考え方

SUBARUグループは、社会貢献方針に「社会貢献を企業風土として根づかせ、真に心のこもった活動を行いたい」という考えを織り込み、輸送機器メーカーとして果たすべきと考える重点取り組み4分野として「地域活動」「環境」「交通安全」「スポーツ・文化」を柱に活動を推進しています。
2019年度には、CSR重点6領域と同様に社会貢献の取り組みにおける2025年のありたい姿を設定しました。これにより、中期経営ビジョン「STEP」で掲げた「笑顔をつくる会社」に向けてより一層取り組みを推進していきます。
なお、現時点の課題として、従業員における社会貢献意識をさらに高める必要があると認識しています。従業員参画型取り組みの強化やグループ会社との連携などを通じ、SUBARUグループ全体で意識醸成を図っていきます。
また、新型コロナウイルス感染症など、パンデミックの発生は社会貢献の取り組みを行う上でのリスクとして捉えています。そのような状況下においては、参加者の安全を第一に考え、取り組み内容の変更や感染予防対策の実施など、関係者と協議のうえ、柔軟に対応していきます。


社会貢献方針

  1. 私たちは、科学技術やのりもの文化の発展、交通安全の普及に貢献します。
  2. 私たちは、モノづくりの楽しさ、大切さや尊さを知る、人づくりに貢献します。
  3. 私たちは、私たちが活動する地域の発展に貢献します。
  4. 私たちは、一人ひとりもよき市民として、社会に貢献することを互いに応援します。

2005年3月制定

社会貢献重点取り組み4分野

2025年のありたい姿

  1. SUBARUグループに重点4分野選定の背景や成り立ちが理解され、浸透している。
  2. SUBARUグループで重点4分野の関連性を意識した活動が展開されている。
  3. SUBARUグループで働くすべての従業員に社会貢献意識が醸成されている。

体制

SUBARUでは、社会貢献をSUBARUグループの企業風土として根付かせ、ステークホルダーに信頼される企業となることを目指し、社会貢献活動を推進していくために社会貢献委員会を設置しています。委員会には各事業所長が参画し、社会貢献の取り組みの推進を図っています。また、部門を横断した企画部会を設置して全社活動の企画立案、活動準備、実施、評価、見直しを協議・検討しています。委員会は年2回開催し、SUBARUグループにおける活動の実績や課題をとりまとめ、改善を行い、活性化を図っています。

社会貢献委員会
社会貢献委員会 体制図

取り組み

地域活動〈国内〉

地域の皆様とのコミュニケーション(群馬製作所、宇都宮製作所)

SUBARUでは、工場や寮・社宅に隣接している地域住民の皆様と日頃からコミュニケーションを図り、地域に開かれた企業を目指しています。
群馬製作所では、毎月、隣接行政区代表のご自宅を訪問し情報交換を実施、現況や環境の取り組みについて説明しています。工場視察会(年1回)については、2022年度は新型コロナウイルス感染症予防から中止しました。しかし、工事で騒音、振動などの発生可能性がある場合、隣接する住民の皆様にはご自宅を訪問し説明するとともに、周辺住宅へはポスティングを実施し、事前に周知しています。また、工事期間中も定期的に訪問し、状況を確認しています。
宇都宮製作所では、地域で実施しているイベントなどを通じて地域の皆様とコミュニケーションを図ることに加えて、騒音や振動を伴う工事について地域住民の方々にご理解をいただけるよう、事前に地域の自治会へのご相談を行っています。また、場合によっては、近接エリアを対象に、住民の皆様に直接お知らせすることも実施しています。

工場見学の受け入れ(群馬製作所、宇都宮製作所)

群馬製作所

主に小学生の社会科見学の一環として、工場見学の受け入れを実施しています。2020年11月からは新型コロナウイルス感染症対策のため、リモート型見学のみの対応としていましたが、2022年度より県内小学校を対象に来場型見学も再開しました。その結果、リモート型見学では11,979人、来場型見学では4,918人の児童が参加しています。SUBARUのクルマづくりや工場設備を見学でき、児童だけでなく先生方からも好評をいただいています。


