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INTERVIEW 02 /
AUTOMOTIVE

挑戦と経験で掴んだ
技術をベースに論じる力。

K・K

電動ユニット研究実験部
2012年入社

レンタカーを乗り比べ
心に響いたSUBARUへ。

大学ではメカトロニクスの研究をしていました。この学科の一期生である私が興味を持っていたのは、ロボットが人に寄りそうという研究で、イメージはいまのAIに近いでしょうか。当時は図面を書いて、電気回路を設計しプログラムを組み、動かすまでの一連の流れを全部やっていました。ただアンドロイドを完成させるには、まだまだ先が長いと気が付いて、就職は現実路線に切り替えました(笑)。SUBARUに入社した理由は二つあります。一つは、幅広く仕事をやっていきたかったから。ある大手自動車メーカーの方に話を聞いたとき、その企業自体の仕事のすそ野は非常に広いのですが、みなさん専門の領域に特化されていました。ステアリングの研究をして30年以上と聞いて、自分の希望する働き方とは違うと感じました。その点、SUBARUはいろいろな分野にチャレンジできる印象でした。もう一つの決め手は、車のヒューマンマシンインターフェイス。じつは自動車メーカーに就職を考えたとき、日本メーカーの車を全部試乗してみました。レンタカーで2週間ほどかけて乗り比べた結果、自分の感性に合った車が当時のレガシィでした。基本的な走行性などは大前提という中で、そのレガシィは視界が非常に良好でした。自動車はデザインや強度を重視したとき、どうしても視界が悪くなることがあります。私が学んでいた人間工学では重要なポイントなのですが、この車は人を中心に置いて作られていると思いました。では配属が人間工学などに関連する部署だったかというと、まったく違いました。故障診断と呼ばれる、車が故障した時に知らせる機能を開発している部署です。こうした診断機能を開発するためには、車全体を知らなければできません。ロボットなどを作る一連の流れをすべてやっていた大学時代の経験を買ってもらって配属されたのかもしれません。結果的には私が目指していた広範囲に及ぶ仕事に携われたという意味で正解でした。

アメリカで求められる
環境対策
法規を守って
より市場を広げたい。

2015年から3年間、トヨタ自動車に出向していました。今年で入社8年目ですが、記憶に残っている仕事です。トヨタ自動車に出向していた私が担当していたのは、2019年より北米で発売されたSUBARU初のプラグインハイブリッドである「SUBARU Crosstrek Hybrid」の故障診断開発です。環境規制に厳しい北米カリフォルニア州は、ZEV規制という環境政策が敷かれ、プラグインハイブリッドやEVなどの電動車の販売が義務付けられているエリア。日本より厳しい基準ですが、SUBARUにとってアメリカは主戦場でもあります。ところで私たちが守るべきカリフォルニア当局の法規は、さまざまな自動車メーカーに対応できるよう幅広い解釈が可能なものです。故障診断の開発はその法規に従って行うのですが、トヨタ自動車と私たちとでは法規の解釈も根付いた交渉のスタイルも異なりました。企業文化の違いは興味深く、面白かったですね。当時、この違いから学んだことは今も活かされています。たとえばトヨタ自動車は、約20年前からカリフォルニア州で電動車の販売を開始しており、電動車のトップランナーとして故障診断の法規に強く影響を与えています。一方、SUBARUは電動車の歴史が浅く、カリフォルニア当局への影響も限定的でした。しかし、カリフォルニア当局の審査官もエンジニアであるため、会社規模や歴史ではなく、技術をベースに理路整然と交渉すれば、きちんと相手に伝わることが分かりました。SUBARUに対して当局から質問が来ることがありますが、その際の回答役は私です。異なる社風で学んだ経験と自信を武器に、臆することなく技術論でカリフォルニア当局と交渉しています。

スペシャリストを量産して
お客様から信頼される車づくりを。

トヨタ自動車に出向して一番驚いたことは、技術や技能の残し方です。これまでのSUBARUは比較的少人数で開発を行ってきたため、技術の伝承は上司と部下が顔を合わせながらOJTで進めてきました。しかし、最近は会社規模が急に成長しており、従来の方法ではカバーできない事があります。例えば故障診断開発では求められる知識や能力が広く、従来の育成方法では育成人数が限られます。そのため、会社の成長に伴って「あの人に聞かないと分からない」といったスペシャリストに開発を依存するシーンが増えています。限られたスペシャリストだけに依存していては、将来的に行き詰まります。

そこで、出向経験を活かして、属人的な業務プロセスからの脱却を目指し、1年かけて故障診断開発に関わる業務を網羅したガイドラインを作成。ガイドラインを作るだけでなく、初心者には教えながら読み合わせする勉強会を開いて、スペシャリストを増やすことにチャレンジしています。こうした取り組みにより、故障診断の対応のクオリティをアップさせ、お客様の安心に繋がる車づくりに貢献していく。故障診断という性格上、すべてのお客様が体感される機能ではありませんが、万が一故障が発生した場合は安心・安全に繋がる機能であるため、使命感を持って日々業務に取り組んでいます。

PROFILE

2012年入社。未来科学部ロボット・メカトロニクス学科の一期生。その後大学院修了。
2015年から3年間、国内のトヨタ自動車に出向。現在は三鷹に勤務し休日は近所の市民プールでの水泳や読書を楽しむ。シャーロック・ホームズシリーズのファン。

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