第67回東日本実業団陸上競技選手権大会・3日目
日時2025年5月25日(日曜日)
場所:埼玉県・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場
| 種目 | 選手名 | 順位 | タイム |
|---|---|---|---|
| 視覚障がい5000m | 唐澤 剣也 (ガイド:堀越 翔人) |
1位 | 15分24秒60 |
| 5000m | 長田 駿佑 | 3組3着 総合21位 | 14分00秒19 |
| 5000m | 小暮 栄輝 | 3組22着 総合48位 | 14分22秒66 |
| 5000m | 鈴木 勝彦 | 4組3着 総合3位 | 13分33秒38(大会新) |
| 5000m | 小林 歩 | 4組5着 総合5位 | 13分35秒06(大会新) |
| 5000m | ロノ・シャドラック | 4組7着 総合7位 | 13分36秒66 |
| 5000m | 山本 唯翔 | 4組12着 総合12位 | 13分44秒77(自己新) |
| 5000m | 川田 裕也 | 4組21着 総合31位 | 14分12秒38 |
大会3日目は、視覚障がい5000mで、新人・堀越翔人選手がガイドランナーデビュー。唐澤剣也選手と走り切り、見事優勝を果たしました。
5000mには7選手が出場。鈴木勝彦選手、小林歩選手が大会新記録の素晴らしい走りを見せたほか、山本唯翔選手も自己ベストを更新。ケガからの復帰レースとなった長田駿佑選手も手応えをつかみ、新人・小暮栄輝選手も社会人として公式戦初レースで、しっかり経験を積むなど、成果の多い1日となりました。

大会新記録をマークした鈴木勝彦選手(ゼッケンナンバー19)と小林歩選手(写真右上)。ロノ・シャドラック選手(ゼッケンナンバー10)も終盤までトップに立って集団を引っ張りました

社員の皆さんをはじめ、たくさんのファンが競技場に駆けつけ、声援を送ってくれました!
視覚障がい5000m 堀越翔人選手がガイドランナーとしてデビュー

堀越翔人選手(左)、いよいよデビュー!スタート地点に立ち、唐澤剣也選手と笑顔で手をあげる

2人で歩幅をしっかり合わせて走りました

ダントツの1位でフィニッシュ!

無事にデビューを果たし、ホッとした笑顔を見せる堀越選手(左)。これからどんどん力をつけていきます!
唐澤剣也選手コメント
今回のレース出場の目的は、今期からガイドランナーを務めてくれる堀越さんとレースを経験することを第一の目的として臨みました。
ガイドランナーとしてのレース前の準備、二人三脚の走り方、情報の伝え方など、大事なことを経験できたと思います。私からも今までの経験を伝えるなどして、お互いにペアとしての第一歩を踏み出せたと思います。
レースとしては、あわよくば大会記録更新ができればと思っていましたが、後半上げることができず、満足のいく記録は出すことができませんでした。それは今後の課題として、強化していきたいと思います。
目標に向けて、ガイドの堀越さんとともにがんばりますので、応援よろしくお願いします。
堀越翔人選手コメント
SUBARUの一員として、またガイドランナーとしての初めてのレースとなりました。まずは無事に走りきれたこと、記録を残すことができてほっとしています。ですが、今日のレースではガイドの僕のほうが先に苦しくなってしまい、唐澤さんの足を引っ張ってしまう結果となりました。しっかり練習を積み、二人三脚で成長できるように頑張ります。応援ありがとうございました。
5000m3組 長田駿佑がケガからの復帰戦、小暮栄輝はSUBARUデビュー飾る

スタートする小暮栄輝選手。ついに公式戦デビュー!

長田駿佑選手はケガからの復帰戦

積極的なレースを展開した長田選手。中盤ではトップに立ちました

小暮選手は集団なかほどに位置取り、懸命に前を追いかけます

長田選手、ラストでギアを上げる!

長田選手、組3着でフィニッシュ!

小暮選手も、しっかりまとめました
長田駿佑選手コメント
昨年のケガは完治し、順調に練習ができているので、今回はタイムを狙い、なるべく前の方に出ようという気持ちで走りました。もう少し良いタイムを出したかったが、スローペースのなかでは無難にまとめられたと思います。
今年はマラソンに挑戦し、MGC(マラソン・グランド・チャンピオンシップ)への出場権獲得という目標に向け、引き続き練習を重ねていきます。
小暮栄輝選手コメント
社会人公式戦初レースは、少し悔しい走りになりました。序盤でうしろに下がってしまい、集団が分かれた時に、前に追いつくためによけいな力を使ってしまいました。半年ぶりのトラックレースで、勘が鈍っていたかもしれません。今後に向け、レース勘を取り戻していきたい。
5000m4組 鈴木勝彦、小林歩の2人が大会新!

号砲と共に駆け出す鈴木勝彦選手(左から3人目)、小林歩選手(左から6人目)、ロノ・シャドラック選手(左から7人目)

ロノ・シャドラック選手は、終始先頭付近で走って集団を引っ張りました

序盤、集団の中ほどで様子をうかがう鈴木勝彦選手

冷静に前を追う小林歩選手

集団の中ほどに位置取った山本唯翔選手

懸命に前を追う川田裕也選手

並んで走りながら前を狙う、鈴木選手と小林選手

残り500mで前に出て、シャドラック選手と先頭を争う鈴木勝彦選手

鈴木選手、大会新記録でフィニッシュ!

鈴木選手のすぐあとにフィニッシュした小林選手も大会新記録!

そして、シャドラック選手がフィニッシュ!

ユイトは自己新!

川田選手フィニッシュ!
鈴木勝彦選手コメント
23日の1500m、25日の5000mに連続で出場しました。7月の日本選手権5000mに向け、スピードの刺激を入れること、勝負勘を養うこと、中1日で連続してレースを走ることで対応力を身に着けること――の3つの狙いをもって臨みました。
まず1500mで、ラストスパートの課題が見えました。そこで、5000mではラスト2周までは外国人選手についていき、ラスト600mあたりで先頭集団からギアチェンジしようという作戦で進め、その通りに走ることができました。
大会新記録は狙っていました。この時期に5秒近く更新できたことで、力がついてきたことを実感しており、これからまだまだ伸びてくると思います。
次のレースは7月の日本選手権5000m。入賞できるよう、しっかり準備していきたい。
小林歩選手コメント
大きな応援の声が聞こえて、力になりました。前回のレースから1週間と連続で走りましたが、それなりにまとめて走れたかなと思います。安定した走りができているので、これからはもう少しタイムを上げていきたい。
次のレースは日本選手権5000m。チームメイトとともに切磋琢磨し、最高の準備をします。
ロノ・シャドラック選手コメント
全力を尽くしました。チームメイトたちが素晴らしい走りを見せており、わたしも一層、努力したい。いつも応援してくれている皆さん、指導してくれるコーチに感謝します。
山本唯翔選手コメント
自己ベストと13分45秒をターゲットにして走りました。春先からしっかりと練習を積めており、練習の成果が出せたレースでした。
次のレースは6月の函館ハーフ。最低でも入賞し、マラソンにつながるレースにしたい。
川田裕也選手コメント
うしろから入って徐々に上げたかったのですが、3000mすぎからキツくなり、崩れてしまい、思うようには走れませんでした。中盤の粘りが課題。チームメイトたちが大活躍しており、自分も調子をあげていきたい。今後のレースで自己ベストを更新し、秋の駅伝シーズンにはいい状態で臨めるように頑張りたい。
ご声援、ありがとうございました!
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