工場見学パンフレット
リモート工場見学
宇都宮製作所

近隣の小学校が社会科学習の一環で実施している「まち探検」に参画し、毎年約15人の児童を受け入れています。展示機を見学しながらの航空機の説明や、リサイクルの推進、低燃費のためのモノづくりなど環境にやさしい製作所の活動の様子を紹介し、子どもたちの社会への興味や関心を高める機会づくりをしています。

教育機関への講師派遣(群馬製作所、宇都宮製作所)

群馬製作所

2022年度より近隣の小・中・高等学校に対し講師を派遣しています。SUBARUの事業紹介や、「笑顔をつくる会社」に向けた取り組みのほか、講師が現在の仕事に就いた背景などを説明し、児童・生徒たちは熱心に耳を傾けていました。

講師派遣
宇都宮製作所

2021年度より公益社団法人栃木県経済同友会主催の「講師派遣事業」に賛同しており、2022年度も宇都宮製作所所長が講師として地元の宇都宮市立陽南中学校に派遣されました。在校生徒に向けて製作所の事業活動を紹介したほか、働くうえでの大切なポイントなどを話しました。
また、栃木県公立学校新規採用教員選考試験における面接委員として従業員9人を派遣しました。

講師派遣

地域清掃活動実施(群馬製作所、東京事業所、宇都宮製作所)

SUBARUでは地域貢献活動の一環として、事業所を置く地域の清掃活動を定期的に実施しています。
2022年度は、中止または新型コロナウイルス感染拡大に十分に配慮したうえで規模を縮小して実施しておりますが、宇都宮製作所では、とちぎ国体メイン会場となる「カンセキスタジアムとちぎ」の場内清掃ボランティア活動を行いました。今後も地域社会の一員として、美化活動に積極的に取り組み、地域の環境保全を推進していきます。

清掃活動を行う従業員(宇都宮製作所)

地域と共に進めるSDGs(宇都宮製作所)

宇都宮製作所では、栃木県が推進する「とちぎSDGs推進企業登録制度」に2021年3月に登録しました。「とちぎSDGs推進企業登録制度」とは、栃木県がSDGs達成に向けた企業の主体的な取り組みを促進することを目的に、県内において事業活動を行う企業などが「環境」「社会」「経済」の3側面で宣言した内容について登録する制度です。
今後は、活動を積極的に進め、事業所の成長を地域の成長へとつないでいきます。

とちぎSDGs推進企業登録マーク

地域イベント(群馬製作所、東京事業所、宇都宮製作所)

SUBARUは事業所が隣接する地域の皆様とより良い関係を構築していくために、敷地内や地域の公共施設においてイベントを開催もしくはプログラムを出展し、地域の皆様をお招きしています。
2022年度は新型コロナウイルス感染拡大に最大限の注意を払いながら、地域の皆様にご理解を頂き、実施可能と判断したイベントについては積極的に開催しました。

・プロジェクションマッピングイベントの開催(群馬製作所)

群馬製作所の矢島工場内の壁に、プロジェクションマッピングを投影するイベント「ハッピースマイリープロジェクト」を開催しました。従業員約50人が有志として企画・運営に参加し、当日は地域の子ども達が描いた絵を投影するなど、多くの来場者に笑顔と感動を届けました。

工場内でのプロジェクションマッピング
・モノづくり教室開催(東京事業所)

SUBARUはSUBARUテクノ株式会社と協力して、事業所のある三鷹市内の小学生向けに「スバルものづくり教室」を開催しています。実際に自動車の模型をつくり走らせることで、二輪駆動(2WD)車と四輪駆動(AWD)車の仕組みや走り方の違いなどを体験してもらいます。大変好評なイベントであり、毎年、募集数を超える応募をいただいています。
2022年度は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で3年ぶりの開催となり、感染防止対策を行いながら実施しました。今後も多くの子どもたちにモノづくりの楽しさや大切さを伝えていく活動として継続していきます。

