記事内の日付や部署名は、取材当時の情報に基づいた記述としています
サステナビリティ
ジャーナル
2026.04.24
学生フォーミュラ支援活動「安全講習会」を開催
~事故やケガなく、安心・安全な
モノづくりを実現するために~
~事故やケガなく、安心・安全な
モノづくりを実現するために~
SUBARUグループは、サステナビリティ重点6領域のひとつに「共感・共生」を掲げ、「共感・共生」領域におけるありたい姿を「人と人とのコミュニケーションの輪を広げ、広く社会に対し共感・共生を創造していく企業になる」と定めています。この考えのもと、SUBARUでは、学生フォーミュラ*1に参加する学生を支援し、安全を最優先に考える姿勢を備えた将来のモノづくり人財の育成に取り組んでいます。
*1:将来の自動車産業を支える技術者の育成を目的に、公益社団法人自動車技術会(自技会)が主催。学生自らがチームを組み、約1年間でフォーミュラスタイルの小型レーシングカーを開発・製作し、走行性能だけでなく車両コンセプトや設計、開発コストなど、モノづくりにおける総合力を競う大会。
“安全を「自分事」として考える力”を育成
2026年3月、学生フォーミュラ支援活動の一環として、「学生フォーミュラ日本大会」に参加する学生を対象とした安全講習会を開催しました。SUBARUは、2003年の第1回「学生フォーミュラ日本大会」から大会運営を継続して支援してきました。さらに2023年からは、参加学生への支援も開始し、次世代の技術者育成にも取り組んでいます。
「学生フォーミュラ日本大会 2025」の様子
SUBARUは、「安全衛生はすべての業務に優先する」という考え方のもと、安心・安全なモノづくりを目指しており、こうした考え方を次世代の技術者に伝えることも、重要な社会的役割の一つであると考えています。本講習会は、学生フォーミュラ活動における車両製作・試走・運営など、さまざまな場面に潜むリスクを正しく理解し、参加者の安全意識を向上させることを目的としています。事故を未然に防ぐため、危険に対する感受性を高め、安全を”自分事として考える力”を養い、参加者が新たな気づきを得られるよう支援する取り組みです。
講習会は矢島工場内の安全体感道場*2で開催しました。知識として安全を学ぶ座学だけでなく、「体でも理解する」ことを目的に、普段意識しにくい危険や、ルールを守らなかった場合に起こり得る事象を疑似体験し、安全行動の重要性を実感できる内容としました。
*2:製造現場で起こり得る事故を疑似体験できる施設。安全意識向上を目的とした教育などで使用している。
VRで危険体感
巻き込み事故の危険性を体感
振り返りと改善を繰り返し、安全意識を向上
座学パートでは、学生フォーミュラ参加経験のあるSUBARU社員が講師を担当しました。
はじめに、安全とは単にルールを守ることではなく、「行動の結果を想像し、心配事をなくすこと」であるという考え方を共有し、慣れによって危険な行動が常態化していないかを振り返るきっかけとしました。
プログラムの中核は、学生フォーミュラ活動を題材としたディスカッションと危険予知活動です。工作機械を用いた製作作業やマシン試走時など、幅広い活動の場面において、事故が発生した場合にどのような影響が生じるのかを多角的に学べる機会としました。事故はケガや物損にとどまらず、大学やスポンサー、ひいては学生フォーミュラ全体の信頼にも影響を及ぼす可能性があることを知り、参加者は安全をより広い視点で捉えるようになりました。
また、4RKY(4ラウンド危険予知訓練)*3の考え方を用い、安全活動を段階的に整理。正解・不正解を決めず、互いの経験や意見を尊重しながら議論することで、参加者同士が学び合う場となりました。
*3:事故や労働災害を未然に防ぐ手法の一つ。現状把握(どんな危険が潜んでいるか:1R)→本質追求(その本質は何か:2R)→対策樹立(自分ならどうするか:3R)→目標設定(チームとしてどう行動するか:4R)の4段階(ラウンド)で進めるチーム安全活動。
講習会の最後には、定期的に自分たちの作業場所をはじめとした活動環境を振り返り、安全性向上のため改善へつなげる視点の重要性を共有しました。
SUBARU社員と学生によるディスカッション
学生フォーミュラ活動は、常に安全への配慮が求められます。そのため、一人ひとりが安全の重要性に気づき、想像力を働かせ、危険な行動をしないようチーム内で徹底し、持続させていくことが大切です。
SUBARUは今後も、安全体感道場などの社内施設を活用しながら、学生フォーミュラ支援活動を通じて、安全を最優先に考える人財の育成と、持続可能なモビリティ社会の実現に貢献していきます。
「SUBARUびと」では、学生フォーミュラ支援活動に携わる社員の想いを公開中