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COMPANY / CTOメッセージ

自動車は変わる。
でも、SUBARUの
本質的な魅力は変えない。

大拔 哲雄

株式会社SUBARU
取締役専務執行役員 技術統括本部長 CTO

Tetsuo Onuki
Director of the Board
Executive Vice President
Chief General Manager of Engineering Management Div.
Chief Technology Officer

まず、自分たちが
乗りたいと思えるクルマを。

もう34〜35年前の話。私が入社2年目の頃、初代レガシィの開発プロジェクトはスタートしました。商用車としてのクルマだけではなく、遊びにいくことが愉しくなるクルマをつくりたい。SUBARUとして未知のジャンルにチャレンジしようという、新しい何かがはじまる雰囲気が社内に溢れていました。私は車体設計を担う部署へ配属され、このプロジェクトに参加できたことが幸運でした。時代はスキーブーム。私も他のプロジェクトメンバーもみんなスキーをやっており、そこで自分たちがスキー場に遊びに行くとき、セダンやバンよりもっと乗り心地が良く、雪道でも安全なクルマをつくろうよ、という想いが生まれたのです。ですから当時の開発メンバーにとって、レガシィはまさに「自分たちが乗って愉しいクルマ」。お客様やマーケットのことはもちろん大切です。けれど、開発現場にいる自分たちが心から乗りたいと思うようなクルマでなければ、お客様にも乗りたいとは思っていただけない。これがSUBARUのものづくりの基本的な考え方であり、当時から今日まで変わらないスタンスです。私たちのつくるクルマが「他とはちょっと違う」と市場から評価いただける理由は、きっとここにあると思っています。

安心と愉しさを体現する
ための
テクノロジーで
なければいけない。

SUBARUのクルマは、安心して運転を愉しむことができなければいけないと考えています。言い方を変えれば、ドライバーの運転する愉しさを排除したクルマをつくるつもりはないということ。自動車の大変革時代。クルマの価値観が変わるとも喧伝されています。そのなかでSUBARUがいかに存在感のある企業でありつづけるか。その答えがここにあると考えています。私たちは約30年前、自動運転という言葉がまだ世の中にない時代に運転支援システム「アイサイト」の開発をはじめました。その動機は、自動車による死亡事故をゼロにしたいから。それが自動車メーカーの使命だと思っているからです。現在の自動運転技術の開発も同じ。テクノロジーありきで自動車を変革させていくという発想はSUBARUらしくありません。SUBARUのDNAに刻み込まれた「安心と愉しさ」を体現したクルマづくりのために、必要となる技術を追求していくというのが私たちのクルマづくりです。

先が見えない時代、
私たちにはチャンスです。

「アイサイト」はグローバル市場で注目され続けています。1990年代初頭に衝突安全面で世界一になろうという目標を掲げ、実際に第三者評価においてトップとなりました。今なお進化を続け2030年には死亡事故をゼロにするクルマをつくりたい。その目標に対して自動運転などの技術をどう組み込むかという先行開発が進んでいます。誤解を恐れずにいえば、私たちには先駆的であることへの執着心はありません。そして世界シェアの数十%を何がなんでも獲ろうという姿勢のブランドではない。こだわっているのは、安全であるか。環境を大切にしているか。そして、ドライブが好きな人に、もっとドライブを愉しんでいただくために何ができるか。大変革時代にあっても、その原点に変わりはないんです。SUBARUの変わらない価値観に共感し、SUBARUのクルマが好きだと言ってくださるお客様がマーケットには必ず存在します。シェアの獲得云々ではなく、そうしたお客様にフォーカスするというスタンスですから、やるべきことがはっきり見えている。ですから10年先や20年先が見えない時代と言われても、それをリスクとは捉えていません。ブレない私たちにとっては、むしろチャンスですよね。

400人の意見が通る
カルチャー。

「SUBARUのエンジニアは愉しそう」他のメーカーの方々に言われるんです。私たち当人は仕事ですから時に上手くいかないことや辛いこともあるわけですが、でも、外から見るとそうではないらしい。なぜ愉しそうなのかというと、根本はやはり私たちが「自分たちが乗って心から愉しいと感じられるクルマ」をつくっているからでしょう。しかも、全員でつくっているムードがある。SUBARUではひとつの車種の開発設計に約400人が関わっています。その約400人の仕事はひとりひとりが別の仕事で被らず、お互いに意見を言い合うことができます。全員に役割があって、全員がそれぞれのプロフェッショナルとしてプロジェクトにダイレクトに関与している。だから個人の意見が通るんです。若手だろうが中堅だろうが、いいアイデアはどんどん取り入れられていく。それが街を走っているレガシィやフォレスターに活かされていく。SUBARUの開発は昔からそうです。初代レガシィのプロジェクトのときも、私の新人なりの意見やアイデアがいろいろと採用されていきました。そんな職場をすごいなぁと感じつつ、いつのまにかそれをあたりまえに思っていた。でも、あたりまえではなく、SUBARUのカルチャーなのですね。

一人のアイデアで
つくる時代ではない。

全員でつくっていく。その傾向は、むしろ現在のほうが強いと思います。いまは、一人のアイデアで自動車をつくる時代ではありません。SUBARUの開発プロジェクトのメンバーは顔ぶれが多彩です。技術者だけではなく、営業職や事務職も含めてさまざまな人が参加しています。エンジニアだけのプロジェクトだと、どうしても技術から組み上げていく思考になる。そんなとき、営業職の持っているユーザー目線は重要です。また、SUBARUでは開発テスト専任のテストドライバーを設けていません。開発に携わるメンバーが自らテストドライブを行うのです。最近よく話題にしていただいている「スバルドライビングアカデミー(SDA)」では、開発に関わる人のドライビングスキルと評価能力を高めるためのトレーニングをしています。実際テストドライバーは、開発部門のメンバーのほか品質管理や生産技術の部署の者もいるんです。管理部門の人にも開発車両に乗って評価してもらうことで、ひとりひとりがクルマづくりに関わっていることを実感することができる。まさに全員でつくる、を体現している開発手法ですね。

スペシャリストも
ゼネラリストも活きる組織へ。

これからの時代のモノづくりは、新しい視点が大事になります。だからエンジニアも多様な人材で構成したい。特定の視点からの見立てだけではなく、今まで以上にいろんな角度からの意見やアイデアが飛び交う組織にしたい。もちろん今後は電気・電子制御などに特化したスペシャリストの存在もますます重要になります。そういう人材との出会いは大事にしたい。一方で、私たちらしいクルマをつくるためには専門性と多様性の両方が必要です。スペシャリストもゼネラリストも、両方が活きる組織にしていきたいと考えています。そういった中でSUBARUのことを実はあまり知らない、という方にも入社していただけたら嬉しいですね。それが私たちとは異なる視点で新しいクルマづくりができる可能性がある。何かに専門特化した技術者でもいいし、新しい視点で愉しさを追求してくれるゼネラリストでもいい。いろんな得意分野をもった人たちが「自分ならこんなクルマに乗りたい」「お客様はこういうものを愉しいと思ってくださるはずだ」といった意見をぶつけあう。そうやってクルマづくりを現場から愉しんでいきたいと思っています。