第66回東日本実業団対抗駅伝競走大会
日時:2025年11月3日(月曜日)
場所:埼玉県熊谷市・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場(周回コース)
| 区間 | 選手名 | 区間順位 | 区間記録 | 総合順位 | 総合記録 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1区 | 小林 歩 | 3位 | 37分19秒 | 3位 | 37分19秒 |
| 2区 | R.シャドラック | 5位 | 22分30秒 | 3位 | 59分49秒 |
| 3区 | 山本 唯翔 | 10位 | 47分02秒 | 4位 | 1時間46分51秒 |
| 4区 | 並木 寧音 | 6位 | 23分12秒 | 5位 | 2時間10分03秒 |
| 5区 | 鈴木 勝彦 | 1位 | 23分10秒 | 3位 | 2時間33分13秒 |
| 6区 | 長田 駿佑 | 4位 | 23分31秒 | 4位 | 2時間56分44秒 |
| 7区 | 清水 歓太 | 2位 | 35分29秒 | 3位 | 3時間32分13秒 |
| 混成チーム2区 | Y.エマニエル | 4位 | 22分20秒 | 16位 | 1時間00分59秒 |
| 混成チーム6区 | 砂田 晟弥 | 17位 | 24分21秒 | 17位 | 3時間02分07秒 |

ニューイヤー駅伝2026への出場をかけた予選会、第66回東日本実業団駅伝が、埼玉県熊谷市で開かれました。SUBARU陸上競技部は、過去最高タイの3位で、5年連続25回目のニューイヤー駅伝出場を決めました!
注目の新メンバー、小林歩選手が1区で3位と好スタートを切ると、5区・鈴木勝彦選手が区間賞の走りを見せるなど、全選手が上位でたすきをつなぎました。競技場スタンドには早朝より、たくさんの応援団が集まって選手に大声援を送り、後押ししてくれました。ニューイヤー駅伝で、さらにパワーアップした走りを披露できるよう頑張りますので、ますますご期待ください。
レース展開
1区[13.1km]小林歩:3位 さすがの好スタートで期待に応える


10000m日本歴代10位、2024年ニューイヤー駅伝3区区間賞のスーパーランナーが、1区で登場。終始、先頭集団に付く危なげない走りを見せ、トップと7秒差の3位と好スタート。
小林選手「久々の1区。前の順位でつなぐことだけ考え、力は出し切った。ニューイヤー駅伝ではエース区間を走り、区間賞を獲りたい」
2区[8.2km]ロノ・シャドラック:3位⇒3位 超高速バトルに食らいつく

集団のまま、外国人ランナーたちが超高速バトルを繰り広げる難しい区間だが、冷静な走りでしっかり食らいつき、順位を維持!
シャドラック選手「チームみんながとても良い走りをした。新年では、さらに良い結果を出せるだろう」
3区[16.4km]山本唯翔:3位⇒4位 エース区間で踏ん張った”群馬の妖精”


勝負どころの最長区間・花の3区。山本選手は、太田蒼生選手(GMOインターネット)、吉田響選手(サンベルクス)、篠原倖太朗選手(富士通)ら、箱根駅伝を沸かせた注目のルーキーたちとしのぎを削り、最後まで粘りを見せて、同期の主将・並木寧音選手へたすきをつなぐ。
山本選手「順位を落とした悔しさをニューイヤー駅伝にぶつける」
4区[8.2km]並木寧音:4位⇒5位 ケガ明け感じさせない力強い走り

10000m日本記録保持者の塩尻和也選手(富士通)が後ろから来る驚異の展開も、並木選手はケガ明けの不安を感じさせない力強さで最後まで走り切り、たすきは鈴木勝彦選手へ。
並木選手「個人的には駅伝の難しさを感じた展開で、悔しい結果だった。この経験も生かし、ニューイヤー駅伝には立て直して臨む」
5区[8.2km]鈴木勝彦:5位⇒3位 絶好調のかっちゃんが、区間賞!


たすきを受け取るや否や、積極的な走りでどんどん前へ。自信に満ちた走りで2人を抜き去り、チームを3位に押し上げ、個人では区間賞。日本選手権10000m5位入賞の絶好調ぶりを、駅伝でもしっかり見せつけた。
鈴木選手「区間賞を狙っていたので、獲れてうれしい。今季は絶好調なので、ニューイヤー駅伝でもやります」
6区[8.2km]長田駿佑:3位⇒4位 勢い、アンカーにつなぐ


世界大会日本代表の小山直城選手(Honda)らビッグネームとのバトル。区間賞の鈴木選手からたすきを受け取ると、勢いそのままにスピード感あふれる走りを見せ、エースにたすきをつなぐ。
長田選手「力は出し切ったが、優勝を狙うには区間賞を獲らないと。ニューイヤー駅伝までに修正する」
7区[12.3km]清水歓太 エースのカンタが貫禄の走りで3位

前を行くチームに迫る清水歓太選手


スタンドの大声援を受けながら、清水歓太選手が3位でフィニッシュ!
アンカーを務めたのはエース・清水歓太選手。4位でたすきを受け取るとすぐさま前のチームに迫り、区間2位の貫禄の走りでチームを3位に押し上げました。
清水選手「2位まで上げたかった。3位では悔しく、優勝を狙うチームになったことを実感した。ニューイヤー駅伝ではもっと上を狙う」
奥谷亘監督コメント
沿道から選手を励ます奥谷監督優勝を目標に挑んだが、跳ね返された形だ。勝つのは難しいと感じるとともに、選手はしっかりやってくれたが、相手も強いということを確認できた。メンバーに入っていない選手にも有力な選手がたくさん残っており、ニューイヤー駅伝までにチームとして高めていく。
混成チームにエマ選手、砂田選手が出場

区間4位の走りで存在感を見せたエマニエル選手

オープン参加の混成チームで、エマ選手(2区)、砂田晟弥選手(6区)が走り、ニューイヤー駅伝に向け、しっかりアピールしました。
エマ選手「正直、ここまで良い走りができるとは思っていなかった。コーチのおかげです。もっと良い反応、走りができると信じて頑張ります」
砂田選手「もう少し上の順位で走りたかった。ニューイヤー駅伝のメンバーに選ばれたいので、ここから2カ月、しっかり準備する」
先導車に口町選手!
後ろを振り返ってランナーを確認しながら先導する口町亮選手
口町亮選手が、大会2部で、自転車でランナーの先導役を務めました。
ランナーにして、本格的な自転車ライダーでもある口町選手。この日は、後ろをたびたび振り返ってランナーのスピードを確認しながら5区間28.7kmをしっかり先導。驚異のスパート「口町ロケット」で知られる人気者に、たくさんのファンの方から「口町ロケット、頑張って!」と声がかかっていました。
ご声援、ありがとうございました!
大会の総合結果は、こちらをご覧ください。