富士重工業（田中 毅社長）は、北海道ならびに四国2県（愛媛・高知）におけるスバル特約店の統合を実施する。対象となるのは、北海道地区の特約店3社および四国地区の特約店2社で、いずれの特約店も同社が出資している連結対象会社である。統合の方法は両地区とも存続会社による吸収合併とし、合併期日は2001年10月1日とする。

　統合の対象となる特約店は、北海道地区が札幌スバル自動車、室苫スバル自動車、函館スバル自動車の3社、四国地区が愛媛スバル自動車と高知スバル自動車の2社。合併の際の存続会社は札幌スバル自動車、愛媛スバル自動車となる。

　今回の統合においては、両地区とも対象となる各社の販売テリトリーは重複しないものの、間接部門や在庫などの点でスリム化を図ることが可能であり、人材の最適配置を行い効率的な販売体制を実現することで、グループの経営基盤を強化することを目的としている。なお、統合に伴う同社の費用負担は、増資などを含め約30億円を予定している。

　今回の統合は、1999年10月の国内5都府県での特約店の統合に続くものであり、統合後は全国1チャンネル54社のスバル販売体制が確立される。今後も、より一層の販売体制の強化と富士重工業による販売支援によって、お客様へのサービス向上に取り組んでいく。