RACE
2026.06.14

第110回日本陸上競技選手権大会

日時:2026年6月12日(金曜日)~14日(日曜日)
場所:愛知県名古屋市・パロマ瑞穂スタジアム

種目 選手名 順位 タイム
5000m予選 梶谷 瑠哉 1組11着 13分48秒41
5000m予選 鈴木 勝彦 3組7着 13分29秒86(自己新)
1500m予選 森田 佳祐 2組2着 3分37秒62
1500m決勝 森田 佳祐 7位 3分41秒65

奥谷亘監督コメント 柔軟な思考で、殻破れ

 1500mも5000mも、非常にレベルの高い、過酷なレースになった。そのなかで、森田は予選を通過し、鈴木もあと一歩、梶谷も一時トップに立つなど見せ場を作ってくれた。
 3人とも、本当によくやったと思う。できる限りの最善の努力をしていたし、持てる力を出し切ってくれた。
 ただ、鈴木が自己ベスト更新の走りをしても予選を通過できないほど、全体のレベルが上がっている。選手たちは、そういう中で、さらに上を目指し、チームのために何ができるかを考える必要がある。たとえば種目を広げるなど、柔軟な思考で自分の殻を破ることにチャレンジしていってほしい。


森田佳祐:1500m予選 大声援が後押し!好タイムで決勝進出

 3000m室内日本記録保持者の佐藤圭汰選手(NIKE)、10000m日本記録保持者の鈴木芽吹選手(トヨタ自動車)ら強豪が並んだ2組。超高速レースとなるなか、終盤で佐藤選手がトップに。森田選手はしっかりつき、最後のラストスパート合戦で前に出ると、2着でフィニッシュし、決勝にコマを進めました。

スタンド一面を埋める大応援団

スタンドを埋めた100人以上のSUBARU大応援団。金色のスティックバルーンを手に、声援を送ってくれました

一斉に飛び出す1500m予選のスタート

日本一への挑戦。まずは予選スタート!

終盤、前方で競り合う森田選手

先頭のすぐ後ろにつき、前に出る機会を狙う森田

スパート合戦を繰り広げる森田選手

強烈なスパート合戦!

2着でゴールし、予選を通過する森田選手

2着でフィニッシュ!全体でも2位となる3分37秒台の好タイムで決勝へ

森田佳祐:1500m決勝 日本一への執念見せ、「やり切った」

 決勝はこの大会2連覇中の飯澤千翔選手(住友電工)らとの一戦。スローペースで進みましたが、優勝のみを目指す森田選手は残り300mで前に出て勝負!飯澤選手らとのバトルを繰り広げると、最後の直線へ。ラストスパートで惜しくも及ばず7位となりましたが、攻めの姿勢で執念を見せる森田選手の走りに、大歓声が上がりました。

スタート前、トラックに立つ森田選手

いよいよ決勝。1500mを始めて15年間の思いを、このレースにぶつける

スタートラインで、前を見つめる森田選手

スタートラインで、闘志を燃やし前を見つめる

序盤、集団のなかで進む決勝レース

序盤はスローペース。集団のなかで、機をうかがう

拳を握り、激しく競り合う森田選手

ラスト300mで、森田、前に出て勝負!

笑顔でゴールへ駆け抜ける森田選手

7位でフィニッシュ!

ゴール後、笑顔を見せる森田選手

走り終えて、笑顔を見せる森田

森田佳祐選手コメント 人生で最高におもしろい競技に出会い、やり切った

もっと上に行きたかったので悔しいが、やれるだけのことはやりました。

スローペースで進み、ペースが上がった時に囲まれていて先頭から離れてしまったのはもったいなかった。

中学の時に体育で1500mを走ったら速くて、高校で陸上部に入りました。どんどん目標が高くなっていき、陸上を始めた15年前の自分が想像もつかなかったようなところまで来ることができましたが、日本一には届きませんでした。

