SUBARUを知る

SUBARUについて

SUBARUの原点

なぜSUBARUは、
安全にこだわり
続けるのか

SUBARUの前身は、1917年に創設された飛行機研究所にさかのぼります。戦後、その技術者たちが自動車づくりへと歩みを進めたことが、現在のクルマづくりの原点となりました。航空機開発で培われた「安全性」と「信頼性」への徹底したこだわり。その思想は今もなお受け継がれ、SUBARUのものづくりの根幹を支えています。

この思想は、安全性能という考え方が自動車業界に広く浸透していなかった「スバル360」の時代から、一貫して受け継がれてきました。現在も国内外の安全性評価で高い評価を獲得し続けている背景には、60年以上にわたる取り組みの積み重ねがあります。SUBARUは、「0次安全」「走行安全」「予防安全」「衝突安全」の4つの視点をさらに磨き上げるとともに、「つながる安全」を加えた5つの視点から安全を捉え、事故の発生前から発生後、そしてその先まで人を守るための技術と思想を磨き続けてきました。

その根底にあるのは、「どうすれば人はより安心して移動できるのか」という問いです。2030年の交通死亡事故ゼロ*の実現に向け、さらなる取り組みを進めています。
そして、この問いは時代や技術が変わっても変わることはありません。人を中心に据え、一人ひとりに「安心と愉しさ」を届けることが、SUBARUの価値づくりの原点です。SUBARUで働くということは、この問いに向き合い、変化する時代の中で「安心と愉しさ」を実現し続けることでもあります。

  • SUBARU車乗車中の死亡事故およびSUBARU車との衝突による歩行者・自転車等の死亡事故ゼロを目指す。

命を預かる技術が、原点にある。

SUBARUの前身は、1917年に創設された「飛行機研究所」をルーツとする「中島飛行機」。空を飛ぶ機械は、一つの部品の不具合が命取りになる。そのゆるぎない精度と信頼性へのこだわりを自動車づくりに持ち込んだことが、SUBARUが安全にこだわり続ける原点です。

総合安全思想 ― 5つの視点で安全を捉える

SUBARUは「乗る人すべてに、世界最高水準の安心と安全を」という総合安全思想のもと、「0次安全」「走行安全」「予防安全」「衝突安全」の4つの軸に「つながる安全」を加え、あらゆる視点からクルマの安全性能を追求しています。

2030年死亡交通事故ゼロ

SUBARUは、2030年に死亡交通事故ゼロ*を目指し、開発を進めています。米国では16年連続、日本では15年連続で、主要ブランド平均を下回る死亡交通事故率を実現。現状に満足せず、独自KPIを設けて進捗を測っています。

  • SUBARU車乗車中の死亡事故、およびSUBARU車との衝突による歩行者・自転車等の死亡事故ゼロを目指す。
  • 「主要ブランド平均」については、本報告年度より各販売ブランドの100万台当たりの死亡事故における主要ブランドの平均件数を算出。米国はSUBARUを除く主要販売16ブランド(トラック・大型SUV除く)平均。

世界で評価される安全性能

まだ安全志向が世の中に浸透していない1960年代から独自の衝突安全試験を実施。現在も国内外の安全性評価(JNCAP/IIHS/U.S. NCAP/Euro NCAP/ANCAP等)で最高ランクの評価を多数獲得しています。

SUBARUの特長

「安心と愉しさ」を
実現するための選択

SUBARUが大切にしているのは、安心と愉しさを両立させることです。その実現に向けて、個々の性能を高めるだけでなく、それらを組み合わせ、クルマ全体として価値を成立させることを重視しています。

エンジンや駆動方式、安全技術といった要素は、それぞれが単独で価値を発揮するのではなく、組み合わさることで初めて、安定した走りや扱いやすさといった体験につながっていきます。どれか一つを最適化するだけでは成立しない価値を、全体としてどう実現するか。それがSUBARUのものづくりの特徴です。また、航空機開発をルーツに持つSUBARUでは、確実に機能することを前提とした考え方が受け継がれており、こうした姿勢がクルマ全体の信頼性を支えています。

SUBARU GLOBAL PLATFORM

2016年に発売したインプレッサを皮切りに、採用を広げてきたSUBARUのコア技術。車体・シャシー各部の剛性向上とさらなる低重心化により、走行性能と衝突安全性能を大きく向上させました。ドライバーの意志に忠実なハンドリングと、快適な乗り心地を実現しています。

水平対向エンジン(SUBARU BOXER)

クランクシャフトを中心に水平かつ左右対称に配置されたピストンが互いの慣性力を打ち消し合い、振動の少ないスムーズなエンジンフィールを実現。低重心かつ軽量・コンパクトな設計は、優れたハンドリング性能や走行安定性にも貢献します。

シンメトリカルAWD

水平対向エンジンを核とした左右対称レイアウトにより、優れた走行安定性を実現するSUBARU独自の4輪駆動システム。4輪にバランスよく駆動力を伝え、さまざまな路面状況で安定した走りを支えます。

アイサイト

人の「目」と同様に左右2つのカメラで前方のクルマや歩行者などを立体的に認識し、対象物との距離・形状・移動速度を正確に捉える運転支援システムです。2020年発売の新型レヴォーグに搭載した新世代アイサイトでは、ステレオカメラに加え前後左右のレーダーを組み合わせることで360度センシングを実現。さらに、3D高精度地図データや準天頂衛星「みちびき」を活用するアイサイトXでは、高速道路における先進運転支援や渋滞時ハンズオフを実現しています。

SUBARUの挑戦

変化するモビリティの中で、
価値をどう
実現し続けるか

SUBARUがお客様に提供する価値は「安心と愉しさ」です。これは自動車業界の大変革期にあっても変わらない、SUBARUの軸です。変えていくのは、その価値を実現するための技術と進め方。電動化や知能化によってクルマの構造そのものが変わりつつあるいま、これまで積み上げてきた技術の組み合わせ方を、より広い範囲で問い直しています。

「安心」の面で進めているのは、これまで磨いてきた安全の領域を、知能化技術の活用によってさらに強化することです。高度なセンシング技術とAIの判断能力を融合させ、認識できる範囲と精度を高めていきます。次世代アイサイトに向けた画像認識AIは、社内で開発を進めています。一般道のように状況が多様な環境では、「こういう場合はこう動く」と人が設計し切ることに限界があります。だからこそ、AIによるアプローチの実現可能性を探り続けています。

さらに、車両全体の制御をまとめる「制御統合ECU」を軸に、次世代アイサイトと車両運動制御を連携させる開発を進めています。安全のための制御と、走りをつくる制御を切り離さずに扱うこと。これは「安心」と「愉しさ」を別々の性能ではなく、一つの体験として成立させるための取り組みです。

こうした価値づくりを支えるのが、モノづくりの柔軟性と拡張性です。バッテリーEVの開発を通じて拡張してきた制御統合ECUを軸に、電気・電子系の設計を、エンジン搭載車にも展開していく。複数のプラットフォームを組み合わせ商品ラインアップの幅を広げていく市場の変化に対応できる開発の進め方へと、切り替えを進めています。

変わらないのは、提供する価値。変えていくのは、それを実現する手段です。その更新は、これからも続いていきます。