DESIGNER’S WORK *004
CMFデザイン 佐藤 佑香 (2016年入社)
否定しない文化からSUBARUらしさを創り出す

クルマのデザインの奥深さを知らなかった大学生の頃は、クルマは何よりも外見のカッコよさが重要で、デザインの幅が狭い製品だと思い込んでいました。ところが実際は、外見の造形、車内の空間づくり、操作部や計器類などの使いやすさ、そして現在、私が担当している色・素材・加工のデザイン(CMFデザイン)など、様々なデザインが複合的に組み合わさっています。そしてSUBARUの理念である「安心と愉しさ」を、デザインに落とし込んだのが、デザインフィロソフィーの「ダイナミック×ソリッド」です。その中で、私たちCMFデザイン課は、C(カラー)、M(マテリアル)、F(フィニッシュ)の部分で、どう表現するかを考えます。私たちのチームで分析した結果、ダイナミックを「インパクト」、ソリッドを「深み」と捉えました。たとえば、インパクトとは、クルマを初めて見た時に、内装も外装も含めて「思わず惹きつけられてしまうもの」、深みに関しては、お客様が「このシートは座り心地がいいな」など、じんわりと「いいな」を味わってもらえることだと定義して進めています。SUBARUで働いてみて改めて実感するのは、大学生の時の一人で完結するモノづくりとは違い、クルマは絶対に一人ではつくれないということ。だからこそ、円滑な人間関係を築くために、話の上手さよりも、相手の考えを汲み取って、自分が何をできるか考えてから伝えることを意識しています。それ以外で、意識しているのは遊び心を忘れないこと。上司にも「デザイナーは真面目すぎてもいけない」と言われます。遊び心を忘れずに、無理難題に対して工夫する。そして、ちょっとでもマイナスをプラスに変えていく姿勢が大切です。その文化が根づいているのか、私のチームメンバーは、出てきたアイデアに対して絶対否定しません。たとえSUBARUらしさに欠けるアイデアだったとしても、良いと思う要素を必ず褒めてくれます。そういう環境で仕事ができているのは、幸せだと思います。

*001 スタイリングデザイン 小林 昂平 (2009年入社) *002 クレイモデリング 大澤 慎司 (2007年入社) *003 デジタルモデリング 金子 舞 (2008年入社) *004 CMFデザイン 佐藤 佑香 (2016年入社)