個性豊かな選手が新加入!SUBARU陸上競技部ルーキー特集

個性豊かな選手が新加入!SUBARU陸上競技部ルーキー特集

記事内の日付や部署名は、取材当時の情報に基づいた記述としています

仕事は違っても、「笑顔をつくる」という想いでつながる「SUBARUびと」。 今回は、2025年度にSUBARU陸上競技部に入部した4人(新卒2人、移籍2人)に、入部のきっかけや自身の強み、全日本実業団対抗駅伝競走大会(以下、ニューイヤー駅伝)への想いを聞きました。

目次

ニューイヤー駅伝優勝を狙える
SUBARUで活躍したい

小林 歩さん

小林 歩(こばやし あゆむ)さんSUBARU陸上競技部

駒澤大学出身。大学4年時には箱根駅伝の3区を走り、区間2位の走りで駒澤大学の優勝に貢献。前チームのNTT西日本では、2024年のニューイヤー駅伝で16人抜きを達成し、3区の区間賞を獲得。強烈なスタートダッシュから、ペースを落とさず走り切るのが持ち味。

小林:
SUBARU陸上競技部への移籍を決めたのは、「ニューイヤー駅伝で優勝を狙えるチームで活躍したい」という想いからです。移籍後は先輩たちも優しく話しかけてくれて、すぐにチームに溶け込むことができました。自分で課題を見つけることは好きなので、選手の自主性を重視し、個別の練習メニューを決めて実行するSUBARUの練習方法も自分に合っていると思いますね。

私の強みはロードです。最初からハイペースで飛ばして、そのまま最後まで走りきるのが自分のスタイル。特に駅伝は、2区以降はスタートのタイミングがバラバラなので、自分のリズムで走れるので、得意中の得意です。
追いかける展開も好きですね。2024年のニューイヤー駅伝で16人抜きしたときも、23位で襷を受け取ったのですが、「自分がやるしかない」とその状況を愉しむ自分がいました。本番でもあまり緊張しないタイプかもしれません。この特性を活かせるエース区間を走りたいという気持ちが強いです。

目標としては、まずはニューイヤー駅伝に全力を注いで、結果を出すこと。その後は、2026年のアジア大会で、10000メートルで日本代表になれるように頑張ります。また、ロードが好きなので、将来的にはマラソンを見据えていきたいです。

短距離仕込みのスピード、
秘密兵器はラストスパート

砂田 晟弥さん

砂田 晟弥(すなだ せいや)さんSUBARU陸上競技部

姫路商業高校出身。中学時代は400メートルの選手として活躍し、全日本中学陸上選手権では日本一に。前所属チーム(プレス工業)で3000メートル障害に転向すると、2023年のアジア大会で3位に入り、同年のブタペスト世界陸上に日本代表として出場。元短距離選手ならではのパワフルな走りを武器に、世界の舞台で戦う。

砂田:
父が昔、奥谷監督と実業団で一緒だったこともあり、奥谷監督の下で走ってみたいという想いがありました。不思議な巡りあわせですね。
3000メートル障害の日本記録保持者である三浦龍司選手と同じチームになることができた点もプラスに感じています。世界トップクラスの選手の練習を間近で見られることで、より自分の目標が明確になったと思います。

高校までは短距離が専門で、高校では400メートルハードルに挑戦しました。その経験を活かせると思ったのが、3000メートル障害に転向したきっかけです。短距離をやっていた分、速いスピードにも対応できるのが強みで、特にラストスパートには自信があります。前にいる選手が「もう来ないだろう」と思うようなところから一気に距離を詰める。私の中の「秘密兵器」という感覚です。短距離経験で得た強みはそのままに、今後は、よりロードを強化していきたいです。

まずは2026年アジア大会の出場を勝ち取れるように練習に励みます。大きな目標としては、2年後の世界陸上、そして、2028年のオリンピックは、前回大会で出場を逃しているので何としても切符をつかみたいと思っています。もちろんチームとしてはニューイヤー駅伝の優勝を目指しているので、チームのみんなと一つの目標に向けてブレずにがんばりたいです。

