CSR重点6領域 共感・共生
2025年のありたい姿
広く社会から信頼・共感され、
共生できる企業になる

基本的な考え方/KPI/貢献するSDGs

基本的な考え方 KPI 貢献するSDGs
人と人とのコミュニケーションの輪を広げ、一人ひとりのお客様および社会の声に真摯に向き合うことで、信頼・共感され、共生できる企業になります。
  • お客様満足度調査の継続実施(お客様評価結果の改善)
  • IoTを活用したお客様との接点強化
    (マイスバル、次期システム、テレマティクス)

重要と考える理由

SUBARUは、企業活動を行っていくうえで重要となるステークホルダーの一つが、お客様と地域社会であると考えています。

「お客様第一」はもちろんのこと、事業を展開する地域社会においても、多くの人々にSUBARUは支えられてきました。
SUBARUは、日頃のコミュニケーションを通じて、お客様には商品やサービスに対し、また地域社会には地域における企業活動に対し、信頼され共感していただくことで、共感・共生のコミュニティを形成し、企業としての持続的成長を図っていきます。

CSR重点6領域の取り組み

TOPICS
地域社会と共に持続可能な社会の構築に貢献する
社会から信頼・共感され、共に歩む企業グループとして

地域の皆様、地方自治体との連携を緊密化し、新たな社会価値の共創に注力

SUBARUは社会貢献を企業風土として根づかせ、真に心のこもった活動を行いたいという考えのもと、地域の皆様とのつながりを活性化し、共感・共生を基軸としたコミュニティの形成に力を注いでいます。SUBARUが事業活動を行う事業所や工場のある地域社会の理解と協力があってこそ、SUBARUらしい事業を継続していくことが実現できています。これからも地域社会から信頼・共感される輸送機器メーカーを目指すうえで、果たすべき社会貢献の重点テーマを「地域活動」「環境」「交通安全」「スポーツ・文化」の4分野と定め、それぞれにおいて活発な取り組みを推進しています。
地域活動について、国内の各事業所においては、地域の皆様とより良い関係を構築していくためさまざまな活動を行っています。中でもSUBARU群馬製作所では毎月、工場や社宅に隣接する行政区の代表者と面談を実施し、SUBARUの現況や環境への取り組みをご説明するなど、コミュニケーション機会を大切にしています。工事による騒音や振動などの近隣住民の皆様がご懸念される事象が発生する場合は、皆様のご自宅を訪問してご説明を行うなど事前の周知を徹底しており、地域社会からの声に真摯に向き合いながら信頼・共感を醸成しています。
また、2022年度は同製作所の矢島工場内の壁に、プロジェクションマッピングを投影するイベント「ハッピースマイルプロジェクト」を新たに開催しました。従業員約50人が有志として企画・運営に参加し、当日は地域の子ども達が描いた絵を投影するなど、多くの来場者に笑顔と感動を届けました。

工場内でのプロジェクションマッピング

SUBARUグループは、ありたい姿「笑顔をつくる会社」に向けて、持続可能な社会の構築とSUBARUグループの持続的な成長の両立を目指しており、地域社会との共生は重要な経営テーマのひとつです。「お客様第一」はもちろんのこと、事業を展開する地域社会においても、多くの人々にSUBARUは支えられてきました。今後も地域密着の企業活動と地域社会への貢献活動を通じて社会からの要請に応えていくことで、社会から共感され、共に歩むことのできる企業グループを創造していきます。

ステークホルダーの声に誠実に応えながら、グローバルなCSRの取り組みを推進

SUBARUは世界に拠点を擁するグローバル企業として、海外でも積極的な地域貢献活動を展開しています。その代表例がSubaru of America, Inc.(SOA)と全米のSUBARU販売店や各種慈善団体と共により良い社会づくりを目指す「Subaru Love Promise」です。

