駅伝メンバー入りへの挑戦第1弾!6選手出場の八王子LD、見どころはココだ

暗くなった競技場で幻想的に光るペーシングライトを追いかけ、疾走する選手たち(左から4人目のゼッケンC14は川田裕也選手)。観客はすぐ近くで観戦ができるので、迫力満点!(2023年の八王子ロングディスタンス)
次の戦いは、ニューイヤー駅伝メンバー入り
11月3日の東日本実業団駅伝で5位入賞を果たし、2025年1月1日に開催されるニューイヤー駅伝への切符を手にしたSUBARU陸上競技部。次に繰り広げられるのは、ニューイヤー駅伝へのメンバー入りをめぐる戦いです。新年を飾る大舞台。実力十分の選手たちが、栄光の7枚の切符を目指して熾烈な勝負に挑みます。
第1弾は、八王子ロングディスタンス
選考は、レースと合宿等でのトライアル等を経て決まりますが、レースで結果を出すことが、メンバー入りへの大きなポイントになることは言うまでもありません。
そして、ニューイヤー駅伝までに行われるレースの第1弾が「八王子ロングディスタンス」です。
11月23日、東京都八王子市の上柚木公園陸上競技場で開催されるこの大会は、男子10000mレースのみの大会です。
・絶好の気候条件:寒すぎず長距離走に最適な時期
・ペースメーカー&ペーシングライト完備:記録を狙いやすい環境
・実力派選手が多数出場:ハイレベルな競り合い
これらの理由から、多くの陸上ファンが注目する大会となっています。
出場選手と見どころ
SUBARUからは以下の選手が出場します。
5組 17:20スタート 口町亮、照井明人、川田裕也

口町亮:ニューイヤー連続出場に挑む
2017年の入社以来、ニューイヤー駅伝はチームが不出場だった2021年をのぞき、全大会への出場を果たしている猛者。そのダイナミックな走りを見たいと出場を待ち望むファンも多く、連続出場を止めるつもりは一切ない。
八王子では爆発的なラストスパート「口町ロケット」の発射で、メンバー入りに名乗りを上げたい。

照井明人:メンバー入りを盤石に
2022年の東日本実業団駅伝ではエース区間で区間賞。さらに強烈な向かい風や上り坂など、普通の選手なら心が折れそうになる環境でむしろ力を発揮する照井明人は、過酷な条件のニューイヤー駅伝での活躍が期待できる選手だ。
その照井明人と言えども2024年はメンバー入りを逃したほど、ニューイヤーへの戦いは厳しい。その悔しさを胸に、ここで結果を出して一歩、抜け出たい。

川田裕也選手:不屈の精神で、悲願達成へ
一流選手の証である10000m27分台の記録を持つ実力派。
駅伝では諸条件のタイミングが合わず、その実力を思う存分発揮する機会に恵まれなかった。しかし、それを一切、嘆くことなく、前を向いて黙々と練習を積める不屈の精神が、川田裕也の強さだ。
実力を、今度こそ1月1日に大舞台で披露する。その悲願に向け、八王子に挑む。
6組 17:55スタート ベンソン、シャドラック

キプランガット・ベンソン選手:復活ののろし、上げる
陸上王国ケニアでもトップクラスの世界的ランナー。人生初の駅伝だったニューイヤー駅伝2022で2区を走り、トップでタスキを持ってきたベンソン。その勢いのまま果たした準優勝と、その後のSUBARU陸上競技部の強豪への挑戦は、ベンソンのあの走りから始まったと言っても過言ではない。
この夏に負傷したが完治し、本来の驚異的なスピードを取り戻しつつある。数々の伝説を打ち立ててきたベンソンが、八王子で復活ののろしを上げる。

ロノ・シャドラック選手:尊敬するベンソンに挑む
慣れない異国の地・日本で地道に練習を積み、急成長中の18歳。11月3日の東日本実業団駅伝で初めて駅伝に出場。世界で活躍するランナーたちと互角に戦い、区間2位で走り切った。
ニューイヤー駅伝に出場できる外国人選手は1人だけ。東日本実業団駅伝後に「いい走りができたのは、ベンソンがいつも励ましてくれるおかげ」と真っ先に尊敬する兄貴分・ベンソンに感謝を述べたシャドラックが、そのベンソンと同じ組でベストタイムを狙う。
7組 18:30スタート 清水歓太

清水歓太:エースの走りを披露
10000m27分31秒27の記録を誇る、SUBARUのエース。チームの目標である「ニューイヤー駅伝での表彰台」に向け、大黒柱・カンタの好走は必須だ。
社会人になり、あれよあれよと言う間に日本トップクラスへ駆け上がったカンタ。優しすぎる性格ゆえ、常識破りとも言える驚異の急成長に自身のマインドが追いつかない時期もあったが、それも克服。最近はすっかり貫禄もついてきたカンタが、エースの走りを八王子で披露する。
競技場で、ライブ配信で!SUBARUの応援をよろしくお願いします
メンバー入りに挑む選手たちの渾身の走りを、ぜひリアルタイムでご観戦ください。
まず、八王子ロングディスタンスは現地観戦(入場料:大人1000円)が可能です。グラウンドそばで見られる観戦エリアも設けられ、レースを間近で観戦できるので迫力満点!ぜひ競技場にお越しください。
そして、大会はライブ配信も行われます。なんと、箱根駅伝の山登り区間(5区)で4年連続区間賞を獲得した「新・山の神」柏原竜二さん(富士通)の解説付きです!「見に行きたいけど、八王子までは行けない!」という方は、ぜひライブ配信をご覧ください。
6選手が全力で挑みます!ご期待ください。