四輪駆動と二輪駆動の違いを勉強
・SUBARU夏祭りを開催(宇都宮製作所)

宇都宮市陽南第二公園にて「SUBARU夏祭り」を3年ぶりに開催し、地域の皆様をはじめ従業員の家族、OB関係者など約2,500人が来場されました。2022年度は新型コロナウイルス感染予防対策として入場者の全数抗原検査実施、飲酒禁止、イベント時間短縮などの対応を行ったうえで、来場者に安心して楽しんでいただけるイベントとして開催しました。

SUBARU夏祭り
・恵比寿文化祭への出展(本社)

地域社会とのつながりをより一層深めたいと考え、2019年より「恵比寿文化祭」に出展しています。出展内容は、SUBARUの森林保護活動の過程で出る間伐材を使った楽器作りや二輪駆動(2WD)車と四輪駆動(4WD)車の走り方の違いを体験できるワークショップ、地球環境保護活動とSUBARUのブランドロゴである星をテーマにした星空観賞などで、毎年工夫を重ね、参加者が楽しめるプログラムを出展しています。今後も地域社会の一員として、恵比寿の活性化に貢献できるよう取り組んでいきます。

恵比寿ガーデンプレイスをメイン会場として、恵比寿にゆかりのある方々や恵比寿を拠点とする団体・企業でつくりあげるイベント。
「恵比寿文化祭」SUBARUブース

使い捨てカイロの寄贈(東京事業所)

東京事業所の災害備蓄品として保管している使い捨てカイロのなかで、使用期限の迫った2,640個を三鷹市役所へ寄贈し、三鷹市シルバー人材センター等で活用されました。この取り組みに対し、三鷹市長より感謝状が授与されました。

感謝状の授与

「宮っこの居場所」へ物品寄付(宇都宮製作所)

支援を必要とする子供たちをサポートする宇都宮市の活動「宮っこの居場所づくり」に賛同し、廃棄予定であった食堂のテーブル・椅子を支援団体へ寄付しました。(5団体合計:テーブル14台、椅子43脚を寄付)

テーブル、椅子の寄付

2022ジャパンカップサイクルロードレースへのイベントブース出展(宇都宮製作所)

宇都宮市で開催された「2022ジャパンカップサイクルロードレース」において、会場となった宇都宮市森林公園にSUBARUイベントブースを出展しました。地元企業としてイベント活性化および航空宇宙事業の紹介を目的として、事業活動ならびにCSRの取り組みについてのパネル展示、新多用途ヘリコプター「SUBARU BELL 412EPX」の模型展示をしました。

SUBARUイベントブース

自衛隊栃木地方協力本部より感謝状授与(宇都宮製作所)

自衛隊との意見交換を通じ航空機に関する双方の理解を深めることで防衛基盤の安定拡充に寄与したほか、隊員研修の受け入れによる自衛隊の任務遂行に貢献したことに対し、感謝状が授与されました。

感謝状の授与

災害対策

・訓練場所の提供(東京事業所)

東京消防庁内の全消防署を対象に実施された総合震災消防訓練において、三鷹・武蔵野地区の訓練会場として東京事業所内の一部施設・場所の提供を行いました。消防業務の推進に貢献したことに対し、東京消防庁より感謝状が授与されました。

消防訓練
・宇都宮市との災害時協定締結(宇都宮製作所)

宇都宮市と「災害時における施設の使用に関する協力協定」を2021年10月に締結しました。
本協定は、宇都宮市内に風水害が発生した場合において、洪水浸水想定区域内に在住する市民が所有する車両を、あらかじめ一時的に避難させる場所として宇都宮製作所内の駐車施設を開放するものです。本製作所は、宇都宮市より2019年6月に「防災協力事業所」として、災害時の人材や物品支援協力など、地域の防災活動に協力する事業所として正式に登録されています。

災害協定締結時
宇都宮製作所所長(左)、宇都宮市長(中央)、株式会社カンセキ代表取締役社長(右)

地域活動〈海外〉

教育機関への学用品提供の支援(Subaru of America, Inc.)

