2005年9月28日

第39回 東京モーターショー出展概要

富士重工業は、10月19日(水)から11月6日(日)まで千葉県・幕張メッセで行なわれる第39回東京モーターショーにおいて、「Think.Feel.Drive.―クロスオーバー発想で、新しい価値の創造を。」をテーマに、走りの愉しさと高い安全性能、優れた環境性能の実現を目指すスバルの取り組みをアピールする。

展示ブースでは、独自のハイブリッドシステム「ターボ・パラレル・ハイブリッド(略称:TPH)」を搭載したコンセプトカー「B5-TPH」や、「走り」と「安全」を高次元で融合させた次世代の知能自動車コンセプト「IVX-Ⅱ」、そして新型クロスオーバー車「B9 TRIBECA」(北米仕様車)などを展示。異なる価値を融合させることで新たな機能や愉しさを創造した車両や技術を披露する。

なお、プレスブリーフィングは10月19日(水)11:40~12:00にスバルブース(東ホール)にて、竹中 恭二社長により行なわれる。

B5-TPH

B9 TRIBECA

《主な出品内容》

■ B5-TPH (ビー・ファイブ・ティー・ピー・エイチ) 【コンセプトカー】

「2人の小旅行」をテーマに、独自のシンメトリカルAWDに優れた環境性能と走りの愉しさを備えたハイブリッドシステムを搭載。「ガソリンエンジンと電動モーター」、「スポーツワゴンとSUV」など、さまざまな要素を重層的に融合させ、機能性と快適性を実現したスポーツ・スペシャリティ。

*AWD:All Wheel Drive

<主な特長>
1. 2.0L水平対向ターボエンジンとモーター・ジェネレーターを組み合わせたパワートレーン「ターボ・パラレル・ハイブリッド(略称:TPH)」を採用。
2. エンジンにはミラーサイクルを採り入れ、実用領域での燃料消費量やCO2排出量を削減。モーターアシストによるスムーズかつリニアなトルクを活かし、全域にわたるスポーティで上質な走りを可能とした。
3. 200mmの最低地上高と大径タイヤにより、オンロードとラフロードの滑らかな走行を可能とした。
4. デザインは、クルマに乗ること・走ることの愉しさと、スポーツワゴン、パーソナルクーペ、SUVそれぞれの持つ美しさや逞しさと、機能性を融合させた。

■ IVX-Ⅱ(アイ・ブィ・エックス・ツー) 【技術展示】

「走り」と「安全」を高次元で融合させた、次世代の知能自動車コンセプト。通常走行時は快適な走行をアシストし、危険な状況では運転を肩代わりして自動的に緊急回避行動を行ない、事故を未然に防止。

<主な特長>
1. ステレオカメラとミリ波レーダーを組み合わせた独自の前方認識装置(ADA)を進化。複数の立体物、車線、道路環境などの同時検出・分離に加え、夜間における物体との距離や相対速度を検出。
2. 次世代高性能コントローラーおよび新開発の制御理論を採用し、運転手の意思に忠実な車両挙動や外的要因への操縦安定性の向上を実現。車両操作には、次世代シャシー制御技術であるバイ ワイヤー技術を採用。
3. 高速で信頼性の高いシステムと、シンメトリカルAWDが持つ高い車両安定性・走行安定性を活かした制御により、システムの介入を最小限度にとどめた運転者の意図する自然な走りを実現。

■ B9 TRIBECA(ビー・ナイン・トライベッカ) 【参考出品車/北米仕様車】

次世代クロスオーバー車を提案する「革新的SUV」をコンセプトに開発した、7人乗りクロスオーバー車。3.0L水平対向6気筒エンジンを搭載し、SUVとしての走破性と乗用車としての俊敏かつ安定した走りを実現。また、3列シートを始めとする機能的な装備に加え、スポーティで躍動的な存在感を持つエクステリアと、運転の楽しさと安心感をもたらすインテリアが特長。

■ Blitzen 2006 MODEL ツーリングワゴン 【参考出品車】

2004年12月に発売され、好評を博した、レガシィ B4 「Blitzen 2005 MODEL」のコンセプトを引き継いだワゴンモデル。レガシィ ツーリングワゴン2.0GT spec.Bをベースに、専用のインテリア、フロントグリル、リヤバンパー、ルーフスポイラーおよび18インチホイールなどを装備。

■ レガシィ アウトバック “Edge”style/フォレスター “Edge”style 【参考出品車】

「リセット」をコンセプトに、これからのクロスオーバー車が目指す方向性のひとつを先鋭的(Edge)に示したドレスアップカー。エクステリアには、ハイラスター塗装を随所に施し、専用のフロントグリルやアンダーガード、サイドシルガーニッシュ、ルーフレール、アルミホイールを装備。

■ R1e 【参考出品車:クリーンエネルギー試乗会に出展】

R1をベースに、エコカーの理想である排出ガスゼロを達成。高性能電池の搭載により、出力性能の高さに加え、従来の電気自動車で課題とされていた充電時間、メンテナンスの問題を解決。都市生活に最適な移動体を実現。

■ インプレッサ WRC 2006 プロトタイプ**

大幅なフェイスリフトを行なった新型インプレッサをベースとしたエクステリアデザイン。本モデルは2006年のモンテカルロで実戦デビュー予定。

** FIA(国際自動車連盟)にホモロゲーション(公認書)申請予定

■ SUBARU RALLY CHALLENGE

実際と同じラリー仕様のインプレッサのボディに乗車し、ラリーコースを自分で運転できるドライビングシミュレーター。航空宇宙事業部門の技術を応用し、フル電動式耐荷重1トン型の6軸モーションユニットを新開発。

《出展物一覧》

1. B5-TPH (コンセプトカー) ワールドプレミア
2. B9 TRIBECA(シルバー) (参考出品車/北米仕様車) ジャパンプレミア
3. B9 TRIBECA(レッド) (参考出品車/北米仕様車) ジャパンプレミア
4. Blitzen 2006 MODEL ツーリングワゴン (参考出品車)
5. レガシィ アウトバック “Edge”style (参考出品車)
6. フォレスター “Edge”style (参考出品車)
7. サンバー ディアスワゴン (参考出品車/市販予定車)
8. スバル R2 (参考出品車/市販予定車)
9. インプレッサ WRC 2006 プロトタイプ   ジャパンプレミア
10. レガシィ ツーリングワゴン 2.0R B-SPORT
11. レガシィ B4 3.0R
12. インプレッサ セダン WRX STI
13. インプレッサ スポーツワゴン 1.5i Gパッケージ トランスケアウイングシート
14. スバル R1 i
15. プレオ F Limited
16. スバル 360 (参考出品車)
17. TPHシステム (技術展示)
18. IVX-Ⅱ (技術展示) ワールドプレミア
19. シンメトリカルAWD (技術展示)
20. SUBARU RALLY CHALLENGE (ドライビングシミュレーター) ワールドプレミア
21. R1e (参考出品車/クリーンエネルギー試乗会に出展)