──外から見ても、面白そうだった
前職ではクラウドエンジニアをやっていました。実は、最初にSUBARU Labを訪れたのは、AI開発用のクラウド利用の提案に来たときでした。10数年ITインフラエンジニアとしてクラウド基盤の設計・構築・運用に従事した後に、ちょうど1年くらいクラウドを提案する仕事をやっていた時期で、やっぱりインフラを作る方が面白いなと思っていた頃です。それまでインフラは作っていたけれど、中で動くサービスそのものの開発に携わっていたわけじゃないので、インフラを利用する人たちの本当のニーズがよくわからなくて、知りたいと思っていました。そこでアイサイトに出合い純粋に「こんなことまでやっているんだ、面白いな」と思いました。
特に魅力的だったのは、技術力の高さと内製しているところでした。当時の社外の立場から見ても『SUBARUって自分たちでちゃんとわかって作っているな』という面白さがありました。そのとき、SUBARU Labに足りていないのがちょうどITインフラ領域だったので、自分にも活躍できるチャンスがありそうだと思い、転職。仕事は内容の面白さで選ぶ派です。入ってみたら、実際面白かったですし、今はインフラ領域に限らず何でも楽しんでいます。

金井さん、本当に楽しんでいますよね。転職活動を進める中で、当時のSUBARU Labの副所長にお会いする機会がありました。ご自身たちの取り組みについて、とても楽しそうに語ってくださり、仕事を心から楽しんでいる様子が強く印象に残りました。その姿に惹かれ、「自分もこの職場で働いてみたい」と感じ、転職を決意しました。
現在はエンジニアとしてだけでなく、AIモデル開発全体を俯瞰するマネジメントの立場も担いながら、必要に応じて自ら開発にも関わるという働き方をしています。金井さんも副所長という立場でありながら、かなり積極的に開発に携わっていますよね。
マネジメントの立場になっても、やろうと思えば開発もできます。それがSUBARU Labです。Labのエンジニアは楽しんでいる人が多いと思いますよ。僕も自分がやりたくてやっています。SUBARU LabのAIは、パソコンひとつとクラウドがあれば完結するというようなものではありません。インターネットサービス系のAIエンジニアならそれでもできると思いますが、SUBARU Labはやはりクルマに載せるためのAIなので、パソコンの外に出てやらなければいけないことが結構あります。私にとっては、そのあたりがこれまで所属していた会社とは全然違います。AI単体ではなく、AIの周りも含めて見ないといけません。それが大変といえば大変ですが、やりがいにもなっています。
私の入社理由は、まさにアイサイト。内製開発していることに惹かれてSUBARUに決めました。入社後3年間は群馬製作所でアイサイト以外のセンサーの開発を担当していましたが自分で設計して動かして開発する部署に行きたかったので、1年目から上司に異動願いを出し続けて、4年目に夢が叶ってSUBARU Labへ。
異動希望は出していたものの、「私に何ができるんだろう」という思いもありました。でも今は、必要だと思ったことをその都度調べたり学んだりしながら、Labで生まれるさまざまな技術やノウハウを実践に落とし込み、チーム全体で活用できる形に整えることでAI開発を前に進めるという仕事に、やりがいと楽しさを感じています。異動前から少しずつPythonの勉強をしていたおかげで、Labに来てから貢献できることがあると、すぐに実感できました。