Subaru of America, Inc.(SOA)は、非営利団体「AdoptAClassroom.org」とパートナーシップを結び、SUBARU販売店と共に、支援を必要とする学校や困難な状況に置かれている学生への学用品提供を支援しています。事業所を置くカムデン市における活動では、2022年度同団体を通じて公立学校7校へ筆記用具などの学用品購入を支援しました。また新学期に向けた教室整備を支援するイベントを開催し、115人の従業員ボランティアを11校の公立学校に派遣しました。
2022 Corporate Impact Report 「Subaru Loves Learning」
Subaru Loves Learning – Subaru

教室整備の支援

Subaru of America, Inc.(SOA)における取り組み 「The Subaru Love Promise」

SOAでは、ステークホルダーへの愛と尊敬の念を示し、それを行動に移していくことが、社会と私たちSUBARUグループのサステナビリティであると捉えています。この実現に向けたビジョン「The Subaru Love Promise」を掲げ、「more than a car company」、つまり、自動車会社を超えた存在になるために、5つのPromiseの実行によりステークホルダーから信頼を得て、誠実さと思いやりを提供していくことで、期待を超えることを目指しています。
The Subaru Love Promise | More Than a Car Company


5つのプロミス

SUBARU Loves the Earth SUBARU Loves to Care SUBARU Loves to Help SUBARU Loves Learning SUBARU Loves Pets

「Engineers Day」への協賛(Subaru of Indiana Automotive, Inc.)

Subaru of Indiana Automotive, Inc.(SIA)は、インディアナポリス子供博物館で開催された「Engineers Day」のスポンサーを務めています。当日は科学と工学を通じて課題を解決する体験型教室が開催されSIAからも従業員ボランティアを派遣しました。

「Engineers Day」

ボーイ・スカウトイベントへの協賛(Subaru of Indiana Automotive, Inc.)

Subaru of Indiana Automotive, Inc.は、ボーイ・スカウト・オブ・アメリカ・サガモア協議会が主催する子供向けイベント「パインウッドダービーレース」のスポンサーを務めました。子供たちは木のブロックとプラスチックの車輪を含むキットから模型車を製作し、レースで競い合いました。

模型車によるレース

環境〈国内〉

「SUBARUの森」活動

SUBARUは、2017年度から「SUBARU環境方針」の「自然との共生」を具体化した、生物多様性の保全に直結する「SUBARUの森」活動に取り組んでいます。
SUBARUと関係の深い北海道美深町、群馬県、栃木県宇都宮市と連携し、森林整備への支援、植樹活動への参加、森林整備時に発生する間伐材の利活用などに取り組んでいます。美深町との取り組みにおいては、2021年度から毎年J-クレジットを購入しています。また、SUBARUは「企業版ふるさと納税」の制度を活用して、2019年度から、3年間で300万円の寄付を2回行い、北海道が実施する「おいでよ!天空の園・松山湿原の森プロジェクト」を通じて同湿原の木道整備事業などをサポートしています。多年にわたり松山湿原の環境保全と魅力向上の取り組みへの支援を行い、北海道の地域振興に大きく寄与したことが認められ、北海道知事より感謝状が授与されました。

美深町内に所在する日本最北の高層湿原(標高797m)。シダ植物やコケ植物など約200種の特徴ある植物が生息していることから、環境省が「日本の重要湿地500」の一つに選定。また、美深町、北海道上川総合振興局およびSUBARUは、2019年に「『美深町内の森林環境保全』に関する連携協定」に調印。

