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  • 現場の声【研究部 材料研究課】

気付けば心の中にいた、航空機。

私は大学院で材料の腐食特性を研究していました。卒業後、海外生産が進む自動車業界へ就職して金属材料の研究に従事。材料の現地調達のために中国やインドなどへ頻繁に海外出張していました。経験値が広がる仕事でしたが、一方でどうしても海外では先進材料の独創開発が難しいというジレンマも。

約8年働く中で転職を考え始めた頃、ふと空をゆく飛行機を見上げて「飛ぶって、単純にスゴイことだよな」などと考えている自分に気付きました。出張で乗った旅客機の中でも「この翼は何で出来ているんだろう」と、無意識のうちに考えていたりする。航空機なら最先端の材料開発に挑めるはず。やっぱり航空機には夢がある。そんな期待感が膨らんでいくうちに、当社の航空宇宙事業の募集を知ったのです。

研究のための研究ではなく、世の中のための研究を。

私は、航空機・ヘリコプター・無人機すべての機種の金属材料研究に携わっています。材料研究課は開発と生産技術・製造現場の間にいる立ち位置。新材料の適用について設計と議論したり、現場の改善ニーズを把握して設計と共有したりと協働者が多いのが特徴ですが、やるべきと思ったことを主張すれば歓迎される風土が有難い。

たとえば、航空機の構造体は巨大なために、加工中に反ってしまうことがあります。反った部品に対する対処方法はありますが、材料屋としては「反らない材料」という恒久的解決を目指したい。その実現のために、上司に提案して、現象の原因究明に必要な新たな解析装置を導入してもらいました。

私は2014年に入社したばかり。入社1年目から材料のプロの提案として、耳を傾けてくれる会社を嬉しく思います。

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