2012年5月8日

富士重工業 2012年3月期 通期連結業績の概要

<2012年3月期 通期業績:連結売上高>

スバルの販売は、東日本大震災の影響による上期の大幅な販売減により、国内販売が前年同期比9.0%増の172千台となったものの、海外販売が同6.3%減の468千台となり、全世界合計の販売台数は同2.6%減の640千台となりました。この結果、連結売上高は売上台数の減少に加え、円高の影響を受け、同4.0%減の1兆5,171億円となりました。

<2012年3月期 通期業績:連結損益>

通期業績については、販管費をはじめとした諸経費削減に努めたものの、大幅な円高の進行や震災影響により日本と北米以外の市場でスバルの販売台数が減少したこと等により、営業利益は前年同期比47.8%減となる440億円となりました。経常利益は同54.7%減の373億円、当期純利益は本社ビル売却による特別利益261億円を計上する一方、東日本大震災に伴う特別損失73億円等を計上した結果、同23.6%減の385億円となりました。

<2013年3月期 通期業績見通し>

2013年3月期も引き続き厳しい経営環境が続くと予想されますが、スバルの販売は新型インプレッサが好調であること、さらに新型車導入等の商品力強化により海外全市場と国内の登録車販売の伸長を図り、全世界販売は過去最高*1となる721千台を見込みます。その結果2013年3月期通期の連結売上高は1兆8,600億円、連結損益は新型車導入に伴う諸経費増があるものの、販売台数増と原価低減の伸展によりカバーし、営業利益670億円、経常利益630億円、当期純利益480億円と、前期を大きく上回る計画です。
なお、通期連結業績見通しの前提となる為替レートは¥80/$、¥105/EURO です。


*1 連結決算の開示を始めた1999年3月期以降の過去最高