生物多様性 「SUBARUの森」
北海道知事からの感謝状

間伐材を使用したバイクラックの寄贈(群馬製作所)

群馬製作所では、2022年3月に群馬県へ「SUBARUふれあいの森 赤城」の間伐材を使用したバイクラック10台を寄贈しました。寄贈したバイクラックは群馬県内の森林公園を中心に設置され、公園を訪れるサイクリストに役立てていただいています。

バイクラック寄贈

不要シューズのNPO団体への寄付(群馬製作所)

群馬製作所では、ランニングイベント「八王子丘陵ファントレイル in OTA」に協賛しています。イベント参加者に「まだ履けるけど、履かなくなった靴」の提供を呼びかけ、71足のシューズを回収。回収したシューズをリサイクルし、支援を必要とする子どもを支える海外のNPO団体へ寄付しました。

不要シューズの回収

出前授業の実施(宇都宮製作所)

宇都宮製作所では、子どもたちの環境や航空分野への興味・関心を高め、環境意識の向上や将来の職業選択の一助になることを目的に、小・中学校への出前授業を2006年度より行っています。講話や実験を通して、子どもたちに地球温暖化の仕組みと防止の意義や、飛行機の飛ぶ仕組み、環境に配慮したモノづくりなどについて考えてもらう内容となっています。2022年度も子どもたちの安全を考慮し、学校を訪問することは極力自粛し、リモートでの開催もしました。活動開始からの参加人数は宇都宮・半田地区を合わせて334校(21,784人)となり、地域に定着した活動となっています。

出前授業
出前授業

環境〈海外〉

Subaru Park Zero Landfill(Subaru of America, Inc.)

米国のMajor League Soccer(MLS)に所属するサッカーチームPhiladelphia Unionと、2020年よりパートナーシップを結んでいます。チームスタジアムをSubaru Parkと名づけ、MLSのスタジアムのなかで最初の埋め立てゼロのスタジアムです。サステナビリティの取り組みの一つとして、スタジアムで行われた有機栽培の企画には70人を超えるボランティアが参加し、ペンシルベニア州のChesterにて行うSubaru Park Garden for Goodをつくりました。2022年には、8,000食相当にあたる約2,000ポンドの果物や野菜を地元のフードバンクへ寄贈しました。また、357,480ポンドのゴミを埋め立てから防ぎ、半分がファンの手によってリサイクルされています。

Subaru Park Zero Landfill

交通安全

交通安全啓発活動(群馬製作所)

群馬製作所では、全国交通安全週間に合わせて、SUBARU硬式野球部が太田市に拠点を置くプロバスケットボールチームと合同で、東武鉄道と太田警察署の協力のもと、太田駅や太田市韮川駅にて交通安全啓発活動を実施しました。「危険です!ながらスマホ」をテーマに、通勤通学で駅を利用する方と挨拶を交わしながらオリジナルティッシュを配布しました。また、太田市内通学路の電柱に、交通安全の看板設置を行う取り組みを2018年度より開始しました。2022年4月現在では合計29枚の看板を設置し、地域市民の交通事故防止に努めています。

駅での交通安全啓発活動
電柱への看板設置

安全運転管理者協議会活動(宇都宮製作所)

宇都宮製作所では、栃木県安全運転管理者協議会の活動に取り組んでおり、宇都宮南地区における交通安全啓発活動の一環として、工場隣接地域の自治会や宇都宮南警察署と協力し、地域の交通安全活動に貢献しています。
宇都宮製作所所長の戸塚は、永年にわたり宇都宮南地区の安全運転管理者協議会長として安全運転管理業務に尽力した事に対し、2022年3月に宇都宮南警察署長より感謝状が授与されました。

協議会の活動
表彰式

交通事故への注意を促す下敷きの配布(福島スバル)

