2011年12月8日

富士重工業 自動車板金補修用部品生産を桐生工業に移管
~ 軽自動車生産終了にともなう事業の再編 ~

富士重工業は、群馬製作所伊勢崎工場*1 で内製している、自動車板金補修用部品の生産を桐生工業株式会社*2(以下 桐生工業)に移管します。生産は引き続き伊勢崎工場内で行います。すでに製造部門については桐生工業からの従業員派遣により作業移管を実施しており、今後は管理部門を含めて移管手続きをすすめ、2012年3月末に移管を完了する予定です。桐生工業への板金補修用部品生産の移管は、部品生産コストの低減ならびに桐生工業の経営基盤強化に繋がるもので、軽自動車生産終了にともなう事業の再編への取り組みとなります。

あわせて、桐生工業が手がけるスバル部品センター*3 の運営事業(入出庫、梱包等)と、スバルロジスティクス*4 が当社の工場内で手がける自動車の防錆塗膜施工、特別装備車架装等の事業を二社間で入れ替えを行い、得意分野への特化、業務の一元化による業務品質の向上を図ります。事業の入れ替えは2012年4月から実施します。

桐生工業は、1961年(昭和36年)にスバルサンバーの生産開始時に同車のボディ部品生産を開始し、1973年から1994年までのサンバーシリーズの完成車一貫生産を手がけ、現在はサンバーをはじめとしたスバル車の特別装備架装事業と部品センターの運営などを行っています。今回の再編、事業整理を通じて今後はスバル製造部門の中核的パートナー企業の一つとなります。

*1 所在地:群馬県伊勢崎市末広町
*2 所在地:群馬県桐生市、代表取締役社長:中野幸夫、株主構成:富士重工業 97.7% スバル興産2.3%
*3 所在地:群馬県邑楽郡大泉町
*4 所在地:群馬県太田市朝日町、代表者:木村正一、事業内容:スバル車ならびに海外生産用部品の梱包輸送他