昨年の準決勝で敗れた日本製鉄鹿島に勝利し、第1代表決定戦にコマをすすめたSUBARUナイン。試合後インタビューです。
一回の2死満塁のピンチをよく守り切った。ベンチで冷や冷やしていたが、あの場面を乗り越えて大丈夫だと思った。阿部投手は九回に1点取られたら代えるつもりだったが、最後までよく投げ切ってくれた。代表決定戦では投打で圧倒して勝つつもりでいこうと選手にはっぱをかけました。
チームは心技体のすべてにおいて、最高のレベルに仕上がっている。きょうはリベンジを果たすことができ、すばらしい試合だった。ただ、目標は都市対抗本大会優勝であり、この勝利は通過点にすぎない。気を引き締めて第1代表決定戦に臨みたい
イメージ通りの試合ができた。初回にフォアボールを出して招いたピンチを、無得点で乗り切れたのが大きかった。ただし、喜ぶのは第1代表に決定した後にしたい
この日も4打数2安打で、足もからめて序盤の得点にからむ大活躍を見せました。「1打席目は、変化球を狙っていてストレートがきたのだが、振ったら飛んでくれた。昨年は日本製鉄鹿島から3点しか取れなかったので、4点目を取れた時はうれしかった。やってきた練習の成果が出せたので、みんな自信になっている」
準決勝で完投勝利し、ガッツポーズする阿部投手
左腕にライナーの直撃を受けるアクシデントに見舞われながら1失点完投した阿部博光投手㉙です。「制球が乱れた立ち上がりは気持ちが高ぶり、冷静になれなかった。二回以降はエースとして気合を入れて自分の投球ができた」とすがすがしい表情を見せました。
前で出塁した日置選手を確実に進塁させた2番・森下智之選手です。「日置さんは出塁する確率が高いので、そのイメージを持って練習してきたが、その成果を出せた。二回には狙っていた球がきてタイムリーツーベースを打てた。決勝で勝つため、気を引き締めて日立戦に臨む」。
一回に先制打を放った葭葉幸二郎選手です。「イメージ通りにバットが出た。打撃の調子はいい。気負わずに打席に入れている。しっかりと自分の打つ球を見極めることができている。第1代表決定戦ではチームが勝つために何かできればいい。自分が打って勝てれば最高です」。
落ち着いたリードで勝利に貢献した笹谷拓海捕手です。「得点をおそれすぎると厳しいコースを狙いすぎ、フォアボールにつながってしまう。だから、初回のピンチの時は阿部投手と『点を取られてもいいから、一つずつアウトを取っていこう』と話した。八回の好投ぶりを見て、これはもう完投だなと感じていた」と振り返りました。
六回に今大会初安打となる二塁打を放ち二塁塁上でガッツポーズが出た4番・山田知輝選手㉖です。「初戦がノーヒットだったので初心に戻って試合に臨みました。ガッツポーズは思わず出ちゃいました。みんなが打ってくれていたのでそれに続くことができてよかったです。第1代表決定戦は打撃の内容よりチームが勝てばいい。自分が打ってチームを勝たせたい」と言葉に力を込めました。
昨年、日立製作所の補強選手として都市対抗に出場した手塚周投手です。「1番から9番まで、一発を打てる選手がそろったチーム。ゼロに抑えるつもりで臨む。出番があるつもりで万全の準備をし、どこで出ても一回、一回、しっかりつないでいく。期待してくれている会社の皆さん、地域の皆さんに吉報を届けたい」とキッパリ語ってくれました。
第1代表決定戦の相手は日立製作所。10月2日(土)11時半プレーボールの予定です。(10月1日の試合が雨で中止の場合、第1代表決定戦は3日(日)11時半に順延されます)
YouTubeで試合の動画中継があるほか、球場で観戦することもできます。 リアルでも、オンラインでも。第1代表決定戦の激闘を、ぜひご覧ください!