富士重工業（竹中恭二社長）は、米国ゼネラルモーターズ（リチャード・ワゴナー社長、以下ＧＭ）よりOEM供給を受け、7人乗り乗用車スバル トラヴィックを本日より全国スバル特約店を通じ一斉に発売する。

　今回発売するスバルトラヴィックは、「1人で乗っても7人で乗っても楽しい7人乗り」というコンセプトのもと、取り回しの良いコンパクトな車体に7人乗りの快適な居住空間を確保した合理的なパッケージングと、ゆとりある動力性能と優れた操縦安定性がもたらす運転の楽しさを追求したモデルである。
　エンジンには、低回転域から力強いトルクを発生する2.2L直列4気筒DOHCエンジンを採用するとともに、足回りは、優れた乗り心地と高い操縦安定性をあわせ持つ仕様とするなど、スバルらしい「走りの良さ」を追求した設定となっている。
　インテリアは、乗車人員や積載量にあわせ多彩なシートアレンジが可能なマルチ・シーティングシステムを採用し、機能性と使い勝手の良さを追求している。

　富士重工業とＧＭは、1999年12月に戦略提携を結び、様々な分野で提携の成果を実現するための協議を重ねており、このたび発売するスバル トラヴィックは、国内市場における初の具体的成果である。同モデルは、最新設備を導入したＧＭのタイ工場において厳しい品質管理のもとで生産され、日本ゼネラルモーターズ株式会社（佐藤満社長）が輸入する。