一連の完成検査問題に関わる事実と経緯

記事内における部署名・役職等の記載は、掲載開始(2019年3月)時点のものです

一連の完成検査問題について、当社は2017年10月からの約1年間、徹底した調査と国土交通省への報告を実施してきました。結果として約53万台に及ぶリコール(無償で完成検査に相当する点検を実施)を実施することとなり、現在もお客様をはじめ、関係者の皆様に多大なご迷惑とご心配をお掛けしています。あらためて、お詫び申し上げます。
2018年10月26日までに各種の再発防止策を導入し、完成検査が適切に行われていることを確認した上で、同日を不適切な完成検査の終期としました。そして、同年11月5日に国土交通省へ報告を行い、その内容を公表しました。

今回の問題は、大きく分けて

  • 01
    「完成検査員登用」に関する不適切行為
  • 02
    「燃費・排出ガス抜き取り検査」における不適切行為
  • 03
    「完成検査工程」における不適切行為

の3点があげられ、また、その行為が調査のプロセスにおいて判明したことによるものです。

時系列にまとめた事実と経緯について
時系列にまとめた事実と経緯について
01
『「完成検査員登用」に関する不適切行為』の概要
完成検査員の資格がない者が完成検査を行っていました。
02
『「燃費・排出ガス抜き取り検査」における不適切行為』の概要
検査において測定したデータを書き換える行為が行われていました。
03
『「完成検査工程」における不適切行為』の概要
ライン完成検査の一部で、社内規程とは異なる方式で検査が行われていました。
Q.
一連の完成検査問題は何が原因で起こったのか