社会貢献
考え方・方針
SUBARUグループは、人と人のコミュニケーションの輪を広げ、広く社会に対し共感・共生を創造していくことが重要であると考えています。この考えのもと、社会貢献方針に「社会貢献を企業風土として根づかせ、真に心のこもった活動を行いたい」という考えを織り込み、輸送機器メーカーとして果たすべき重点取り組み4分野「地域活動」「環境」「交通安全」「スポーツ・文化」を柱に活動を推進しています。
社会貢献方針
- 私たちは、科学技術やモビリティ文化の発展、交通安全の普及に貢献します。
- 私たちは、モノづくりの楽しさ、大切さや尊さを知る、人づくりに貢献します。
- 私たちは、私たちが活動する地域の発展に貢献します。
- 私たちは、一人ひとりもよき市民として、社会に貢献することを互いに応援します。
2026年2月改定
社会貢献重点取り組み4分野
体制
SUBARUでは、社会貢献をSUBARUグループの企業風土として根づかせ、ステークホルダーに信頼される企業となることを目指し、社会貢献活動を推進していくために社会貢献委員会を設置しています。社会貢献委員会の委員長は、取締役会が選任したサステナビリティ推進部を管掌する執行役員が務めます。同委員会には各事業所長などが参画し、社会貢献の取り組みの推進を図っています。また、部門を横断した企画部会を設置して全社活動の企画立案、活動準備、実施、評価、見直しを協議・検討しています。同委員会は年2回開催され、SUBARUグループにおける活動の実績や課題をとりまとめ、改善を行い、活性化を図っています。また、社会貢献委員会で行われた議論などの内容は、サステナビリティ委員会へ報告され、重要な事案はサステナビリティ委員会を監督する取締役会に付議・報告しています。
社会貢献推進体制
取り組み
地域活動
地域とつながる共創アートプロジェクト(群馬製作所)
SUBARUは、太田市、大泉町と共同で「共創アートプロジェクト」を実施しています。2025年度は、地域住民やSUBARU従業員などを対象に「まちにあったらうれしいもの」をテーマに作品を募集した結果、53点の作品が集まり、大泉工場の第一駐車場に展示されました。
本プロジェクトは、地域およびSUBARU社内双方からの参画を実現し、SUBARUが作品の展示場所を提供することで、地域とのつながりと一体感の醸成に寄与しました。
SUBARU×ICU祭 ミニカー制作ワークショップ(東京事業所)
SUBARUは、国際基督教大学(ICU)の学園祭に参加し、ものづくりワークショップ「ミニカーを作ってみよう」を初出展しました。このワークショップでは、東京事業所の従業員が講師役を務め、地元の子どもや保護者と交流を深めました。また、参加した子どもたちはミニカーづくりを楽しみながら、四輪駆動(AWD)の優位性を学びました。
陸上自衛隊 北宇都宮駐屯地開設52周年記念行事(航空祭)への参加(航空宇宙カンパニー宇都宮製作所)
宇都宮市で開催されたイベントで、SUBARUは「富士ベル式205B」の展示を行いました。このイベントでの展示は、工場周辺の住民の皆様に地場産業としてのSUBARUを知っていただくこと、そして双方の交流の場として地域社会の活性化に貢献することを目的としています。
イベントには、ご家族連れや航空ファンなど約5,700人が来場しました。パイロットヘルメットやパラシュートを用意して記念撮影できる場を提供し、「本物に触れる」体験の場となりました。
クールシェアスポットの設置(スバル興産株式会社)
渋谷区からの要請を受け、エビススバルビルのショールームが6月1日から9月30日までの間、地域住民の方々にクールシェアスポットとして開放されています。スバル興産株式会社は、2024年に渋谷区内の民間施設として初めて参画し、現在では民間施設の参画も増え、取り組みが拡大しています。
クールシェアスポット
交通安全
交通安全啓発活動(群馬製作所、東京事業所、航空宇宙カンパニー宇都宮製作所)
SUBARUは、交通安全意識の向上を目的に、地域社会と連携した交通安全啓発活動を継続的に実施しています。各事業所では、車両の点検や急制動体験などの実技を取り入れた交通安全講習のほか、地域住民に向けた啓発活動を行っています。群馬製作所では、太田市と共同で太田市職員向けの交通安全講習を開催し、職員12人が参加しました。
また、東京事業所では、三鷹警察署と連携し、事業所のテストコースを活用した二輪車の交通安全講習を実施しています。2025年度で21回目の開催となり、東京事業所の従業員26人が参加しました(スバルテクニカインターナショナル株式会社、SUBARUテクノ株式会社の従業員を含む)。
さらに、航空宇宙カンパニー宇都宮製作所では、春の交通安全県民総ぐるみ運動に参加し、宇都宮市民に対し各種の交通安全啓発活動を実施しました。
(航空宇宙カンパニー宇都宮製作所)
環境
カーボンニュートラル出張授業
一般社団法人スーパー耐久未来機構(STMO)の主催のもと、宮城県の小学校でカーボンニュートラルに関する出張授業を実施しました。児童はレース観戦やデモ走行などの体験に加え、SUBARUの社長やレーシングチームの講師による燃料・環境技術の解説により、CO2削減や環境配慮の重要性を認識し、理解を深めました。
出張授業
ミシサガ市「Adopt-A-Park(公園里親)プログラム」(Subaru Canada, Inc.)
