平成11年９月６日

スバル インプレッサシリーズを一部改良
あわせて「WRX STi Version VI 」シリーズを発売

　富士重工業（田中　毅社長）は、スバル インプレッサシリーズに一部改良を施すとともに、「WRX STi Version V」を改めて「WRX STi Version VI」シリーズとし、本日より全国スバル特約店を通じ一斉に発売する。

　インプレッサは発売以来、度重なる改良を経て熟成されたモデルとなっているが、今回の一部改良は更に完成度を高めるため、「外観の仕様変更」「安全性の強化」「ラインナップの充実」による商品力強化を図ったものである。セダン系ではインプレッサの走りのイメージリーダーである「ＷＲＸ」を中心に空力性能を更に向上させると共に、軽量化をおこない、また、スポーツワゴン系では、特に安全性、機能性を向上させるアイテムを採用するなど、それぞれのモデルを一層充実させている。

　また、あわせて発売するインプレッサ「WRX STi Version VI」シリーズは、今回改良を施したターボモデルをベースに、富士重工業のモータースポーツ専門会社である^＊スバルテクニカインターナショナル(株)（略称：ＳＴＩ）により各種専用装備・仕様を施し、動力・制動特性等、諸性能を更に向上させ、クルマの基本性能を高めた量販車最高レベルの走りを追求したスポーツモデルである。

＊：	スバルテクニカインターナショナル(株) 代　表：山田　剛正 所在地：東京都三鷹市

ピュアスポーツセダン WRX STi Version VI

スポーツワゴン C'z スポルト

【改良の主な内容】

１．外観の仕様変更

	ＷＲＸ系の走行性能、機能性をより高める下記アイテムを追加・変更
		空気抵抗とフロントの浮力を低減させるフロントアンダースポイラーを追 加装備。 　（WRXtypeRA、WRXtypeRA STi Version VI を除く WRX系）
		リヤの浮力低減を図るためリヤスポイラーの翼断面形状を変更。（セダン、クーペの STi 系)
		空気抵抗低減と軽量化を施す効果のある砲弾型ドアミラーを選択仕様装備として設定。 　（WRXtypeRA、WRXtypeRA STi Version VI)
		リヤクォーターガラスを薄板化し軽量化を実現。（WRXtypeR STi Version VI)
		新ボディ色としてカシミヤイエロー、グランブルー・マイカ、さらにワゴン系にはシャイニーレッド・マイカ、シルキーゴールド・メタリックを設定。
	セダン、ワゴン共にWRXのサイドスポイラーをボディと同色化。
	スポーティな新デザインの16インチアルミホイール（６本スポークタイプ）を採用。 　（セダンWRX、WRXtypeRA、ワゴンWRX、ワゴンWRX STi Version VI）

２．安全性の強化

		急制動時のブレーキペダルの踏力を補助し、ＡＢＳを完全作動させる効果のあるブレーキアシストを新採用することで停止距離の短縮を実現。（ワゴン1.5L、1.8LのＡＢＳ付車）
	雨天走行時にも視界を確保する撥水ガラスを、ワゴン1.5L、1.8L車のフロントド アガラスに採用。
	ＭＴ車全車に、エンジン始動時の誤発進を防ぐクラッチスタートシステムを採用。

３．ラインナップの充実

		今年の４月に特別仕様車として発売したスポーツワゴン「C'z スポルト」に同様の一部改良を施すとともに、195/60Ｒ15タイヤと15インアルミホイール（６本スポークタイプ）を採用し、標準ラインナップに追加展開。
		昨年12月に特別仕様車として発売し、スポーツエレガンスをコンセプトとしたスポーツワゴン「カサブランカ」を標準ラインナップ同様の一部改良を施し、継続して販売。

【販売計画】

シリーズ全体で２,５００台／月

【メーカー希望小売価格】〈消費税含まず〉