2008 年5月8日

スバルの水平対向2.5ℓターボエンジンが
「インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー2008」の部門賞を受賞

富士重工業は、海外向けスバル フォレスターなどに搭載の水平対向2.5ℓターボエンジンが、イギリス最大の自動車技術専門誌グループであるUKIP Media & Eventsの自動車雑誌部門*が主催する「インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー2008」において、『2.0ℓ~2.5ℓ』部門賞で1位を獲得したと発表した。表彰式は5月7日、ドイツのシュツットガルトにて開催中のエンジン・エキスポの会場で行われ、スバルは2006年に同賞を初めて受賞して以来、2年ぶり 2度目の受賞となった。

* “Engine Technology International”や“Automotive Testing Technology
International”などの技術専門誌を発行している。


この賞は、評価するエンジンに対しての運転時の印象や技術特徴、性能、燃費、洗練さなどを勘案して、世界32カ国の著名ジャーナリスト65人の投票により選ばれるもの。排気量別8つの部門賞と、その中から選ばれるグランプリとしての「インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー」、そして3つの特別賞が設定されている。

今回『2.0ℓ~2.5ℓ』部門賞を受賞した水平対向2.5ℓターボエンジンでは、低中速トルクを向上させ、実用域での性能を高めている。さらに、ターボチャージャーなどを変更し、力強さ、扱い易さと環境性能の両立を図った。現在、欧州や北米、オーストラリアなどで販売されているスバル フォレスター、インプレッサ、北米とオーストラリアで販売されているレガシィ、および北米で販売されているアウトバックに搭載されている。
日本でも、本日5月8日より、レガシィアウトバックに同エンジンを搭載する「2.5XT」が追加設定され、世界で評価されたこのエンジンをお客様に愉しんでいただくことが可能となる。

 

【水平対向2.5ℓターボエンジンの概要<欧州仕様>】
形式・種類:EJ25 水平対向4気筒2.5ℓDOHC16バルブ ターボガソリンエンジン
内径×行程:99.5mm×79.0mm
総排気量:2,457CC
圧 縮 比:8.4
最大出力 (ネット):169kW (230PS)/5,600rpm
最大トルク(ネット):320Nm(32.6kgfm)/3,600rpm
燃料供給装置:電子制御燃料噴射装置(マルチポイント・インジェクション)



欧州仕様フォレスターXT 欧州仕様水平対向4気筒
2.5l ターボエンジン
北米仕様アウトバック 2.5XT