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2023.10.30

【選手紹介】超人ベンソンが、新たな伝説を刻む!

 グラウンドに現れると、”ハーイ(^^)/”と、笑顔で手を振る陽気なベンソン選手。

 ベンソン選手が日本にやってきたのは2021年11月末。わずか1カ月後に挑んだ初の駅伝が、ニューイヤー駅伝2022でした。ここで、いきなり区間賞の走りを見せてみんなの度肝を抜き、一躍スターダムにのし上がりました。以来、ベンソン選手は絶えず強さを発揮し続けています!

 

駅伝に向けて練習するベンソン選手(右)。

 

 ベンソン選手の成績をご覧ください。

2022年
1月 ニューイヤー駅伝    区間1
9月 全日本実業団陸上 5000m 準優勝
11月  東日本実業団駅伝     区間1位
2023年
1月 ニューイヤー駅伝    区間2
5月 ゴールデンゲームズ in のべおか 5000m
    13分02秒74、世界陸上参加標準記録突破。日本記録[13分08秒40]越え
5月 東日本実業団陸上 10000m 優勝
9月 全日本実業団陸上 10000m 準優勝

 

 1位と2位ばっかり…? そうなのです。ベンソン選手の超人たるゆえんは「常に」強いところ。彼は狙ったレースで表彰台に立つことができる、まさに一級のランナーなのです。

今年9月の全日本実業団対抗の超高速レースで、先頭を走るベンソン選手(ナンバーカード21)

 

 ベンソン選手は18歳の若さで日本にやってきましたが、文化の違いに適応し、規則正しい生活を実践。陸上に集中しています。奥谷亘監督も「ベンソンは、速くなることにしか興味がない。心構えも超一流」と話します。

 さらに、大会前の緊張など彼には無縁。笑顔でウォーミングアップし、「I want to be No.1.(一番になりたい)」と語ってスタート地点へ。号砲が響いた後は、強烈なスピードで走る外国人選手の中にあって先頭を引っ張るパフォーマンスでスタンドのファンを沸かせ、最後には表彰台に立つ。これがベンソン流!なのです。

練習が終わったあと、笑顔でポーズを取るベンソン選手(左)。今年入部したルーキー、ロノ・シャドラック選手(右)と

 一緒に走る機会があれば、彼の速さに驚かされることでしょう。ゆーったりと走っているように見えるのに、横で走ってみると、めっちゃ速いから不思議です。
 「ゆっくり走っているように見えるのに速い。これは、ムダな動きがないうえ、見た目より実際の歩幅が大きいからで、理想の走り方です」と奥谷監督は指摘します。

 トラック競技でも強さを見せつけるベンソン選手ですが、一斉スタートでなく、自分でペースを作って走る駅伝は、実はもっと得意。たすきを受け取れば、スタスタと走ってトップに立ち、レースをリードします。

 今年の11月3日も、外国人区間の2区で、ベンソン選手は圧倒的な走りを見せてくれることでしょう。お楽しみに!

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