CSR調達 メニュー

考え方

SUBARUグループは、企業理念および持続可能な社会の実現のため、高品質で環境や社会にやさしくコストパフォーマンスに優れた部品や原材料、設備の調達を目指しています。そのためには、お取引先様とSUBARUが対等な立場で相互に信頼し、切磋琢磨し、共存共栄できる関係をつくることが重要だと考えています。

調達基本方針

SUBARUグループは以下の基本的な考えのもと、持続可能な調達に向けた活動を推進します。

  1. CSR調達
    私たちは、人・社会・環境の調和を目指した調達活動を行い、人権尊重・法令および社会規範の遵守・環境保全など、企業の社会的責任に配慮した取引に努めます。
  2. ベストパートナーシップの構築
    私たちは、信義誠実の原則に従った相互信頼の取引関係を基本として、お取引先様と「WIN-WIN」の関係を築いていきます。
  3. フェアでオープンな調達先の選定
    お取引先様の選定にあたっては、国内外全ての企業に広く門戸を開き、常に公平・公正を期すとともに、品質・コスト・納入・技術開発・マネジメント・環境・社会(QCDDMES)の7つの視点から最も優れた物品・サービスの調達に努めます。

2020年4月改訂

体制

SUBARUでは、自動車部門・航空宇宙カンパニーの調達部門で構成する「調達委員会」においてCSR調達活動を推進しています。
調達委員会は「適正な調達を行うと共に、お取引先様におけるCSRの推進を促す」を活動方針とし、SUBARUとお取引先様との適正取引推進や、サプライチェーンの皆様との連携によるCSR調達を行っています。

取り組み

適正取引の推進

SUBARUは従来より、独占禁止法、下請代金支払遅延等防止法などの法令の遵守に取り組んでおり、「自動車産業適正取引ガイドライン」に基づく適正取引推進活動を行っています。その一環として、SUBARUのサプライチェーンのお取引先様を対象とした相談窓口を設置しています。また、2020年に大企業と中小企業の共存共栄を目指す「パートナーシップ構築宣言」を行いました。
従業員に対しても、調達担当者向け法規制の研修やイントラネットでの注意喚起を実施し、適正な取引の徹底を図っています。


適正取引に関する2019年度の従業員研修実績

自動車部門

  • 新人受入教育:7人
  • 転入者受入教育:24人
  • コンプライアンス理解度テスト:152人

航空宇宙カンパニー

  • 新人受入教育:6人
  • 消費税法 税制改正講座:62人
  • CSR説明会:98人

適正取引推進相談窓口について

パートナーシップ構築宣言

サプライヤーCSRガイドライン

SUBARUサプライヤーCSRガイドライン

SUBARUのCSR調達を推進し、お取引先様のCSR実践に役立てていただくため「SUBARUサプライヤーCSRガイドライン」を作成し、2011年度から運用しています。このガイドラインは、日本自動車工業会の「サプライヤーCSRガイドライン」をベースにSUBARUのCSRに対する考え方を織り込んだものです。
2013年度には、航空宇宙カンパニーを含め、すべてのお取引先様に向けた全社統一版ガイドラインとして発行し、2015年度には紛争鉱物など社会問題の原因となる原材料の不使用を盛り込んだ内容に改訂しました。また、同じく2015年度には、米国の現地生産工場であるSubaru of Indiana Automotive, Inc.(SIA)との共同版として改訂し、調達方針の統一を確認しています。2020年度には4月に制定したSUBARUグローバル・サステナビリティ方針(従来のCSR方針を刷新)および人権方針も織り込みました。SUBARUでは、本ガイドラインの遵守をお取引先様選定の条件の一つとしており、お取引先様はもとより、お取引先様の仕入れ先も含めて、CSRを展開・推進いただくことをお願いしています。

※非政府武装集団支援・人権侵害・不法行為などの不正に関与する懸念がある鉱物。米国ではドッド・フランク法において、コンゴ民主共和国とその周辺諸国の武装勢力の資金源になる懸念がある鉱物として、スズ・タンタル・タングステン・金の4鉱物を対象と定めている。

SUBARUサプライヤーCSRガイドラインPDF/717KB

SUBARUサプライヤーCSRガイドライン5項目

SUBARUは以下の基本的な考え方のもと調達活動を推進しています。

① 安全・品質

  • 消費者・顧客ニーズに応える商品・サービスの提供
  • 商品・サービスに関する適切な情報の提供
  • 商品・サービスの安全確保
  • 商品・サービスの品質確保

② 人権・労働

  • 差別撤廃
  • 人権尊重
  • 児童労働の禁止
  • 強制労働の禁止
  • 社会問題の原因となる原材料の不使用
  • 賃金
  • 労働時間
  • 従業員との
    対話・協議
  • 安全・健康な
    労働環境
  • 人材育成

③ 環境

  • 環境マネジメント
  • 温室効果ガスの排出削減
  • 大気・水・土壌等の環境汚染防止
  • 生物多様性の保全
  • 省資源・廃棄物削減
  • 化学物質管理

