御参考
2005年8月17日

2006年FIAグループN公認車両に
新型スバルインプレッサ セダンWRX STI spec C を申請

富士重工業は、このほど新型スバル インプレッサシリーズのセダンWRX「STI spec C」を、2005年中にFIA(国際自動車連盟)グループNのホモロゲーション(公認)取得車両として、FIAに対し申請することを決定した

FIAグループNとは、世界各国で開催されている、量産車をベースとしたラリーやレースなどの競技車両によるカテゴリーの1つで、参加する競技車両にはホモロゲーションの取得が義務付けられるとともに、その改造範囲が厳しく制限されるため、ベースとなる車両の性能が問われるカテゴリーである。
同社では、車体の軽量化やエンジンの高性能化などにより、競技用途に適するWRX「STI spec C」を、モータースポーツ参戦への主要車種と位置付けており、昨年末には従来型同グレードの
「WR-Limited 2004」にてFIAグループNのホモロゲーション(公認)を取得した。

なお、今回の申請に伴い、FIAグループNのホモロゲーション取得の条件となる1000台以上の生産を
本年中に行い、2006年シーズンの開幕までに取得を完了する計画である。

*17インチタイヤ仕様車のみ

【新型スバル インプレッサ WRX STI spec C の主な特徴】

軽量ガラス、ルーフ薄板化、アルミ製トランクリッドなどの採用により、「WRX STI」に対して車両重量を約70kg軽量化。
フロントストラットタワー部に補剛材を追加するとともに、フロントピラーとアッパーフレームを繋ぐ補剛材をパイプ製に変更し、フロント周りのシャシー剛性を向上。
車体剛性を向上させるリヤクロスバーを採用。
レスポンスに優れるボールベアリングを軸受けに使用したターボチャージャーを採用。
安定したエンジン性能を確保するインタークーラー・ウォータースプレイ大型ウォータータンク、空冷式エンジンオイルクーラーを装備。