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2003年10月14日


第37回 東京モーターショー出展概要



  富士重工業(竹中 恭二社長)は、第37回東京モーターショーにおいて、1台のクルマで走りの愉しさと高い安全性能、優れた環境性能の実現を目指すスバルの取り組みをアピールする。

  展示ブースでは、「Think. Feel. Drive.」をキーワードにスバルが理想とする走りのコアテクノロジーであるシンメトリカルAWDや次世代パワーソースに加え、スバルが走りを通じて人に新たな感動と歓びを提供するための先進技術を提案する。又、アドバンスドデザイン チーフデザイナー アンドレア ザパティナスのデザインチームの手による2台のコンセプトカーでは、車の機能とエモーショナルな美しさを極めた次世代デザインのコンセプトを披露する。

  プレスブリーフィングは10月22日(水)12:55~13:15にスバルブース(西ホール)にて竹中恭二社長、アドバンスドデザイン チーフデザイナー アンドレアス ザパティナスにより行なわれる。(ザパティナスのスピーチは英語)

R1eB9 SCRAMBLER
B9 SCRAMBLER

R1e
 
R2
R2

     
■主な出品車 / コンセプトカー
 
□B9 SCRAMBLER(ビーナイン・スクランブラー)
  オンロード・ラフロードを問わずオープンエアモータリングを楽しみたいという想いを表現した、2シーターHEV(Hybrid Electric Vehicle)。パワートレーンには、スバルのシンメトリカルAWDと最新のHEVテクノロジーを融合させることで誕生したSSHEV(Sequential Series HEV)を採用。
<主な特徴>
  1. 時速80㎞前後までの実用領域の大部分を高性能モーターで駆動するSSHEVシステムによるスムーズな加速と優れた燃費性能、環境性能を実現。
  2. タイヤにはランフラットタイプを、サスペンションはオートレベライズ機能に加え、最低地上高を150mmから200mmの間で選択可能なエアサスペンションを採用。
  3. 既成概念や過去の制約にとらわれない、先進的でいてどこか懐かしさを感じさせるデザイン。航空機の翼をイメージしたダッシュボードなど航空機メーカーのDNAを感じさせるこのクルマの中にちりばめられたエッセンスは、将来のスバルデザインを示唆。
 
□R1e (アール・ワン・イー)
  都市生活でのパーソナルユースにふさわしい移動体として、2+2シーターレイアウトのパッケージングを採用。パワーユニットには、高性能バッテリーと高度な制御技術を組み合わせたEV(Electric Vehicle)システムを導入し環境にも配慮。
<主な特徴>
  1. 都市での生活に最適で、運転の愉しいシティコミューターにとって最適のパッケージングを追求。その結果、全長は軽自動車よりも短く、しかもエモーショナルで躍動感あふれるプロポーションを実現。
  2. パーソナルあるいはカップルでの生活にふさわしい2+2シーターのパッケージングを採用。コンパクトなサイズにより駐車の容易性はもちろん、都市生活で重要度の高い機動性を確保。
  3. EVシステムには、小型軽量・高性能・高信頼性のブラシレスモーターと、エネルギー密度の高いマンガン・リチウム・イオンバッテリーを採用。バッテリーの充電は、家庭用エアコン電源に採用されている単相200Vを使用。
  4. 操作系は、通常のAT車同様の2ペダル式。加えて日常の使い勝手も考慮して、クリープ制御や電動式パワーステアリングを採用。
 
 
■主な出品車 / 参考出品車
 
□R2(アール・ツー)
  ライフスタイルを豊かに感じさせてくれる、日常の様々な場面において付き合える良質なパートナーとして個性的でクラスレスな高い存在感を持ったミニカー。
<主な特徴>
  1. 基本となるシルエットは、フロントからルーフまで滑らかなラインを描く「ワンモーションフォルム」、エクステリア・インテリアは「スポーティ&エレガンス」をキーワードに表現。
  2. パワーユニットには、4気筒DOHC(AVCS付)自然吸気エンジンを新開発。i-CVTと組み合わせ、クラストップレベルの燃費と機動性を両立。またスーパーチャージャーエンジン搭載車は、7速スポーツシフトと組み合わせ、よりスポーティな走りを追求。
  3. 環境時代における省資源化として、合理的な骨格と、強度を高めやすい張りのある曲面構成のエクステリアを採用し軽量化を実現。
  4. 軽量化と安全性能を両立。現実の事故実態を考慮したコンパチビリティ対応や歩行者傷害軽減対応を向上。
 