福島県内の新入学児童全員に、交通事故へ注意を促す下敷きを配付する福島放送主催の取り組みに賛同し、地域の交通安全活動に協力しました。

交通安全を呼び掛ける下敷き
(表裏)

高年齢ドライバー向け安全運転サポート車体験会への協賛(神奈川スバル)

神奈川県警と損害保険会社が教習所で開催した「安全運転サポート車体験会」に協賛し、車両を貸与しました。地域の高年齢者を対象に体験会を2回開催し、計約50人が参加。実際の車両による運転支援システムの紹介や講義を実施しました。

安全運転サポート車体験会

スポーツ・文化〈国内〉

SUBARU陸上競技部と硬式野球部の選手による子どもたちの指導

大泉町スバル運動公園にて、公益財団法人大泉町スポーツ文化振興事業団主催の「もっと速く走れる!走り方教室」が開催され、SUBARU陸上競技部から5人の選手と1人のコーチが講師として参加しました。大泉町の小学生約40人が走りの基本動作や実践的なトレーニングを学びました。
また、上毛新聞敷島球場にて群馬県高等学校野球連盟主催の「群馬県高校野球技術強化講習会」が開催され、SUBARU硬式野球部の選手が講師として参加しました。群馬県内の高校野球部員を対象に、ピッチングやバッティング等の実践的な指導を行い、参加者は真剣な表情で受講していました。

陸上教室
野球教室

日本ライフセービング協会への「ライフセーバーカー」の提供

SUBARUは、JLA※1が実施する「水辺の事故ゼロ」を目指す活動をサポートするため、海水浴場での監視活動や救助機材の運搬に使用するための車両を「SUBARUライフセーバーカー」として提供しています。2020年度に神奈川県、千葉県、静岡県で提供を始めたのを皮切りに、2022年度は活動エリアを全国27都道府県の海岸に拡大。SUBARU販売特約店23社※2から29台の車両を提供し、夏場の海岸のパトロールや救難・救助に貢献しました。
なお、2022年度からは、JLAの公式オフィシャルパートナーとして支援の幅を広げ活動をしています。

※1
公益財団法人 日本ライフセービング協会
ホームページ
※2
北海道スバル(株)、岩手スバル自動車(株)、宮城スバル自動車(株)、山形スバル(株)、福島スバル自動車(株)、新潟スバル自動車(株)、北陸スバル自動車(株)、千葉スバル(株)、東京スバル(株)、神奈川スバル(株)、静岡スバル自動車(株)、名古屋スバル自動車(株)、京都スバル自動車(株)、兵庫スバル自動車(株)、広島スバル(株)、山陰スバル(株)、岡山スバル自動車(株)、山口スバル(株)東四国スバル(株)、福岡スバル(株)、大分スバル自動車(株)、南九州スバル(株)、沖縄スバル(株)

車両引き渡し式

スポーツ競技団体・スポーツイベントの支援

SUBARUは、全日本スキー連盟、日本カヌー連盟、日本自転車競技連盟の活動に対し、公式スポンサーとして活動を支援するほか、ニューイヤー駅伝や東京マラソンなどのスポーツイベントに運営車両を提供しています。

とちぎ国体支援活動(宇都宮製作所)

とちぎ国体およびとちぎ大会にて配布するハンドタオルを製作する為、栃木県に事業所がある宇都宮製作所およびスバル研究実験センターに古布収集箱を設置しました。従業員から約1か月間で衣類約54kgが集まり、栃木県へ寄付しました。

古布の寄付

クリスマスコンサートの協賛(本社)

東恵比寿商栄会主催の「たこフェス クリスマスコンサート」がEBiS303(エビススバルビル)にて開催されました。2016年から始まり今回で7回目を迎えた本イベントは、地域の方々と企業が一体となって入場無料で開催されており、SUBARUも地域の一員として協賛しています。2022年度も新型コロナウイルス感染症対策徹底のもと、プロのオーケストラによる迫力ある素敵な演奏を283人のお客様にお楽しみいただきました。

