考え方

SUBARUグループでは、SUBARU独自の価値創造を実現し続けるため、様々な個性や価値観を持つ従業員が個々の能力を十分に発揮できるよう、性別・国籍・文化・ライフスタイルなどの多様性を尊重し、働きやすい職場環境の整備に努めています。また、国内・海外の関係会社では、それぞれの事業内容や地域性を踏まえて取り組んでいます。

体制

SUBARUグループでは、ダイバーシティ推進室が、ダイバーシティを統括しています。「女性活躍」「障がい者雇用」「高年齢者再雇用」「外国籍従業員雇用」を重点テーマに掲げ、なかでも女性活躍推進を最重要課題として認識しています。

取り組み

女性活躍

「仕事と育児の両立支援」と「キャリア形成支援」を2本の柱として、推進しています。
「2020年に女性管理職数を2014年時点の5倍以上」とする目標については、2019年に前倒しで達成しました。新たな目標として、「2025年までに女性管理職数を2014年時点の12倍以上」と設定し、女性管理職育成に向けた取り組みをさらに強化しています。「キャリア形成支援」としては、「メンター制度」や「女性チームリーダー層に向けたキャリアアップ研修」など様々な取り組みを実施してきました。女性のキャリア形成には、所属長との育成計画の共有が不可欠と考えており、毎年多くの部門で所属長と人事が話し合う機会を設けています。2019年度には開発部門を中心とした全部門で部長級との面談を実施し、「鍛える育成」について認識共有しました。2020年度は、女性の早期キャリア意識醸成を目的に、20代女性を対象とした「キャリアビジョン研修」を新たに導入し、自分らしいキャリアを描き、活躍できる職場環境の構築をさらに強化していきたいと考えています。
また、育児と仕事を両立しながらキャリアアップすることへの不安払拭やキャリア意識の醸成を目的に、育休復職後に面談を実施し、育休復職者の「早期本格復職」を支援しています。
今後は、仕事の幅を広げ、成長につなげる人事ローテーションも一層強化していく予定です。


女性管理職数(SUBARU単独)

2014年:4人
2020年:22人(4月時点)


女性活躍推進の状況(SUBARU単独)
    2019年度
全従業員のうちの女性の割合   7.1%
管理職に占める女性の割合   1.9%
(内訳) 部長相当数 1.3%
課長相当数 2.0%

再就労支援

SUBARUでは、配偶者の転居などやむを得ない理由によって退職した従業員に対する再就労支援制度も整備しています。2009年の制度導入から2020年3月までに、この制度を活用して11人が復職しています。

障がい者雇用

SUBARUは、障がいを持つ従業員が働くことを通じて輝くことができる環境を目指し、障がいを持つ従業員とその家族から寄せられる意見を活かし、働きやすい職場づくりに取り組んでいます。
2020年4月現在、SUBARUでは製造業務を中心に291人の障がいを持つ従業員が活躍しており、障がい者雇用率は2.3%※1でした。
また、2019年度には、国内関係会社の障がい者採用担当者を対象に勉強会を実施し、改めてグループ全体での法定雇用率達成に向けて認識共有を図りました。

職場内にある作業台は、車いすの従業員に合わせた高さに設定
障がい者雇用の状況
  2016年4月 2017年4月 2018年4月 2019年4月 2020年4月
障がいを持つ従業員数(人)※2 247 261 269 280 291
障がい者雇用率(%) 2.13 2.17 2.28 2.30 2.30
※1
特例子会社などの実績を含む。
※2
「障がい者の雇用促進に関する法律」で定められた算定方法に基づき、重度の障がいのある人は1人を2人とみなしています。

ユニバーサル化への取り組み

SUBARUは、快適職場指針の実現に向け、作業環境、作業方法、環境設備などの各項目について、組織的・計画的に改善しています。また、休憩所、トイレ、喫煙所、食堂などのバリアフリー化を行い、施設のユニバーサル化を進めることで、誰もが働きやすい職場づくりを目指しています。
群馬製作所の西本館では、本社同様、入出門ゲートやトイレなどの各種施設において、ユニバーサル対応を実現しています。

※労働安全衛生法における「事業者が講ずべき快適な職場環境の形成のための措置に関する指針」。

車いすの方も通門できる入出門ゲート(群馬製作所・西本館)

車いす利用者向けの駐車場
(群馬製作所・西本館)

特例子会社 スバルブルーム株式会社

特例子会社であるスバルブルーム(株)は、障がい者を積極的に採用しており、2020年4月時点で69人の従業員と18人の指導員が、SUBARUの社員寮、および工場での清掃業務を行っています。また、障がい者雇用促進に積極的な協力企業として、群馬県の障害者就労支援部署が主催する「障害者就労サポーター企業」に登録しています。
2019年度は、地域からの視察・見学などを積極的に受け入れると共に、近隣特別支援学校2校の企業採用担当者向け学校見学会において、スバルブルーム(株)の取り組みを紹介しました。
今後も障がい者雇用に関わるネットワークを広げながら、経営の安定と業務品質の向上に努めます。そして従業員一人ひとりが個性という名を咲かせる(ブルーム)会社を目指して、定着、雇用、地域貢献に取り組んでいきます。

群馬県「障害者就労サポーター企業登録証」

高年齢者再雇用

SUBARUは、60歳定年後の就労問題の解決および人財の活用を図るため、定年後再雇用制度である「シニアパートナー制度、シニアスタッフ制度」を導入しています。また、定年退職者が持つ経験や能力を、後進の指導育成や技能伝承に積極的に活用していくために、当制度を見直しています。これにより、再雇用希望者全員が原則、SUBARUおよびグループ企業で就労できる制度となりました。
なお、2019年度の60歳以上勤務経験者は461人です。

60歳以上の勤務経験者
再雇用率(SUBARU単独)
年度 定年退職者(人) 再雇用希望者(人) 再雇用者(人) 再雇用率(%)
2016 114 98 98人(うち29人はグループ企業の再雇用) 100
2017 108 83 83人(うち21人はグループ企業の再雇用) 100
2018 107 86 86人(うち27人はグループ企業の再雇用) 100
2019 164 130 130人(うち40人はグループ企業の再雇用) 100

外国籍従業員雇用

SUBARUは、新卒・キャリアいずれも国籍を問わず、外国籍の正規従業員および期間従業員を雇用しています。
外国籍従業員の仕事への理解を促進するために、安全や品質方針、作業手順マニュアルなどを多言語化しています。また、特に外国籍従業員の多い群馬製作所では、各工場に英語・ポルトガル語・タガログ語・スペイン語・中国語などの通訳を常駐させ、外国籍従業員とのコミュニケーションに役立てています。
さらに、日本人の従業員を対象にした語学研修や海外派遣研修も実施し、外国人とのコミュニケーション力や異文化への理解力を高めることで、社内活性化や人財の安定確保にもつながっています。
外国人技能実習生については、外国人技能実習制度に基づき、安全や品質に関する教育を基本に、帰国後の活躍につなげる取り組みを行っています。
なお、海外の事業所・関係会社においては、それぞれ独自に人財を採用しており、各拠点の方針や事業に適した人財の確保に努めています。

期間従業員の正規登用制度

SUBARUでは、期間従業員を対象に正規従業員へ登用する制度があります。本人の希望、職場推薦などを総合的に判断して受験機会を提供することで、期間従業員の意欲や活力の向上につなげています。2011年度から2019年度末の9年間で、1,334人が正規登用となりました。

期間従業員正規登用者数
  2011年度 2012年度 2013年度 2014年度 2015年度 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度
採用人数(人) 81人 164人 118人 137人 181人 112人 113人 205人 223人