富士重工業は、ステレオカメラを用いた先進運転支援システム「EyeSight(アイサイト)」をベースに、自動ブレーキによって車両を停止させる制御などの最新技術を加えた「新型EyeSight(アイサイト)」を開発しました。
EyeSightは、世界で初めてステレオカメラのみで、全車速追従クルーズコントロール機能や歩行者、自転車をも対象としたプリクラッシュセーフティ機能を実現したシステムで、2008年5月の発売以来、お客様から高い評価をいただいてきました。
今回、開発した新型EyeSightは、自動ブレーキによって車両を減速・停止させる「プリクラッシュブレーキ」で、前方衝突の回避または衝突被害の軽減を図るとともに、通常の追従走行に加えて先行車が停止した場合も、追従して停止制御する「全車速追従機能付クルーズコントロール」の追従性能を強化することによって、運転支援範囲を大幅に拡大させ、渋滞時などの運転負荷を軽減することで快適なドライブの実現に寄与するものです。
【具体的な新型EyeSightの新機能※】
※上記機能は、道路状況および天候状態、車両状態等によって、性能が発揮できないことがあります。
【新型EyeSight機能一覧】
富士重工業は、「快適・信頼の新しい走りと地球環境の融合」という商品開発テーマの下、安心してスバル車に乗っていただけるように、あらゆる角度からお客様の安全性を追求しています。
今回開発した新型EyeSightは、運転者の認識・判断能力を補うために前方道路情報を車両側が認識し、能動的にさまざまな制御を行うものであり、事故を起こさない安全で快適なクルマの実現に向け、中核を担うシステムとして位置づけています。
富士重工業は、この新型EyeSightを5月19日から横浜で開催される「人とくるまのテクノロジー展2010」で技術展示するとともに、5月中旬に日本国内で発売するスバル レガシィ シリーズに搭載する予定です。
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