5つのPromise
SUBARU Loves the Earth SUBARU Loves to Care SUBARU Loves to Help SUBARU Loves Learning SUBARU Loves Pets

SOAでは、ステークホルダーへの愛と尊敬の念を事業や製品に結実させていくことが社会とSUBARUのサステナビリティに寄与するとの認識に立ち、Earth、Care、Help、Learning、Petsに対する5つの愛で構成された「Subaru Love Promise」を策定し、SOAとSOA財団の様々な活動を通じてその具現化を目指しています。具体的には、「Share the Love Event」に参加する販売店と連携し、購入またはリースされた新車1台ごとに250ドルを慈善団体へ寄付する活動を行っています。この活動を通して、過去15年間で2億5,600万ドル以上を慈善団体へ寄付しました。その他にも、地域NPO「Hopeworks」と協力したうえで若年層のスキル向上をサポートする活動や、「Girls, Inc.」とのパートナーシップを通じて女性を支援するプログラムを提供するなど、様々な活動を続けています。
SOAでは「More Than a Car Company」を掲げ、寄付だけでなく他の人が見習うべき模範を示す行動によって、私たちが暮らし、働いているコミュニティにおいて前向きな力になれる社会の実現を目指し、自動車会社以上の存在として、より良い地域社会づくりに貢献してきました。そのようなSOAの考え方と取り組みが評価され、2022年度、社会貢献に関する3つの賞を受賞しました。地域社会への貢献活動を通じて社会に大きな影響を与えた企業・団体を称える「Halo Awards」のBest Education部門では「Subaru Love Promise」プログラムによる教育支援や教育支援NPO「AdoptAClassroom.org」とのパートナーシップが高く評価され、Goldを受賞しました。同団体との具体的な活動として、支援を必要とする学校と教師へのサポートを行い、2022年は652校、5,699人の教師へ330万ドルを寄付し、経済的負担の軽減に貢献しました。寄付以外にも、毎年、SUBARU販売店から地元の学校へ学用品のプレゼントを直接届けるイベントなどを行っています。また、地域コミュニティの発展に最も熱心な企業50社を選ぶ「Civic 50」ではSUBARUの地域貢献の取り組みの深さが認知され、3年連続で選出となりました。米国で最も評判の良い企業をランキングする「Axios Harris Poll 100 Reputation Rankings」では、自動車メーカー部門トップ3、総合ランキング16位に選ばれ、SUBARUが米国の消費者から高い評価と信頼を得ていることが改めて示されました。今後も「Subaru Love Promise」のビジョンをもとに、より良い社会づくりを目指して取り組みを進めていきます。

「Halo Awards」のBest Education部門でGoldを受賞

「AdoptAClassroom.org」とのパートナーシップによる教育設営支援

Subaru of Indiana Automotive, Inc.(SIA)では、インディアナポリス子供博物館で開催される「Engineers Day」のスポンサーを務めています。当日は科学と工学を通じて課題を解決する体験型教室が開催されSIAからも従業員ボランティアを派遣し、科学や工学への興味、学びの機会を促進するなど、地域社会とのつながりを活性化させる活動に取り組みました。ほかにも、1991年から毎年2回、献血活動を行っており、2022年度は799ユニットの血液を寄付し約2,400人の命を救うことに貢献しています。

Engineers Day
献血を行う従業員

このようなSUBARUグループの社会貢献活動は、ブランドとしても高い評価を受けています。2023年4月に米国経済誌フォーブスが発表した「ソーシャルインパクトをもたらす米国のベストブランド」ランキングでは、自動車ブランドで1位、上位300ブランドのなかで2位に選出されました。高品質なクルマを提供するだけでなく、全米規模・地域規模の多彩な取り組みにより社会の健全な発展に貢献していることが一般消費者からの絶大な信頼として顕在化しています。SUBARUグループはこれからも真のグローバル企業として持続的な成長を目指すとともに、愉しく持続可能な社会の形成に貢献していきます。