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技術
自動車は人のためにある。お客様の笑顔のために、SUBARUでは独自の技術開発を進めています。お客様の人生を想い、必要なことを考え、実践する。「独創」をキーワードにした、SUBARUらしさの詰まった技術を紹介します。
本質と合理性を追求する
安全に、快適に、そして速く走ること。そんなクルマの本質的な目標のために、SUBARUは常に最高の性能を追求し、合理的で無駄のない設計を行っています。すべての人に、すべての道で、深い安心と愉しさを提供するために。私たちは、革新のテクノロジーを磨き続けていきます。
水平対向エンジンとは、ピストンが左右に並んで配置されることにより、エンジンの全高を低くできるため、低重心化が可能になり、車両の操縦性が向上します。また、水平対向エンジンは、シリンダー同士の干渉が少ないため、バランスがよく振動が少ないという利点もあります。これにより、エンジンの耐久性が高くなり、快適性や燃費の向上にもつながります。SUBARU独自のAWD(四輪駆動)システム、ボクサーエンジンなど、SUBARU車は優れた走行性能や高い安全性を実現しており、四輪駆動車やスポーツカーなどの分野で高い評価を得ています。また、SUBARU車は日本の自動車メーカーの中でも水平対向エンジンを主力とする唯一のブランドであり、独自の技術により多くのファンを獲得しています。
SUBARU独自の4輪駆動システム、シンメトリカルAWD。その最大の特徴は、水平対向エンジンを核としたパワートレーンが、左右対称・一直線にレイアウトされているということです。この基本レイアウトは4輪にバランスよく荷重がかかるため、タイヤの接地性をしっかりと確保できます。つまり4輪に配分されたトルクを無駄なく発揮できる=4輪駆動のポテンシャルを最大限に引き出せるので、雪道や泥道などの悪路から、雨に濡れた道、高速道路まで、さまざまな道を安定して駆け抜けることができるのです。またシンメトリカルAWDは、重量物であるトランスミッションが車体の重心近くに配置されています。しかもエンジンは「軽量・コンパクト・低重心」な水平対向エンジン。この優れた重量バランスにより、コーナリングやブレーキング時も慣性モーメントが小さく、軽快なハンドリングを愉しめるほか、車体が揺れにくいので乗り心地もよく、快適なドライブを愉しめます。「どんな道や環境でも、乗る人すべてが変わらない安心と愉しさを感じられる」。シンメトリカルAWDは、そんなSUBARUの理想を叶える、独創的かつ合理的なコアテクノロジーなのです。
それは、SUBARUが培ってきた知見や技術力をすべて結集させた、次世代のプラットフォームです。走り出した瞬間から、街の交差点、高速道路、ワインディング、さらには雨や雪、風の強い日などの悪環境まで。スバルグローバルプラットフォームなら、道や天候を選ばず、乗る人すべてが気持ちの良いドライブを愉しめます。SUBARUの理想を叶えるこの新たなコアテクノロジーは、乗る人の安心と愉しさを深め、クルマのある人生をより豊かなものにしていきます。
SUBARUの走りの愉しさは、独創のコアテクノロジーを磨き続けると同時に、ドライビング性能を制御する先進デバイスの搭載によって、さらに高められています。いつまでも運転していたい。もっと遠くまで行きたい――そんなクルマが持つ本質的な歓びを提供するために。SUBARUはさまざまな角度から、走りの愉しさを追求しています。
SUBARUは、クルマの本質である走りの愉しさを追求する一方、環境に対する高度な取り組みも行っています。絶え間ない技術革新によって効率を高めたパワーユニットや、エコドライブを促すさまざまなデバイス、e-BOXERなど次世代の電動化技術、電気自動車のためのテクノロジーであるe-スバルグローバルプラットフォーム。それに加え、生産・物流における省エネルギー化など、製造における環境負荷低減も積極的に推進しています。お客様に、走りや安全性だけでなく、環境性能からも「安心と愉しさ」を感じていただくために。私たちは、クルマづくりそのもののレベルを高めています。
全方位から安全を考える