1500mは、陸上のなかでいちばんおもしろいと思っています。大好きな競技。頭も使うし、4分で終わるところもちょうどいい。人生で、最高におもしろいゲームに出会うことができ、やり切りました。

梶谷瑠哉選手:5000m予選 積極レースにスタンド沸く

予選突破を目指した梶谷選手。集団に食らいつくと、残り3周地点で前に出て、一時トップに。積極的なレースで、スタンドを大いに沸かせました。

研ぎ澄まされた表情で集団の中に身を置く梶谷選手

スタートラインに立つ

中盤、密集した集団の中でポジションをうかがう

予選突破を目指し、集団に食らいつく

苦悶の表情をにじませながら前へ進む梶谷選手

歯を食いしばりながら前へ!

混戦のゴールへ飛び込む梶谷選手

フィニッシュ!

走り終え、うつむく梶谷選手の背中

走り終え、一礼

梶谷瑠哉選手コメント 声援が聞こえ、最後まで戦えた

 持ちタイムが出場選手中69番で、予選通過をするためには、どこかで勝負する必要がありました。そこで、残り3周で前に出て、レースをゆすってみました。かなりキツくて最後まで先頭にいることはできなかったが、最低限の走りはできたと思う。予選を通過したかったが、やることはすべてやって、ダメだったので仕方ない。
 キツいレースでしたが、僕の名前を呼んでくれる声がたくさん聞こえ、最後まで戦えました。このレースを駅伝につなげ、ニューイヤー駅伝ではメンバー入りし、最後まで1位で走り切るというチームの目標に貢献できるよう頑張りたい。

梶谷選手の名前が書かれた手作りのうちわ

「ファイト」「梶谷瑠哉」。手書きのうちわが、スタンドから後押し

鈴木勝彦選手:5000m予選 あと1秒で決勝逃すも、自己記録更新

 入賞が目標の鈴木選手は、後方から入って、徐々に順位を上げていく狙い通りの展開。残り100m地点で決勝進出ライン(6着以内)の5番手につけるも、最後の最後で7着に。決勝進出まであと1秒の悔しいレースとなりましたが、13分30秒を切る素晴らしいタイムで、自己ベストを更新しました。

序盤、集団の流れに乗る鈴木選手

序盤、集団の流れに乗る

中盤、ひしめく集団のなかで主導権を探る鈴木選手

中盤、徐々に順位を上げていく、狙い通りの展開

自己ベストを刻む走り。視線は前へ

快調にラップを刻む

ラスト、最後の力を振り絞る鈴木選手

ラスト、最後の力を振り絞ってフィニッシュ!

ゴール後、トラックに倒れ込む鈴木選手

決勝まであと1秒も、自己ベストを更新する素晴らしい走りを見せた

鈴木勝彦選手コメント 悔しいが、大舞台での自己ベストは誇り

 

 予選を突破し、決勝で入賞することを目標に掲げてトレーニングしてきました。プラン通りに展開できたが、最後の50mで抜かれて悔しい。ただ、大舞台で自己ベストを出せたことは誇りに思います。
 スタンドに駆けつけてくれた、たくさんの応援団にワクワクしてもらえるような走りを見せたかった。4900mまではできたと思うが、最後の100mが、本当に悔しい。もう一度、鍛え直します。

スタンドを埋め尽くす応援団

「梶谷、行け!」「勝彦、頑張れ!」100人以上が駆けつけ、大声援を送り続けたSUBARU応援団

メガホンを掲げて声援を送る応援団

「森田、やった!」決勝進出に沸き上がる

レース後、フェンス越しに応援団とこたえる選手

力を出し尽くし、笑顔を見せる鈴木選手と梶谷選手。2人は同期で、大の仲良し

選手と応援団の集合写真

戦い抜いた選手と、最後まで声を送り続けてくれた応援団の皆さん。スタンドとチームが一丸となって戦いました

 ご声援、ありがとうございました!総合結果は、こちらをご覧ください

レース結果一覧