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2025.12.25

[選手紹介]清水×梶谷×鈴木 同期3人で、チームを強く、自分も強く

清水選手・梶谷選手・鈴木選手の写真切磋琢磨しながらチームを支えてきた同期3人組
(左から)鈴木勝彦選手、梶谷瑠哉選手、清水歓太選手


 2026年1月1日はニューイヤー駅伝。「タレントぞろい」と評判の今年のSUBARU陸上競技部。その中で、今回は、チームを支えてきた社会人7年目の同期3人組、清水歓太選手、梶谷瑠哉選手、鈴木勝彦選手を紹介します。3人は互いを高め合いながら、チームの強化に尽くしてきました。

梶谷選手の、駅伝への思い

 梶谷選手は新人の頃から、駅伝への思いを強く語ってきました。「仲間と走り、沿道の皆さんを笑顔にできる駅伝が大好き。声援や仲間の存在があるから、苦しくても踏ん張れる」。そんな人柄を買われ、3年目には主将に就任。以降4年間、主将として、厳しい勝負の世界で、時に監督と選手の間に立ち、言葉をかけ、気持ちをつなぎ、チームの調和を守り続けてきました。

仲間であり、よきライバルの、清水選手、鈴木選手

 そんな梶谷選手の近くで、ともにチームを引っ張ってきたのが清水選手です。2022年以降、記録が一気に伸び、10000mでは27分31秒27の日本歴代7位(当時)の快記録。日本選手権5000mで銅メダルを獲得するなど、急成長を遂げました。いまや駅伝の主要区間で上位を狙うSUBARUの大黒柱です。

 もう一人の同期が鈴木選手。チームのムードメーカーでもあり、明るい笑顔で周囲を和ませます。2025年の日本選手権10000mで5位入賞を果たすなど実績を積み上げ、刺激も与えてくれる良きライバル。仲間であり、競走相手でもある──そんな関係性が、3人の成長を後押ししてきました。

準優勝。そしてさらにその先へ

 2022年のニューイヤー駅伝。1区・鈴木選手、3区・梶谷選手、4区・清水選手で挑んだレースで、チームは準優勝を果たします。この頃から、梶谷選手は「SUBARUを、常に上位争いのできる強豪チームにしたい」と語るようになりました。

 梶谷選手の夢が叶うかのように、それからチームは、どんどん強くなっていきます。清水選手は日本選手権5000mで2年連続銅メダル。鈴木選手は10000mで日本選手権3位入賞。梶谷選手も5000mで自己記録を更新し、日本選手権出場。

 さらに森田佳祐選手、三浦龍司選手、山本唯翔選手、砂田晟弥選手ら、世界を狙う選手たちが次々と加入。SUBARUは“駅伝で上位を狙うチーム”に加え、“世界に挑戦するチーム”へと進化していきます。

 2025年9月。国立競技場で、3人は3000mSCで世界の表彰台を狙う三浦選手の走りを見守っていました。まさに世界のトップランナーと渡り合う三浦選手の走りを見終えた鈴木選手は、「レベルが異次元。でも、自分たちの走りが、少しでも三浦の刺激になれるよう頑張りたい」と語りました。

3人が迎える、2026年

 チームが強くなる。それは、メンバー争いが激化することでもあります。奥谷亘監督は言います。「3人はチームを支えてくれて、層も厚くなってきた。今年は表彰台を狙いたい」。

 無我夢中で走り続け、SUBARUを強豪チームへ押し上げた3人が迎える2026年1月1日。経験を重ねた同期トリオが、ニューイヤー駅伝でどんな走りを見せてくれるのか。ご期待ください!

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