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2005年3月15日

スバル レガシィ 世界累計生産台数300万台を達成

富士重工業は、2005年3月14日に、スバル レガシィの世界累計生産台数が300万台を達成したことを発表した。1988年11月から同社群馬製作所矢島工場で生産を開始して以来、16年4ヶ月での記録達成となる。

スバル レガシィは、従来の主力車種であった「レオーネ」の後継車として、1989年2月国内市場に導入。車の基本性能である「走り」を主張すべく開発を行ない、現在も破られていないFIA(国際自動車連盟)公認の「10万km連続走行・世界速度記録」を樹立、その高い性能と信頼性を実証した。また、ワゴン専用のデザインと高出力エンジンを組み合わせた「ツーリングワゴンGT」は、RVブームの時流にも乗って好評を博し、日本でのステーションワゴン市場を新たに開拓した。

米国においては、1989年9月から、スバル・いすゞ オートモーティブ インク(略称SIA、現スバル オブ インディアナ オートモーティブ インク)で生産を開始。1995年、ワゴンをベースに乗用車の乗り心地とSUVの走破性を併せ持つクロスオーバー車「アウトバック」を投入したことにより販売台数が増加、スバルの世界戦略を担う主力車種へと成長した。

現行の4代目は、軽量化と衝突安全性能を高い次元で両立させると共に優れた走行性能をさらに高めたことなどにより、「2003-2004日本カー・オブ・ザ・イヤー」をスバルとして初めて受賞するなど高い評価を獲得。2004年暦年の世界販売台数は、201,645台と人気を持続している。

初代 レガシィセダンRS

4代目 レガシィアウトバック3.0R

【スバル レガシィの主な沿革】

1988年11月 群馬製作所矢島工場にて生産開始
1989年 1月 10万km連続走行・世界速度記録挑戦(平均速度223.345km/hを樹立)
1989年 2月 国内市場レガシィシリーズ発売
1989年 4月 米国市場レガシィシリーズ発売
1989年 9月 欧州市場レガシィシリーズ発売
1989年 9月 SIAにて生産開始
1989年10月 200psターボエンジン搭載の「GT」追加
1990年 4月 WRC(世界ラリー選手権)参戦開始
1993年 8月 ニュージーランドラリーにてWRC初優勝
1993年 9月 2代目レガシィ世界最速ワゴン記録達成(1km区間249.981km/hを樹立)
1993年10月 2代目レガシィシリーズ発売
1994年10月 2.5L水平対向4気筒エンジン搭載の「250T」追加
1995年 6月 SIA、「アウトバック」生産開始
1995年 7月 SIA、エンジン組み立て開始
1996年 6月 280psエンジンとビルシュタイン製倒立式ダンパー採用のワゴン「GT-B」発売
1997年 1月 国内生産累計台数100万台達成
1998年 4月 3代目レガシィ世界最速ワゴン記録更新(1km区間270.532km/hを樹立)
1998年 6月 3代目レガシィシリーズ発売
1998年12月 セダン「B4」発売
1998年12月 ’98~’99RJCニューカー・オブ・ザ・イヤー(登録車)受賞
2000年 2月 B4「BLITZEN(ブリッツェン)」発売
2000年 5月 3.0L水平対向6気筒エンジン搭載の「ランカスター6」発売
2002年 6月 SIA、スバル生産累計台数100万台達成
2003年 1月 SIAを富士重工業の100%出資子会社化
2003年 5月 4代目レガシィシリーズ発売
2003年11月 2003-2004日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞
2003年12月 国内販売累計台数100万台達成
2005年 3月 世界生産累計台数300万台達成

【累計300万台内訳】

  国内生産 SIA生産 合 計
初 代 620,444 204,168 824,612
2代目 495,471 466,354 961,825
3代目 434,624 467,447 902,071
4代目 204,776 106,716 311,492
累 計 1,755,315 1,244,685 3,000,000