④ コンプライアンス

  • 法令の順守
  • 競争法の順守
  • 腐敗防止
  • 機密情報の管理・保護
  • 輸出取引管理
  • 知的財産の保護

⑤ 情報開示

  • ステークホルダーへの情報の開示

取引先CSR説明会とCSR調査

2019年度は、サプライチェーンにおけるCSRの推進を目的に、自動車関連のお取引先様約360社を対象として、下記の活動を行いました。

  • CSR説明会を開催し、CSR推進の重要性・SUBARUグループのCSR内容・お取引先様への具体的な依頼事項(SUBARUサプライヤーCSRガイドラインの遵守など)を説明しました。
  • お取引先様のCSR体制・自社の仕入先様に対するCSRの取り組み・SUBARUサプライヤーCSRガイドラインの遵守状況を調査し、その結果を調達先選定に反映させました。
  • お取引先様の外国人雇用に関するアンケート調査を実施し、外国人労働者や技能実習生に対する人権侵害は確認されませんでした。

2020年度以降も引き続き、活動を継続していきます。

紛争鉱物

SUBARUグループは、紛争鉱物の調達・使用によって人権侵害や環境破壊に加担する意思はありません。2019年度も製品供給先からの依頼に基づき、供給製品の部品・材料発注先約210社を対象とした紛争鉱物調査を実施しました。
今後も調達活動における社会的責任を果たすため、お客様やお取引先様と連携し、紛争鉱物をはじめとする「社会問題の原因となる原材料の不使用」に取り組んでいきます。

グリーン調達ガイドライン

SUBARU環境方針では「私たちは生物多様性など環境保護に配慮した調達を実施します。」と掲げており、環境に配慮した事業活動を行っているお取引先様からの部品・材料・サービスの調達を推進しています。さらに環境方針をお伝えすると共に環境への取り組みについてお願いしたい事項を、「SUBARUグリーン調達ガイドライン」にまとめています。ガイドラインでは主に、以下の6項目についてのご協力をお願いしています。

【お取引先様へのお願い事項】


お取引先様の環境マネジメントに関するお願い

1.環境関連法令の順守
2.環境マネジメントシステムの構築
3.環境責任者登録票の提出
4.環境パフォーマンスの向上


弊社に納入する部品材料サービスに関するお願い

5.環境負荷物質管理
6.物流におけるCO2排出量の削減と梱包包装資材の低減

このガイドラインの遵守をお取引先様の選定条件の一つとし、お取引先様にISO14001※1の外部認証取得を基本とした環境マネジメントシステムの構築を依頼しています。新規お取引先様には、ISO14001の取得を推奨しており、現在、Tier1※2のお取引先様はすべてISO14001認証を取得済みです。ISO14001の取得が困難な場合は、環境ガイドラインの自主診断報告書の提出により遵守状況を確認させていただくと共に、エコアクション21※3の取得を支援しています。
なお、SUBARUの自主診断に合格したお取引先様に対しては、必要に応じてお問い合わせや監査を行うと共に、環境マネジメントシステムの外部認証の早期取得に向け、継続的な努力を求めていきます。

※1
国際標準化機構(ISO)が制定した環境管理システム(EMS)の国際規格。環境に配慮し、環境負荷を継続的に減らすシステムを構築した組織に認証を与えるというマネジメントシステム規格。
※2
自動車メーカーに直接部品を供給する企業。一次取引先。その企業にその部品を構成する部品を供給する企業はTier2。
※3
環境省が策定した中小企業向けの環境保全活動推進プログラム。ガイドラインに基づいて、環境経営システム、環境への取り組み、環境報告の3つの要素に取り組む環境マネジメントシステム。

SUBARUグリーン調達ガイドライン※4PDF/498KB
グリーン調達ガイドライン 航空宇宙カンパニー版※4PDF/338KB

※4
SUBARUグリーン調達ガイドラインおよびグリーン調達ガイドライン航空宇宙カンパニー版は、SUBARUサプライヤーCSRガイドラインの「③環境」項目を具体化したものです。

部品に含まれる環境負荷物質の管理および削減

SUBARUでは、REACH規則※1やELV指令※2をはじめとする各国の環境負荷物質関連法規に対応し、部材に含まれる化学物質については、適宜お取引先様に使用状況調査を行い、継続して含有物質の管理を行っています。また、法令や規制、業界規範などの自主規制で禁止されている物質については、順次代替材に切り替え、環境負荷物質の削減に取り組んでいます。

※1
欧州の化学物質規制。すべての化学物質を対象に、人・環境へのリスクに応じた管理・制限を求めるもの。
※2
廃自動車指令。2000年に発効されたヨーロッパ連合(EU)が定めたEUにおける使用済自動車の環境負荷を下げるための指令。有害物質の使用禁止、使用済み自動車やその部品の再利用・リサイクルで廃棄物の削減を促進することを目的としている。

生物多様性に配慮した調達

SUBARUでは、生物資源の牛革や植物由来原料の使用状況を調査し、原材料の調達において生態系に悪影響を与えていないことを確認しています。また、本社で使用するコピー用紙を新たな樹木を原料としない古紙パルプ100%配合の再生コピー用紙に切り替えており、2020年4月にはSUBARUの国内事業所での切り替えも完了しました。

お取引先様とのコミュニケーション

中長期的な経営戦略や品質・調達・生産・販売に関する方針をお取引先様と共有するため、「方針説明会」を毎年春に実施しています。2019年度は、約400社・700人に参加いただきました。また、お取引先様で構成される「協力会」と連携し、定期的に情報を交換しています。さらに毎年1回、技術開発や生産、品質改善などに関して特に協力していただいたお取引先様を表彰しています。

自動車部門お取引先様の「協力会総会」
航空宇宙カンパニーお取引先様の「協力会総会」