Subaru Canada, Inc.は2024年からミシサガ市の「Adopt-A-Park(公園里親)プログラム」に参加しています。同プログラムは、公共の場でのごみのポイ捨てという地域課題に対応するため、指定された市営公園でボランティアがごみを回収する活動です。2025年の夏には、従業員による地域のサミュエル・コモン公園の清掃活動が3回実施され、より清潔な環境づくりに貢献しました。
スポーツ・文化
硬式野球部による野球指導
SUBARUは、スポーツを通じた地域貢献活動を積極的に展開しています。SUBARU硬式野球部は、群馬県高校野球連盟の協力のもと、群馬県高校野球技術強化講習会を毎年実施しており、2025年度は県内の高校野球部員約150人が参加しました。
また、SUBARU硬式野球部は栃木県宇都宮市でも、少年少女を対象とした野球教室を開催し、100人の子どもたちが参加しました。現役選手による基本技術やポジション別の指導に加え、選手と子どもによる対決企画を通してスポーツの楽しさや挑戦する喜びを子どもたちに伝えるとともに、地域との交流を深める機会となりました。
技術強化講習会
2026世界ろう野球大会に向けた募金活動
航空宇宙カンパニーの従業員がろう野球日本代表に選出されたことを契機に、有志の従業員による募金活動が実施されました。この活動には604人が賛同し、一般社団法人日本ろう野球協会に寄付しました。従業員自らが主体となって取り組んだ本活動は、障がい者スポーツへの理解と支援の促進に寄与するとともに、従業員の一体感の醸成にもつながりました。
The Subaru Love Promise®
Subaru of America, Inc.(SOA)では、「The Subaru Love Promise®」をビジョンとして掲げ、すべての人に対して、SUBARUとのあらゆる関わりのなかで愛と敬意をもって接することを大切にしています。
SOAは、日々の行動が私たちを取り巻く世界に良い影響を与える機会だと信じており、従業員とお客様、そして地域社会が共に支え合うことによって、そのビジョンを体現しています。
「The Subaru Love Promise®」には5つのプロミスがあります。それぞれのプロミスの実践を通じてステークホルダーからの信頼を築き、SOAは「More Than a Car Company®(自動車会社を超えた存在になる)」であることを、米国の販売特約店は「More Than a Car Dealer®(単なる販売特約店以上の存在)」であることを目指しています。
5つのプロミス
Subaru Loves to Care®の取り組み(Subaru of America, Inc.)
Subaru of America, Inc.(SOA)は、Blood Cancer United®(旧:Leukemia & Lymphoma Society[LLS])と提携し、全米のがん患者に対して、ブランケットやケアパッケージ、応援メッセージを提供しています。さらに、Blood Cancer United Urgent Need Pediatric Young Adult Program(小児・若年成人のがん患者向けの緊急支援プログラム)を通じて、SOAと全米の販売特約店は患者の家族に対し、治療にともなう交通費、食費、住居費、光熱費などの医療費以外の費用を支援するための経済的援助を提供しました。2025年には、このパートナーシップを通じて約75,000人のがん患者を支援するとともに、100万ドルの寄付を行いました。
The Subaru Share the Love® Eventの実施
SOAは、2008年から「Love Campaign」を展開しています。この取り組みは、「I love my Subaru.」というお客様の熱い想いに応える形で生まれたもので、SUBARU車への深い愛情を「Like」ではなく「Love」という言葉で表現するお客様の気持ち、価値観に寄り添ったキャンペーンです。なかでも代表的な取り組みが、年末のホリデーシーズンに実施される「Share the Love® Event」です。このシーズンには一般的に大幅な値引きを行うことが主流ですが、「Share the Love® Event」では、SUBARU車を購入されたお客様が、自身の関心に沿った慈善団体を選び、SUBARUがその非営利団体などに寄付を行うという仕組みで、社会貢献意識の高いお客様の価値観に寄り添っています。この活動は2008年から毎年継続して実施しており、企業としての社会的責任を果たすとともに、地域社会とのつながりを深める重要な取り組みとなっています。2025年度は総額2,620万ドルを全国および地元の慈善団体に寄付し、2008年からの累計寄付額は3億4,600万ドルとなりました。
