【チーム紹介】「林塾」で鍛えた中軸3選手、こう戦う
都市対抗出場をかけた2次予選・北関東大会の開幕まで、まもなくです!
重要なカギとなるのが、バッター陣のここ一番での得点力。昨季の4番・山田知輝選手がケガで出遅れ、5番・岩元聡樹選手が引退。大黒柱が抜けた今季の中軸を主に担ってきたのが、森下智之選手(背番号8)、川口貴都選手(背番号3)、三浦颯大選手(背番号28)です。
林稔幸コーチによる特訓「林塾」で打撃力を磨いてきた3人。 “太田決戦”でどんな打撃を見せてくれるのか。林コーチのコメントとともに、ご紹介します!
林稔幸 打撃コーチ
冷静な打撃で期待に応える
森下智之選手
どんな場面でも冷静なバッティングのスランプ知らずで、チームに貢献し続けてきました。4年目の今季も、4月にあったJABA日立市長杯では予選(対 三菱自動車岡崎)で逆転タイムリー、決勝(対 日本生命)で9回にソロ本塁打を放つなど、さすがのバッティングを見せています。
森下選手のタイムリーなどで逆転勝利! 日立市長杯・予選第3戦
森下選手、9回にソロで食い下がる! 日立市長杯・決勝
そこから数日間の休養をはさんでパワーアップ。5月19日のオープン戦(対 鷺宮製作所)に代打出場すると、いきなりタイムリー三塁打を放ち、翌20日の信越硬式野球クラブ戦では3番スタメンで3打数2安打2打点と暴れました。
オープン戦 vs鷺宮製作所
オープン戦 vs信越野球倶楽部
「昨季は岩元さんがどっしり構えてくれていた。今季は、岩元さんが担っていた1人分の負担を中軸3人で分け合うようなイメージで取り組んでおり、自分もより役割を果たさなければという意識があります」と頼もしく話す森下選手。明治大の先輩でもある川口選手や、同期の三浦選手に積極的に声かけをしながら、打線を引っ張ります!
林コーチ「独特の世界観とも言うべき、自分の考えを体系的に持っている選手。北関東大会でもしっかり期待に応えてくれるはずです」
無心の1日1000スイングを糧に
川口貴都選手
川口貴都選手プロフィール
3月の東京六大学・社会人対抗戦から4番を任され、「スコアボードの4番のところに自分の名前が出た時はやっぱりうれしかったですね」と笑顔を見せます。
打撃力の向上のためにどうすればよいかと考え込むタイプでしたが、今季は無心で「林塾」でコーチと1日1000本以上のトスバッティングを繰り返しました。「入社以来、一番バットを振り込んだ。振りまくりました」。来たボールに瞬時に、的確に、反応できる力を体にしみ込ませてきました。
その成果が出たのは4月のJABA日立市長杯。準決勝(対 東芝)では2-2で迎えた8回、2死一、二塁から勝ち越しとなる値千金のタイムリー安打を放ち、決勝(対 日本生命)でも9回の1点を追う場面で二塁打を放って大きなチャンスを作りました。
川口選手が勝利呼び込む一打! 日立市長杯・準決勝
川口選手、9回に豪快な二塁打で最後まで粘り見せた! 日立市長杯・決勝
「森下、三浦選手や新人のみんなも親身になって励ましてくれる。職場でも『今年こそ出てくれよ』と声を掛けられている。何としても都市対抗出場を決め、みんなで喜びを分かち合いたい」。無心のスイングで期待に応えます!
林コーチ「真面目で体が頑丈。練習をいとわないうえ、疲れを残さないので、猛練習を積んできた。北関東大会ではその成果を出してくれるでしょう」
「軽く打つ感覚」研ぎ澄ます
三浦颯大選手
184センチ、90キロの恵まれた体格。冬に冨村優希監督から「遠くに飛ばそうとしなくていい。その体格ならミートすれば飛んでいく」とアドバイスを受け、「ピンと来た」と言います。以降、川口選手同様「林塾」でバットを振り込み、力みのない打撃を追求してきました。
打球が最もよく飛ぶバットの芯でボールをとらえ、なおかつその接触する時間をより長くする。そうすることで、バットとボールが当たる瞬間だけを意識し、力みのないスイングにつながります。練習の成果を実感したのが4月のJABA日立市長杯の準決勝(対 東芝)。理想のバッティングで4回にレフトへ先制となる本塁打をたたき込みました。
三浦選手、豪快な一発! 日立市長杯・準決勝
北関東大会が近づく現在も、置きティー(ティーに置いた球を打つ練習)1日100~200スイングをこなし、その感覚を研ぎ澄ますことに集中しています。
「なかなか試合に出られず、やっと回ってきたチャンス。ヒーローになる一打でスタンドを沸かせたい」と闘志をみなぎらせています!
林コーチ「元々のバッティングセンスはよかったが、今季はさらに向上した。平常心で実力どおりのバッティングができれば大丈夫です」
都市対抗野球北関東大会の初戦は5月31日(火)午前8:30。
茨城トヨペットと対戦します。ご声援をお願いいたします!