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2005年4月25日

富士重工業 次期固定翼哨戒機の中央翼を初出荷

富士重工業は、本日4月25日に防衛庁が開発を進めている次期固定翼哨戒機(P-X)の分担製造部位のうち、航空宇宙カンパニー宇都宮製作所半田工場(愛知県半田市)で組み立てた、主翼の構成品である中央翼(全機静強度試験機用)を初出荷した。

次期固定翼哨戒機は、防衛庁が現有の哨戒機P-3Cの後継機として、次期輸送機(C-X)とともに2機種同時に開発を進めているものであり、富士重工業は、主翼および垂直尾翼の試作を担当している。
同機体は、三次元設計(CATIA)を全面的に適用したことにより、従来機に比べて大幅な開発期間の短縮と効率の向上、不具合削減などの効果が得られており、当初計画どおり今回の出荷にいたったものである。

今後は、主契約企業の川崎重工業において全機静強度試験機が完成され、防衛庁において各種試験が開始される予定となっている。

次期固定翼哨戒機 中央翼(全機静強度試験機用)