クリスマスコンサートでの演奏

「STIサーキットドライブ」の開催(スバルテクニカインターナショナル)

SUBARU車を所有するオーナー様を対象に、参加型モータースポーツを通じて得られる学びや成長を生きる喜びにつなげることを目的に毎年開催しています。Web募集の結果、およそ100台のクルマが一堂に会し、クルマの愉しさを体感するだけでなく、プロドライバーを講師として招くことで正しいドライビングポジションや目線、ペダルワーク(アクセル、ブレーキ)などの運転マナーや安全についての講習を実施しました。


サーキットを使用した運転講習

スポーツ・文化〈海外〉

野外映画鑑賞イベントの開催(Subaru Canada, Inc.)

Subaru Canada, Inc.では、SUBARU車を所有するお客様を対象として、ドライブインの映画鑑賞イベントを実施しています。2022年度は約200台の車両が参加し、映画鑑賞を楽しみました。参加者からはSUBARU車ユーザーの交流を深められるイベントとして好評いただいています。

ドライブインの映画鑑賞イベント

新型コロナウイルス感染症への対応

感染者搬送用飛沫循環防止車両を寄贈(群馬製作所)

2022年7月に、群馬製作所の技術本部が開発した感染者搬送用飛沫循環防止車両を、太田市消防本部へ寄贈しました。搬送用車両は、運転席と後部座席を透明の特殊フィルムで仕切り、常時運転席側を加圧することで後部座席の感染者からの二次感染を防止しています。また3Dプリンターで部品を作り、運転席のエアコンの風を後部座席へ送れるようにし、安心・快適に患者を搬送できる工夫をしました。

車両寄贈

職域接種の実施(群馬製作所、宇都宮製作所、本社)

新型コロナウイルス感染症のワクチン接種にあたり職域接種を実施し、地域医療機関のワクチン接種負荷を軽減しました。

余剰素材を活用し製作したパーテーションの栃木県庁・医療機関への寄贈(宇都宮製作所)

製品をつくる過程で余った、軽量で丈夫なカーボン素材・ガラス繊維を活用してパーテーションを製作し、2021年度に引き続き栃木県庁、栃木県内医療機関へ計48セットを寄贈しました。これらの活動が評価され2022年7月栃木県知事より感謝状が授与されました。

寄贈したパーテーション
感謝状の授与

寄付・ボランティア活動、その他〈国内〉

従業員ボランティア表彰制度

「社会貢献を企業風土として根づかせ、真に心のこもった活動を行いたい」との考えから、従業員一人ひとりのボランティア活動への参加や社会貢献活動への意識向上を目的に、ボランティア表彰制度を設けています。
本表彰は毎年実施しており、社会貢献委員会にて審議し、応募者のなかから受賞者を決定します。第18回にあたる2022年度は、より多くの従業員が応募しやすい形式に表彰制度の見直しを図り、スポーツ指導員や国体ボランティア、献血、人命救助など多岐にわたる取り組みの応募がありました。受賞者は「何か世の中のためになることはできないか」「もっとこの活動を知ってほしい」といった想いを持って取り組んでいます。

従業員参加型寄付制度

SUBARUでは福利厚生メニューを活用して従業員が寄付できる制度を導入しており、災害発生時には被災地支援のための特別窓口を設置して気軽に寄付に参加できる環境を整えています。

トルコ南東部を震源とする地震による被災地域への支援

SUBARUは2023年2月に発生したトルコ南東部を震源とする地震による被災地域への支援として、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)に支援金10万ユーロを寄付しました。また、より幅広い支援に繋げるため、福利厚生メニューを活用した寄付方法に加え、国内グループ企業および販売特約店を含めた従業員を対象とする「SUBARUグループ従業員専用Web募金箱」を開設し、従業員寄付として公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンに寄付をしました。また、従業員寄付に対するマッチングギフトとして、SUBARUからは同額以上をUNHCRに寄付しました。