□レガシィツーリングワゴン トランスケア
  身体の不自由な方や高齢の方にも快適なドライブを愉しんでいただけるよう、回転式の助手席ウイングシートを採用した福祉車両。ワイヤレスリモコンによる助手席の回転操作や回転後80mm外に出るシートにより、快適な乗降性能を実現し、助手席シートは、すわり心地のよいベース車と同様のものを使用すると共に、さらに240mmの電動シートスライドを装着し、ロングドライブ時の快適性を向上。
  なお、今回の出品車両には参考装備として下肢障害者用の運転補助装置を装着することにより、加減速は、ステアリング奥に設けられたプルタイプのアクセルリングと、ブレーキバーによって行なわれるが、健常者による通常の運転操作も可能。
 
□レガシィ B4 CNG (環境体験ランドに出展)
  日本にも資源として存在する天然ガスを有効活用する低公害車。2.0L水平対向4気筒DOHC AVCSをベースに、CNG専用の電子制御燃料噴射装置等を採用したエンジンは、実用域における十分な性能を確保するとともに、「超-低排出ガス」相当の環境性能を達成。中級セダンのCNGとして公用車としての市場導入を目指すとともに、乗用CNG車で唯一の、アクティブセイフティ性能を発揮するシンメトリカルAWDの採用により、AWD車のニーズが高い寒冷地での普及もめざす。
 
 
■その他の車両
 
□レガシィ アウトバック
  1995年の発表以来、北米や豪州で高い評価を獲得してきたグランドワゴン(海外名:アウトバック)は、名称をランカスターへと変えて進化してきたが、今回のフルモデルチェンジにあたり、よりスポーティかつタフなモデルとなり、名称を世界共通のアウトバックに統一した。
 
 
■出品車両一覧
 
  1. B9 SCRAMBLER       【コンセプトカー】
  2. R1e                【コンセプトカー】
  3. R2 (自然吸気)          【参考出品車】
  4. R2(スーパーチャージャー)   【参考出品車】
  5. レガシィ アウトバック 3.0R
  6. レガシィ アウトバック 2.5i
  7. フォレスター XT
  8. インプレッサ WRC2003    【参考出品車】
  9. インプレッサ セダン WRX STi
  10. インプレッサ スポーツワゴン 15i-S
  11. レガシィ ツーリングワゴン 3.0R
  12. レガシィ ツーリングワゴン 2.0Rトランスケア  【参考出品車】
  13. レガシィ B4 2.0GT spec.B
  14. トラヴィック S package
  レガシィ B4 CNG (環境体験ランドに出展)  【参考出品車】
 
 
■スバルブース
 
□内容
  青い繭玉から新しい商品、技術が次々と生みだされる“Blue Cocoon(青い繭)”をイメージしたブースを展開。スバルブルーに輝くブースのメインステージには、今後のスバルデザインの方向性を示唆するとともに、走りの愉しさと環境性能をともに引き上げた2台のコンセプトカーを展示。 ブース中央では、シンメトリカルAWDのシンプルなメカアートを披露。同時に、そのポテンシャルを実証する場であるWRC(世界ラリー選手権)に参戦しているインプレッサのWRカーも展示。また、ドライビングシミュレーターにより、最新の安全技術やAWD車の走行を体感できる。
 
□一般公開日 イベント
  WRCドライバー 新井敏弘氏によるトークショーとレガシィ開発者によるライブトークを1日数回、毎日開催。
 
□ドライビングシュミレーター
 航空機用フライトシミュレーターの技術を持つ航空宇宙カンパニー、車両の開発を行なうスバル技術本部、将来技術の研究部門であるスバル技術研究所による共同開発。今回のショーでは、ADA(アクティブ・ドライビング・アシスト)の体験走行や、AWD車の実走行に近い運転が体験できる6台を展示。

 

 

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