【選手紹介】ワールドクラスランナー森田アニキ、東日本実業団駅伝で表彰台を狙う!
11月3日は東日本実業団駅伝です!東日本エリアは強豪チームぞろいの激戦区。この厳しい戦場で、SUBARU陸上競技部は目標に「表彰台」を掲げています。
「世界」への情熱の連鎖
そんなチームにあって、「駅伝で活躍したい」と話すのは、森田アニキこと森田佳祐選手。
2022年、日本の1500mトップランナーとしての実績を背負い、SUBARUに移籍してきました。彼は初めから「世界をめざす」と公言。出場するだけでも大変な日本選手権で3年連続表彰台に立つなど、言葉通りの走りを見せています。控えめなタイプの選手が多いSUBARU陸上部で、堂々と「世界」を口にする森田選手は、アクの強い、異色の存在でした。
森田佳祐選手プロフィール
9月の記録会に出場した森田佳祐選手(ナンバーカード4)。前を走る10000m日本記録保持者の相澤晃選手(ナンバーカード40、旭化成)を追う
そんな森田選手の情熱に触発された一人が、清水歓太選手です。「当たり前のように世界をめざす森田さんがすぐ近くにいたことで、自分もめざしていいのかな、という気持ちに自然となってきました」と語ります。
森田選手の影響を受けた清水選手はメキメキと記録を伸ばし、今年10月にはついに、日本代表として世界大会「リガ'23」への出場を果たしました。
そして清水選手の活躍で、鈴木勝彦選手をはじめ、ほかの選手にも「世界」への意識が連鎖。チームの底上げにつながっています。
6月の日本選手権の1500mに出場し、3年連続表彰台に上った森田佳祐選手(左)。奥谷亘監督(中央)、5000mで銅メダルを獲得した清水歓太選手(右)と、笑顔で記念撮影
ワールドクラスの走りを
駅伝で見せたい
そんな森田選手は現在、駅伝への準備に注力しています。地元・群馬での駅伝は、多くの人が一堂に会し、走ることで地域を盛り上げ、テレビ中継を通じて全国を盛り上げられる大イベント。森田選手はここで、SUBARU陸上部のワールドクラスの走りをたくさんの人に見てもらいたいと思っているからです。
「駅伝でいい走りをし、チームでニューイヤーの表彰台に立ち、多くの人に喜んでもらえるチームになる。そんなチームになることができれば、選手個々の世界へのチャレンジも、皆さんに、さらに楽しみにしてもらえるのではないか。そうなれば、僕たちが世界へ挑戦する意義も、より大きくなると思うんです」と森田選手。
駅伝に向け、チームの仲間たちとインターバルで鍛える森田佳祐選手
そんな森田選手、皆さんにいい走りを見ていただくための準備に余念がありません。
3月には、アメリカで行われた、世界トップクラスの選手が集まる合宿に参加。短距離からマラソンまで、あらゆる種目の世界トップランナーたちと一緒に練習し、「種目にこだわらず、『走力そのもの』を速くすることを意識する」ことの重要性を学びました。帰国後、学んだことをアレンジする練習を試行錯誤。今まで気づかなかったところを強化でき、「自力の底上げにつながっている」と手ごたえをつかんでいます。
持ち前のスピードで勝負!
強烈なラストスパートが持ち味です
森田選手の活躍が、SUBARU陸上部が東日本実業団駅伝、そしてニューイヤー駅伝で表彰台に立つカギの一つとなることは間違いありません。1500mで鍛えたスピードを持つ彼が、たとえばラストスパート勝負になる1区で力を発揮するのは一つのシナリオです。チームは爆発的なスタートを切ることができ、表彰台が近づきます。
森田選手は語ります。「狙ったレースでしっかり力を出したい。そのための準備はできています」と。
まずは11月3日、皆さんに、森田アニキの最高のパフォーマンスの目撃者となっていただきたい。駅伝ファン、SUBARU陸上部のファンの皆さん、楽しみにしていてください!