一つのいのちプロジェクト
SUBARUは、社会への貢献を通じ、共感・共生の環を広げる活動として、SUBARU販売特約店と共に「一つのいのちプロジェクト」に取り組んでいます。このプロジェクトは、航空機メーカーのDNAを持ち「人を中心としたモノづくり」のなかで安全を最優先に考え、「いのちを守る」ことを大切にしてきたSUBARUの想いを軸に、お客様や地域社会と共に行う活動として取り組みを広げています。
かけがえのない「ひとのいのち」、大切にしたい豊かな森の植物や生き物といった「自然のいのち」、この2つをプロジェクトテーマに掲げ、「いのちを守る」という強い信念を持ち、笑顔のあふれる未来に向けて、守り・つないでいくために日々活動している人たちをSUBARUは応援しています。
ひとのいのち:日本ライフセービング協会の活動を販売特約店と連携して支援
SUBARUは、公益財団法人日本ライフセービング協会(JLA)とオフィシャルパートナーシップを締結し、JLAが実施する「水辺の事故ゼロ」をめざす活動をサポートしています。海水浴場での監視活動や救助機材の運搬に使用するための車両を「SUBARUライフセーバーカー」として提供し、2025年度は活動エリアを全国31都道府県の海岸に拡大。販売特約店から車両を提供し、夏場の海岸のパトロールや救難・救助に貢献しました。また、SUBARUや販売特約店では、従業員向けにライフセーバー体験会を実施したほか、ライフセーバーによるBLS(Basic Life Support:心肺停止または呼吸停止に対する一次救命処置)講習会を実施し、お客様と共に、自分自身や大切な人のいのちを守るために何ができるかを考え、万が一に備える行動の普及にも努めています。
自然のいのち:国立公園を管理する運営団体などとの提携
SUBARUは、公益財団法人知床財団、公益財団法人屋久島環境文化財団、一般財団法人自然公園財団とパートナーシップを締結し、自然のいのちを守る人たちをサポートしています。
知床財団には、公園管理、野生動物と人の適切な距離を保つための監視や、知床の開拓跡地にかつてあった多様で豊かな森を復元する森づくりの活動などに使用されるパトロールカーを提供しています。
屋久島環境文化財団には、同財団の活動や屋久島が推進する脱炭素に向けた環境づくりを支援するため、バッテリーEV「ソルテラ」を提供しています。この「ソルテラ」は災害時に給電車両としても利用される予定です。
自然公園財団には、各公園の運営管理をサポートするため、活動目的に沿った車両を提供しています。2025年度は鳥取支部大山事業地にパトロールカーとして「クロストレック」を提供したほか、那須平成の森における生物多様性の保全に向けた湿地づくりの社内ボランティア活動や、上高地および大山にてお客様と共に自然を愉しみ、保全活動を行うイベントを実施し、自然のいのちを守る活動に貢献しています。
車両引渡式
寄付・ボランティア活動、その他
従業員ボランティア表彰制度
SUBARUでは、「社会貢献を企業風土として根づかせ、真に心のこもった活動を行いたい」との考えから、従業員一人ひとりのボランティア活動への参加や社会貢献活動への意識向上を目的に、ボランティア表彰制度を設けています。
本表彰は毎年実施しており、社会貢献委員会にて審議し、応募者の中から受賞者を決定します。第21回にあたる2025年度は、スポーツの審判や骨髄ドナーなど、多岐にわたる応募がありました。受賞者は「何か世の中のためになることはできないか」「もっとこの活動を知ってほしい」といった想いを持って取り組んでいます。
従業員参加型寄付制度
SUBARUでは、福利厚生メニューを活用して従業員が寄付できる制度を導入しています。寄付先は日本赤十字社、社会福祉法人中央共同募金会(赤い羽根)、公益財団法人交通遺児等育成基金、公益財団法人日本ユニセフ協会の4つで、2025年度は173人の従業員により合計459,500円が寄付されました。
献血活動(Subaru of Indiana Automotive, Inc.)
Subaru of Indiana Automotive, Inc.(SIA)は、1991年から30年以上にわたり毎年2回の献血活動を行っており、これまでにインディアナ州内80ヵ所以上の病院に対し約18,000ユニットの血液を提供しています。2025年度は807ユニットの血液を寄付し、約2,400人の命を救うことに貢献しました。