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平成10年9月10日

富士重工業 プレス式塵芥収集車
「フジマイティーLP38型シリーズ」を発売

 富士重工業(田中 毅社長)は、10月1日、プレス式塵芥収集車「フジマイティーLP38型シリーズ」の第一弾として、2t車ベースのフジマイティーLP438型を、全国のフジマイティー特約店40社を通じて発売する。

 この「フジマイティーLP38型シリーズ」は、従来のプレス式塵芥収集車「LP37型シリーズ」の後継機種として、環境問題への関心の高まりやごみ収集・処理の広域化、それに対応できる収集効率の向上等のユーザーニーズを取り込み、「スムーズ&クリーン」をコンセプトに開発された。そして従来のモデルに比べ、積込み性能の向上や作業中の周辺環境対策、さらに車両の清掃の容易化、安全対策の強化などを図っている。

 富士重工業では、本日、午後4時から赤坂プリンスホテル(東京都千代田区)にて、東京・千葉地区の担当特約店である大和商工(株)(西田 生社長、東京都品川区)と共に、富士重工業の松崎副社長、新免取締役車両環境事業本部長、大和商工の西田社長ら関係役員出席のもと「フジマイティーLP38型シリーズ」の発表展示会を開催する。今後、同社では、順次、4t車ベースのLP138型など他の「フジマイティーLP38型シリーズ」の発売も予定しており、シリーズ全体で平成10年度に200台の受注・販売を目指している。

 富士重工業の車両環境事業本部は、国内トップシェアのフジマイティーに代表される塵芥収集車の他、高層ビルごみ分別搬送システム「ヒュー・ストン」、ごみ分別プラントシステム、構内運搬車「モートラック」、自律走行型床面清掃ロボット「ロボハイター」などの環境関連商品を製造、販売している。

【フジマイティーLP38型シリーズの特長】
1.積込み性能の向上
世界初の「ごみ逆流防止装置付積込み機構」を採用(特許出願中)。従来のプレス式塵芥収集車は、作業中にボディ内のごみが積込口に逆流し、作業効率が低下するという欠点があった。そのため今回は従来2枚組であった積込みパネルを3枚組にして、そのうちの1枚にごみ逆流防止機能を持たせ、収集効率(収集量/収集時間)の大幅アップ(当社比50%アップ)を実現した。
2.作業中の周辺環境対策
(1)低燃費、低公害、低騒音化を図った(当社比5%減)。
(2)汚水マスと導水管を改良し、ごみ回収時の汚水の飛散防止を図った。(特許出願中)
3.車両の清掃の容易化
(1)ボディ内部のごみ排出板の形状を変更し、ごみの排出性を改善した。
(2)「せり上がりごみ排出装置」を採用し、テールゲート(後部積込み装置)内のごみの排出を容易にした。(特許出願中)
4.安全対策の強化
(1)テールゲートサイドにカバーを設け、作業者の可動部への接触防止を図った。
(2)専業のユーザー向けにゴム製コーナーバンパーを採用した。

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