SUBARUSUBARU 運動部
試合速報2021.10.03

戦評:序盤に戦略崩れる【都市対抗北関東 第1代表決定戦】

SUBARUは、3日に行われた第92回都市対抗野球大会の2次予選北関東大会の第1代表決定戦で、日立製作所(茨城第1代表)に3-9で敗れました。わずかなミスや失投を、相手にことごとくものされ、大量リードを許す苦しい試合展開。三回に龍昇之介選手⑨のソロアーチ、七回には代打・三浦颯大選手㉘の2点タイムリーで追い上げましたが、及びませんでした。

外野には選手の名前の入った横断幕やのぼりも掲げられました

スタンドには地元・太田市から駆け付けた社員やファンが陣取り、のぼりを立ててグラウンドで奮闘する選手たちに熱い視線を送り、大きな拍手で応援しました。SUBARUは大会最終日の4日、第2代表決定戦でエイジェック(栃木第1代表)と激突します。試合開始は正午の予定です。

 

|先手を取られ、ゲーム戦略が狂う

SUBARUは攻撃陣が早めに得点してリードを広げ、あえてリリーフ役に回したエース右腕の手塚周投手⑲で逃げ切る戦略でした。ところが、この戦略は序盤でいきなり崩れてしまいます。
先発した3年目右腕の上原進投手⑱は、初戦の日本ウェルネススポーツ大学戦で5回を2安打1失点、8奪三振と好投しました。冨村監督は調子の良さを買って上原投手に大一番の先発を託しました。
一回、簡単に2アウトを取った後、長打力のある3番・豊田寛選手に不用意にストライクを取りに行った初球をライトスタンドに運ばれましたが、次の4番打者はライトフライに打ち取りました。

出だしは悪くなかった上原投手ですが、二回、突如球が高めに浮き始めます。そこを狙い打たれ、4者連続安打で2点を追加されました。SUBARUベンチは傷が深くならないうちに上原投手をあきらめ、新人左腕の八野田龍司投手⑰をマウンドに送り出しました。

場面はノーアウト一、二塁。ここで相手のバントがキャッチャーフライとなり、飛び出していた二塁走者もアウトになりました。ピンチを切り抜けたかに思えましたが、このあと、日立打線にヒットと四球で2アウト満塁と攻め立てられてしまいます。そして一回にホームランを放った豊田選手に押し出しの四球を与え、4点をリードされてしまいました。

さらに2試合連続で無失策だった守備陣にほころびが出ました。日立製作所の4番・森下翔平選手の高々と舞い上がった内野フライを野手が落球し、さらに2点を追加されました。屋外球場での試合のため、守備練習で高いフライを打って捕球するという対策を立ててきましたが、大事な一戦でミスが出てしまいました。

 

|終盤の追い上げで意地見せる

序盤での6点差は大きなハンデとなりました。SUBARU打線は、この日最速153キロの威力ある速球を投げ込む相手の原田泰成投手に手を焼き、二回までノーヒットに抑えられていました。

三回、先頭打者の龍選手がライトスタンドに意地のソロホームランを放ち、1点を返しました。しかし、ここぞとばかりに主力級投手を小刻みにつないでくる日立製作所の投手リレーになかなか反撃の糸口をつかめません。

三塁側のSUBARU応援団席がようやく盛り上がったのは七回でした。2四死球とエラーで2死満塁とし、右の代打の切り札・三浦選手がファウルで5球粘った後の9球目の外寄りの速球をはじき返し、2点タイムリーヒット。点差を3点に縮め、終盤の逆転劇に期待がかかりました。

しかし、その裏の相手の攻撃で2アウトから、スリーベースヒットと2四球で満塁のピンチを招くと、6番打者に満塁走者一掃のツーベースヒットを浴びてしまい、SUBARUの反撃ムードは断ち切られました。

試合後、冨村監督は「投打ともに完敗です」と潔く負けを認め、東京ドームへの残り1枚の切符をかけた第2代表決定戦に向けて切り替えました。エイジェックは2年前の北関東大会の第2代表決定トーナメント準決勝で苦杯をなめている相手です。冨村監督は「気持ちを引き締め、受け身にならずに相手に向かっていきたい」と語り、総力戦で3年ぶりの出場権獲得に邁進します!