【東日本実業団駅伝】2区ベンソン選手,3区照井選手区間賞! 総合7位でNY駅伝出場へ
2023年1月1日のニューイヤー駅伝出場をかけ、SUBARU陸上競技部は3日、その予選「東日本実業団駅伝」に出場。2区のベンソン・キプランガット選手、3区の照井明人選手が連続で区間トップとなる快挙を成し遂げました。
総合でも7位となり、ニューイヤー駅伝への切符をしっかり獲得。目標の総合3位には届きませんでしたが、7区間のうちの2区間のトップをSUBARUの選手が占め、チームの存在感を知らしめました。
区間トップとなり、表彰されるベンソン選手と照井選手
レース展開
1区鈴木勝彦選手から、2区のベンソン選手へたすきが渡ると、猛スピードを保ちつつ、一定のペースで淡々と走る独特のスタイルで脅威の9人抜き。区間賞の走りを見せ、総合では3位で3区・照井明人選手につなぎます。照井選手は1位の富士通、2位のヤクルトの選手と先頭グループを作って粘り、13キロ付近で前に出ます。最後までしっかり走り切ってトップに躍り出ました。
4区以降で順位を落としたものの、余裕をもって、ニューイヤー駅伝に出場できる「12位以上」の位置を確保。アンカーの口町亮選手が7位でフィニッシュしました。
以下、監督、選手がレースを振り返ります。
奥谷亘監督
2区、3区の連続区間賞には感動しました。ただ、全体としてはまだまだ、自分たちが思っているレベルには到達していないことが分かりました。これから2か月、もう一段レベルアップしていき、1月1日は、皆さんに楽しんでいただける走りを見せたいと思います。
1区 鈴木勝彦選手
スタート ⇒ 12位
レースはスローペースで進みました。途中でスピードが上がった時に、対応仕切れませんでした。前を走る駆け引き巧者のランナーの走りを見て、いろいろと気づいたことがあったので、1月1日に生かします
2区 ベンソン・キプランガット選手
12位 ⇒ 3位(区間1位)
今日は良い走りができ、区間賞もとれて幸せです。この日まで、トレーニングがしっかりできていたし、きょうの体調も良かったので、1位になれました。
次の戦いは、ニューイヤー駅伝です。また、1番になれると思うので、しっかりトレーニングします
3区・照井明人選手
3位 ⇒ 1位(区間1位)
照井選手、1位で梶谷選手にたすきをつなぎました!
しっかり練習ができていたし、エース区間で走らせてもらえたので、勝負したいと思っていました。
13キロ付近で前に出て、ラストも足がしっかり動いてくれて、狙い通りの走りができました。オリンピアンでもある塩尻和也選手(富士通)に勝てたのは自信になります。ニューイヤー駅伝でも、エース区間の4区を走りたい
4区・梶谷瑠哉選手
1位 ⇒ 6位(区間11位)
当日の選手変更で急遽、走ることになりました。
当日に出場を言われたのは初めてでした。準備はしていたつもりでしたが、結果が出ませんでした。9月に練習できない時期があり、復帰してから急いで戻しましたが、やはり万全の準備ができていないと勝てない。1月1日にはしっかり準備します
5区・森田佳祐選手
6位 ⇒ 8位(区間11位)
自分がレースの流れをもう一度取り戻そうという思いで走ったのですが、かないませんでした。最後に調子が上がってきたのですが、集団から抜け出しきれなかった。次のチャンスがあれば、修正したい
6区・清水歓太選手
8位 ⇒ 7位(区間8位)
すぐ前を走る選手についていって途中で前に出るつもりが、その選手のスピードが上がらないので早めに前に出ざるを得なくなりました。結果的に前半を突っ込みすぎて、後半、足が止まってしまいました。準備期間が足りない状態のなかで、全力は出し切りました。1月1日に向けて、さらに練習を積み重ねます
7区・口町亮選手
7位 ⇒ 7位(区間12位)
大きく崩れることはなく、最低限のことはできたと思います。最近は長い距離を積む練習をしてきて距離には自信がついてきましたが、スピードを強化する必要性を感じました。ニューイヤーへの切符は確保できたので、次に向けて修正します。