東北復興応援フェスタ(本社、東京事業所)

SUBARUでは、東日本大震災からの復興支援を目的に経団連が開催する「東北復興応援フェスタ」に参加しています。「従業員が直接参加できる活動」をコンセプトに、甚大な被害に遭われた岩手、宮城、福島の3県と一緒に社内イベントを開催しています。2022年度は、本社、東京事業所において社内販売会を行い、各県の特産品販売に協力するとともに、復興状況や観光誘致などの情報発信の場を提供しました。
また本社、東京事業所、群馬製作所の社員食堂で東北産の食材を使用した特別メニューを提供しました。


SUBARU社内販売会
東北産の食材を使用したメニュー

商品化権を活用したチャリティバザーの実施による慈善団体への寄付(東京事業所、宇都宮製作所)

知的財産部では、2014年度より地域イベントや社内のバザーにて商品化権を活用したチャリティバザーを実施しています。SUBARUのミニカーなどを販売するメーカーより受領したサンプル品をチャリティバザーにて販売し、その売上金を交通遺児支援団体へ寄付しています。
2022年度は宇都宮製作所で2回、東京事業所で1回実施し、売上金を寄付しました。また、2023年5月にも宇都宮南警察署などが主催する交通安全イベントでチャリティバザーを実施しており、その売上金を寄付しています。

社内チャリティバザー

公衆衛生学産業保健実習の受け入れ(宇都宮製作所)

栃木県内大学より依頼を受け、「公衆衛生学産業保健実習」の産業保健について講義を実施しました。2022年6月に獨協医科大学看護学部、同年11月に自治医科大学看護学部を受け入れました。

産業保健に関する講義

福島ロボットテストフィールドに無人ヘリコプター「RPH-2」寄贈(宇都宮製作所)

農薬散布や火山観測に活躍した大型無人ヘリコプター「RPH-2」を地域の学生の社会教育に活用するために福島県に寄贈。公益財団法人福島イノベーション・コースト構想推進機構が運営する福島ロボットテストフィールドにて展示されました。

無人ヘリコプター「RPH-2」

寄付・ボランティア活動、その他〈海外〉

「The Subaru Share the Love Event」の実施(Subaru of America, Inc.)

Subaru of America, Inc.では、SUBARU販売店で購入またはリースされた新車のSUBARU車1台につき、250ドルを非営利団体などに寄付する活動「The Subaru Share the Love Event」に毎年取り組んでいます。この活動により、過去15年間で2億5600万ドル以上を寄付しています。
The Subaru Share the Love Event – Subaru

献血活動(Subaru of Indiana Automotive, Inc.)

Subaru of Indiana Automotive, Inc.(SIA)は、1991年から毎年2回の献血活動を行っており、2022年度は799ユニットの血液を寄付し約2400人の命を救うことに貢献しました。SIAは30年以上にわたり、インディアナ州内80か所以上の病院に対し約16,000ユニットの血液を提供しています。

献血を行う従業員

山岳地域などへのリサイクル衣服寄付
(Subaru of China, Ltd.)

Subaru of China, Ltd.(SOC)は、労働組合主催で、山岳地域など支援を必要とする地区の方々に対して家で不要になった衣服を回収し寄付する活動を実施しました。SOC従業員27人から合計484点の衣服を回収して寄付しました。

衣服の寄付

デトロイト日本商工会への寄付
(Subaru Research & Development, Inc.)

Subaru Research & Development, Inc.は、ミシガン州の日本企業団体デトロイト日本商工会(JBSD)へ2020年度より寄付を実施しています。寄付金は、奨学金や文化活動へ使われています。例年、年4回寄付の機会がありますが、2022年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により3回の寄付となりました。