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2011年3月1日

富士重工業 2011年ジュネーブモーターショーで
「BOXER Sports Car Architecture」を世界初公開

富士重工業は、本日、スイスで開催中の2011年ジュネーブモーターショーにおいて、「BOXER Sports Car Architecture (ボクサー スポーツカー アーキテクチャ)」を世界初公開しました。

BOXER Sports Car Architecture(技術展示) BOXER Sports Car Architecture(技術展示)
BOXER Sports Car Architecture(技術展示)

BOXER Sports Car Architecture は、現在、トヨタ自動車(株)と共同開発中のFR スポーツ車の新しい走りを支える技術コンセプトです。スバルのコア技術である水平対向(ボクサー)エンジンを中心に、FR スポーツ車の性能を最大限に引き出すために、新たに開発したFRレイアウトの技術として提案します。

FRスポーツ車は、スバル、トヨタの技術、開発ノウハウを活かし、運転する愉しさをより多くのお客様へ伝えたいという両社の想いのもと、開発を進めている新世代のスポーツカーです。FRレイアウト、低重心、軽量でコンパクトなボディ、そしてショートホイールベースなどのユニークな商品特長により、ドライバーが意のままに操ることができるハンドリング性能を実現。現在、量産車として製造されているモデルのない、水平対向FRスポーツ車として、新しい次元の運転する愉しさを提案します。
なお、スバルFRスポーツ車は、スバル初の量産FRモデルとして2012年春に生産開始を予定しています。


【BOXER Sports Car Architecture の特長】

<スバルボクサーエンジン>
BOXER Sports Car Architectureの核となるのがスバルボクサーエンジンです。その「軽量、コンパクト、低重心」という資質こそ、スバルが目指す、走りの愉しさを生み出す重要な要素であるとともに、FRスポーツ車に相応しいパワーユニットでもあります。水平対向エンジンのコンパクトで剛性が高いという特長により、アルミ素材を多用することができ、軽量化を可能にします。また、エンジン全高が低いことによる低重心は、高い走行安定性と優れたハンドリング性能をもたらします。さらに、向かい合ったピストン同士が振動を打ち消すため、滑らかで、気持ちの良いスポーティなエンジンフィールを実現します。

<FRスポーツ車のために最適化されたシャシー>
スバルは、単に速さだけを追い求めるためのシャシーを開発するのではなく、スポーティでありながら、ドライバーが気持ち良いと感じる、そして信頼を感じる走りの実現を目指し、シャシーの開発に取り組んできました。BOXER Sports Car Architecture は、エンジンパワーのみに頼ることなく、人車一体となったスポーティで愉しい走りと、ショートホイールベースがもたらす機敏な走りを実現するスバルの新しいシャシーの提案です。
FRスポーツ車に最適化されたシャシーを採用することで、もともと低重心なボクサーエンジンの搭載位置を、従来のスバルAWDモデルよりもさらに低く、且つ、車体の中央寄りにすることが可能となりました。これによりコーナリング性能に優れたナチュラルで気持ちの良い走りを実現すると共に、スポーツカーらしい低いエンジンフードのシルエットを実現することで、ドライビングポジションを低くすることが可能となります。同時に、フロントオーバーハングの短縮が可能となり、リヤのオーバーハングの短縮とあわせ、ヨー慣性モーメントの発生を軽減し、スポーツカーとしての高い操縦安定性とハンドリング性能を実現します。

従来のスバルAWDモデルに加え、このFRスポーツ車をラインアップすることで、スバルはより幅広いお客様の様々な嗜好にあった、スバルらしい走りを実現する商品を提供していきます。そして、スバルらしい走りの根底にあるのは、乗る人が常に"Confidence"を感じる走りの実現です。BOXER Sports Car Architectureは、スバルならではの"Confidence"な走りの上に、スバルの新しい走りの愉しさを実現するための技術コンセプトです。

【Boxer Sports Car Architecture の主な仕様】

全長×全幅×全高(mm):4,200×1,770×1,270
ホイールベース(mm):2,570
エンジンタイプ:新世代ボクサーエンジン(水平対向4気筒2.0ℓ ガソリンエンジン)
タイヤサイズ:215/45 R17



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