるなか、これらを横断的かつ一体的に管理するとともに、経営との連動性をさらに高めるべく、リスクマネジメント・コンプライアンス室と秘書室ガバナンス推進グループを統合し、2026年6月に新たにガバナンス・リスクマネジメント部を発足しました
リスクマネジメント体制
リスクマネジメント体制 リスクマネジメント体制

事業活動にともなうリスク

SUBARUグループでは、事業活動にともなう重要なリスクを抽出・特定し、対応策を講じています。具体的には、各本部が識別した重要リスクに加え、外部環境の変化や足もとの事業環境を踏まえ、経営レベルでリスクマップを策定・活用し、グループ全体のリスクマネジメントを推進しています。
こうした取り組みを通じて、発生可能性や事業活動への影響度に鑑み、事業活動に大きな影響を与えるリスクとして以下20項目を特定するとともに、定期的な見直しを行い、リスクマネジメントの継続的な強化を図っています。
各リスクの詳細はリスク情報をご覧ください。

事業活動に影響を与える20のリスク
事業活動に影響を与える20のリスク 事業活動に影響を与える20のリスク

取り組み

平時の取り組みとして、リスクマネジメント・コンプライアンス委員会において、グループ全体の「リスクマネジメント方針」と各部門の「リスクマネジメント行動指針」のもと、各部門の重要リスクの洗い出しを実施するとともに、影響度の大きな課題に優先的に対応し、日常業務としてリスクの抑制を図る活動を推進しています。
2025年に発表した「SUBARU2025方針」の実現をより確実に進めていくために、リスクマップを活用するなどリスクマネジメントの一層の強化を進めています。
さらに、SUBARUグループの重点リスク低減に向け、それぞれのリスク分野を担当するリスクオーナー主導のもと、大規模な地震を想定した全社BCP体制の整備・充実と訓練の実施による対応力の強化や、サイバーセキュリティについては、従来の取り組みに加え、CISO(最高情報セキュリティ責任者)を任命し、サイバーセキュリティ委員会の立ち上げによるサイバーリスク対応体制の強化などに取り組み、リスクマネジメント・コンプライアンス委員会で定期的なフォローを行っています。
加えて、各部門のリスクマネジメント活動の推進実務担当者向けに、最適なリスク管理とその実効性向上のためのリスクマネジメント研修を実施し、リスクリテラシー向上を図っています。また、海外の重要な子会社との連携を一層強化し、グローバルなリスクマネジメント活動を推進しています。