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富士重工業 国内4地区において特約店を統合

　富士重工業（田中 毅社長）は国内４府県における特約店の統合を実施する。対象となるのは山形、神奈川、大阪、広島の各地区にある、同社が出資する特約店8社で、従来、同一地区内において2社がそれぞれ担当区域を設けて営業を行ってきた。統合の方法はいずれも存続会社による吸収合併とし、合併期日は平成11年10月1日とする。それぞれの合併比率は未定。

　合併の対象となる特約店は、山形地区がスバル山形と山形スバル自動車、神奈川地区がスバルオート横浜と神奈川スバル自動車、大阪地区が新大阪スバル自動車と南大阪スバル自動車、広島地区が広島スバル自動車と福山スバル自動車。合併の際の存続会社はスバル山形、スバルオート横浜、新大阪スバル自動車、広島スバル自動車となる。

　富士重工業では今回の統合の狙いを、各地区において本社間接部門、在庫などのスリム化を図り、より効率的な販売体制を構築することで、グループの経営基盤を強化することとしている。

　富士重工業では、国内でのスバル車の販売を全国62社のスバル特約店を通じ、1チャンネルで行っている（平成11年5月現在）。特約店設置に関しては、基本的に各地区（都道府県）に1特約店としているが、一部地区においては、担当区域を分けた上で複数の特約店を設置している。今回の統合は、これを見直すものであり、平成11年2月に発表している東京地区における中央スバル自動車と東京スバル自動車の統合に続くものである。