他の選手から刺激をもらい
引き出しが増えている

石田 洸介さん

石田 洸介(いしだ こうすけ)さんSUBARU陸上競技部

東洋大学出身。中学時代に1500メートルと3000メートルで中学新記録を樹立。高校時代に5000メートルの高校記録を更新するなど、早くからその名を轟かせた。大学1年時には出雲駅伝、全日本大学駅伝で区間賞を獲得。スランプを経験するも、2024年の関東インカレで6位になり復活を果たした不屈のランナー。

石田:
群馬県の高校に通っていたときから縁あってSUBARUの練習には何度か参加させてもらっていました。お世話になった恩もありますし、何より「このチームで走りたい」と自然に思えたことが入社を決めた理由です
SUBARU陸上競技部はメリハリがあって、普段は先輩後輩関係なく和気あいあいとしています。でも、いざ練習となるとみんな顔つきが変わる。良いチームだなと思います。

中学時代に得意だったのは、誰もついていけないペースで最初から最後まで走るというスタイル。今でも、誰かの後ろで走るよりは自分からガンガン攻めるのが好きです。中だるみしやすいポイントでペースを変えずに、どんなにきつくてもあえて攻めていくのが持ち味だと思っています。
記録という意味では、シンプルにスピードが出やすいトラック種目が得意ですが、最近はペースの上げ下げにも対応できるようになってきたので、経験を積んで戦略の幅を広げていきたいですね。

自分で練習メニューを決めるSUBARUの練習法には充実感を感じています。選手は全員タイプが違うので、他の選手の練習を見たり、その意図を聞いたりして、「良いとこ取り」でどんどん引き出しが増えている感覚があります。
他の選手がレースで結果を残すのを見ると悔しいというか、早く一緒の土俵に上がりたいと思います。目標は、もちろん世界です。多くの人の記憶に残るような陸上選手になりたいです。

大好きなロードなら
誰にも負ける気がしない

小暮 栄輝さん

小暮 栄輝(こぐれ えいき)さんSUBARU陸上競技部

創価大学出身。ハーフマラソンでは62分台をマーク。2023年の日本インカレでは10000メートルで日本人2位に入る実力者。特にロードでは抜群の安定感を発揮し、大学4年時の出雲駅伝ではアンカーを任され区間6位。全日本大学駅伝では1区区間3位の好走を見せた。ロード巧者として駅伝での活躍が期待される。

小暮:
足利市出身なのでほぼ地元というのも大きいですが、体験入部したときに、チームの雰囲気の良さと選手一人ひとりがすごく考えて練習していると感じたので、ここなら自分も成長できると思ったのがSUBARUを選んだ理由です。
練習を自己管理する点は大学とは全然違うため、最初は本当に難しかったです。ただ、先輩方は親身に相談に乗ってくれましたし、どういう意図で練習しているのかを聞き、選手同士で一緒に練習することもできるので、色々と吸収できていると感じています。

大学時代からトラックよりロード、特にハーフマラソンを得意としており、「トラックタイムが自分のタイムを上回る選手にも、ロードなら負ける気がしない」と思ってきました。変わる景色やコースを楽しみながら走ることが本当に好きなので、そこが強さにつながっている気がします。

まずはニューイヤー駅伝のメンバーに選ばれて活躍することはもちろんですが、ゆくゆくはフルマラソンにも挑戦したいです。最終目標は日本代表になること。昨今のフルマラソンはスピードも重視されるようになってきているので、まずはトラックと駅伝を両立し、そこで結果を出すことが大切だと思っています。長いスパンで目標を立て、チームの中で色々な考え方を取り入れて成長していきたいです。

新しい環境で、それぞれの目標に向けてひたむきに取り組む「SUBARUびと」。ぜひ、次回のコラムもご期待ください。

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