航空機メーカーをルーツに持つSUBARUは、何よりも“安全”を優先します。SUBARUは、顧客のニーズや法規制、テクノロジー開発などの要素に加えて、長年にわたって築いてきたブランド価値を守り、安全性能に重点を置いた自動車メーカーとしてのイメージを維持するため、安全性能の追求に取り組んでいます。
SUBARUの主要な予防安全技術であるアイサイトドライブアシストは、ステレオカメラを利用した衝突回避支援システムです。アイサイトは、前方の車両や歩行者を検知して、危険な状況が生じると自動的にブレーキをかけたり、車線を逸脱しないようにハンドルを補正するなどのアシストを行います。実際のところ、アイサイトの効果は非常に高く、日本自動車事故対策機構(NASVA)の調査によれば、アイサイト搭載車の事故発生率は、同じクラスの車両に比べて約60%低いとされています。
SUBARUの前身は航空機メーカーです。航空機はちょっとした操作ミスや判断ミスが大事故につながるため、“そもそも事故を起こしにくい”設計になっていることが求められます。その安全思想を受け継ぐSUBARUは、まずカタチや操作系といったクルマの基本的な設計を工夫。ドライバーが運転以外のことに気を遣うことのないよう、見やすく、使いやすく、疲れにくいドライビング空間を追求しています。
SUBARUにとって「走り」は、単に愉しみを提供するものではなく、安全を高めるための重要な要素です。万一の事故に遭遇したとき、安全に回避ができること。様々な天候や路面状況で、普段と同じような安定した走りができること。「走る・曲がる・止まる」というクルマの基本を磨くことは、もしもの時に思い通りにコントロールできる、安全で頼もしいクルマづくりにもつながっているのです。
SUBARUは、最初の量産車である「スバル360」の時代から、クルマが持つべき基本性能の1つに「安全」を据えてきました。まだ衝突安全という考え方そのものが浸透していなかった1960年代(日本における前面衝突時の保安基準が適用される30年近く前)から、歩行者保護をも含めた独自の衝突安全試験を実施していたのです。その半世紀以上に亘る取り組みは、「新環状力骨構造ボディ」や、乗員へのダメージを軽減するエンジンレイアウト、次世代プラットフォームなどに結実。乗員保護はもちろん、歩行者保護も視野に入れたSUBARUの衝突安全性能は、日本だけでなく世界中で高い評価を獲得しています。
全方位から安全性能を磨き上げてきたSUBARUの総合安全に、コネクティッド技術による「つながる安全」が加わりました。24時間365日、クルマとSUBARUがつながることで、万一のアクシデント時にさらなる安心をご提供します。
さらに未来を更新する
これまでスバルが培ってきた技術やノウハウと進歩し続ける最新のテクノロジーを掛け合わせることで、さらに未来のお客様の長く続く人生を彩っていく。SUBARUだけの一押しの技術を紹介します。
アイサイトXは、SUBARUの安全技術の進化版であるアイサイトの最新版です。アイサイトXは、ステレオカメラ方式の安全運転支援システムであり、アイサイトよりも高性能なカメラを採用しています。また、アイサイトXは、前方の車両・歩行者・自転車などの検知性能が向上しており、暗い道路でも機能するように改良されています。さらに、アイサイトXは、車線逸脱警報や先行車発進お知らせなど、新しい機能が追加されました。
スター・リンクは、SUBARUが提供する車両情報システムで、車両の情報を管理するためのセンターとして機能します。の最大の強みは、その包括的な機能性と高度な利便性です。スター・リンクにより、ドライバーは、リアルタイムの交通情報にアクセスし、最適なルートを選択できます。また、音楽ストリーミングサービスにより、ドライバーは愛車で快適なドライブを楽しむことができます。
さらに、故障診断機能により、車両の状態を常に把握することができ、緊急時にはSUBARUの緊急対応センターに簡単に連絡することができます。そして、車両の盗難から保護するために、車両追跡機能が利用できます。
これらの機能は、ドライバーにとって非常に便利であり、より安全なドライビングを実現するための重要なツールとなっています。