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INTERVIEW 06 /
AUTOMOTIVE

企業利益の礎となる
原価を“作り込む”。

H・M

第二原価開発部
2008年入社

ノスタルジックな記憶が誘った
自動車の世界。

鈴鹿サーキットでのレースを家族で観戦したのは幼少期。母親が自動車の運転が好きで、自宅にはモータースポーツの雑誌がいつもありました。だからでしょうか、私も小学生から車のエンジン構造といった専門的なことにまで興味がわき、本や映像を繰り返し見ては知識を集めていました。そんな環境も影響して、将来の夢は車に関わる仕事に就くことでした。SUBARUを選んだのは、強くてかっこいいからという少年時代からの憧れも理由の一つです。ラリーで見た強靭でスピーディーなSUBARU車の際立った姿が、心に刻まれていました。また就職活動において「一人に任せられる業務範囲が広い」と伺ったことで、とても興味がわきました。私の仕事選びは、漠然と“車が好き”という気持ちが基準だったので、チャレンジの幅があることは大きな魅力だったからです。満を持して自動車好きを自負しての入社だったのですが、すぐに考えを改めさせられました。というのも同期の中には私が足元にも及ばないほど、自動車に拘りを持つ人が大勢いたからです。レースに出場していたり、自分で車を分解して修理していたりする人もいました。愛車であるSUBARU車の内装をどうしてもより良くしたいと入社してきた後輩もいます。そういう意味においては「上には上がいる」と実感できる世界でした。

コストの視点から地道に築く
社内外との信頼関係。

車1台を作るにあたって、2、3万点の部品が必要だと言われます。SUBARUでは部品の多くは取引先から購入しますが、原価企画管理本部ではその部品のコストが「適正であるか」などの判断をします。取引先や社内の設計部門などと調整しながら、部品の適正な原価を考えることを私たちは“作り込む”と表現します。つまり「原価を開発する」から原価開発部という部署名であると考えれば、業務内容がイメージしやすいかもしれません。一見、複雑ではない仕事と考えられるかもしれませんが、原価を単純に決定できないのには、いくつも理由があります。たとえば低コストで部品製作が可能だという利点だけで、特定の取引先に偏った依頼はできません。それぞれの取引先が作る部品の特徴などを考慮し、将来のSUBARUに必要となる技術力を見据えて選択することも大切だからです。この場合、調達や設計の部署とも一緒に取引先やコストについて検討していきます。私たちは技術面の知識だけではなく、一歩引いて大局的な見地で適正な価格を作り込んでいるのです。もう少し付け加えると、設計担当であれば“品質”や“性能”という視点を優先して設計していきます。一方で私たちの部署では、さまざまな人たちの優先したい視点をいくつも考慮しバランスを取りつつ“コスト”の視点を重要視する立場といえます。そのためには社内はもちろん取引先とも一丸となれる双方向なコミュニケーションも必須です。私自身、取引先との協議を繰り返し複雑化してしまった部品の設計変更をこちらから提案したことがあります。結果的に改良できて原価が下がり、より良くなった部品を採用できた体験は忘れられません。地道に築き上げる良好な関係性が、より適正な価格を作り込む軸でもあるのです。

より深く本質を見極める
文理を問わないコンサル的仕事。

私たち本部の目標の一つは「SUBARUの原価開発に相談すれば、いいアイデアが出てくる」と言ってもらえるようになることです。実際に業務はコンサル的な内容でもあり、文系出身の人が配属されることも増えてきました。また20年ほど前にできた新しい部署なのですが、私が入社したときよりさらに原価を適正なものとする必要性が高まっていると実感しています。というのも以前は、濡れた雑巾を絞るような感覚で、簡単にコストを下げることも可能でした。

しかし近年は単純に安くできればいいというわけではなく、絞り方を再考してコストをかけるべきところはかける。この判断が非常に難しくなってきていて、私たちは自動車業界を俯瞰して捉え、情報をアップデートして取り組んでいます。さらに今後は会社全体にも「適正なコストであるか」と考えながら“モノづくり”をすることの重要性をより浸透させたい。なぜなら原価を適正に作り込むことは、会社の収益に直結するからです。それが一方的な押しつけにならないで、すべての人に気持ちよく業務を推進してもらえるために必要なスキルも今後は身につけていきたいです。

PROFILE

2008年入社。工学部機械工学科卒業。群馬にある原価企画管理本部第一原価開発部に配属。2010年に第二原価開発部に移動。2015年にアメリカの北米駐在で同じ原価開発部門に出向。2018年に帰国して群馬の車両原価企画部に。2019年4月から現職。週末は双子の息子たちのサッカーの試合観戦や家族でショッピングに出かける。

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