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2009年11月17日

モーダルシフトによるCO2削減で「国土交通省海事局長表彰」を受賞

富士重工業の環境事業部門エコテクノロジーカンパニー*、及びスバルロジスティクス**は平成21年度エコシップ・モーダルシフト事業において、特に貢献度の高い優良事業者として「国土交通省海事局長表彰」を受賞しました。

エコシップ・モーダルシフト事業は、一般貨物の輸送に関し、省エネ・CO2削減効果のある船舶を利用した海上貨物輸送への転換(モーダルシフト)促進を目的とし、海上輸送を一定以上の割合で利用するなど、モーダルシフトに貢献する荷主企業及び物流事業者に対し、「エコシップマーク」の使用を認定しています。また、特に貢献度の高い優良事業者に対して、国土交通省海事局長の表彰を行っています。 本賞の選定は、フェリー、RORO船、コンテナ船、自動車船事業者(エコシップ・モーダルシフト事業実行委員会、参加事業者)からの推薦を基に、学識経験者、国土交通省を含めた「選定委員会」にて、定められた基準のもとに行われます。

当社のエコテクノロジーカンパニーでは、CO2排出量の削減を図る為、宇都宮工場で生産した塵芥収集車「フジマイティー」の輸送を、陸路の自走から海上輸送へのモーダルシフトを推進しました。海上輸送利用には輸送時間の増加が最大のネックですが、スバルロジスティクス**と共同で、定期船を利用した出荷日程の前倒し等の取り組みにより、2008年度以降は、従来の北海道・九州向けに加え、近畿・中国・四国向けの出荷車についても、海上輸送への切り替えを推進してきました。結果として、陸路による自走と比べCO2排出量は全体で約32%削減できました。
富士重工業は、今後もモーダルシフト推進をはじめ、商品・生産・物流のビジネス全体で、より一層環境貢献に取り組みます。


 

塵芥収集車フジマイティー


*  エコテクノロジーカンパニープレジデント 荒井直人、栃木県宇都宮市
**  富士重工業100%出資子会社、代表取締役社長 岡崎鎮弘、群馬県太田市(本社)