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2004年1月29日


富士重工業 陸上自衛隊向け 遠隔操縦観測システムの飛行試験に成功


  富士重工業(竹中 恭二社長)は、2004年1月28日に、陸上自衛隊向けに生産を進めているわが国初の本格的な観測型無人機システムである「遠隔操縦観測システム」の量産初号機の飛行試験に成功した。

  「遠隔操縦観測システム」は、可視または赤外線カメラを搭載した無人タービンヘリコプターと飛行管制、データ送受信・処理、整備などの地上装置からなるシステムで、完全自動飛行により遠距離観測の任務を遂行することができる。
  同システムは、富士重工業を主契約企業として、1988年(昭和63年)に防衛庁技術研究本部の研究試作が開始され、開発試作および実用試験を経て、2001年度(平成13年度)から量産が開始された。

  今回の飛行試験は、納入前の社内試験の一環として、陸上自衛隊の北富士演習場(山梨県)において行なわれたもので、プログラムによる離着陸を含めた完全自動飛行に成功するとともに、リアルタイムで画像を取得・電送し期待通りの機能を有することが確認された。

  同社は、量産初号機を本年2月に陸上自衛隊に納入する予定であり、現在引続き2002年度(平成14年度)契約の2号機および地上装置の生産に取り組んでいる。

 

無人タービンヘリコプター
(無人ヘリコプターの飛行状況)

 

 

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