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2004年5月18日

 

富士重工業 次世代故障診断システムを導入
~ドライビングレコーダー機能を新開発~



  富士重工業(竹中 恭二社長)は、自動車の車載電子制御システムの迅速かつ的確な点検による診断力の向上を図り、スバル車ユーザーへ満足度の高いアフターサービスを提供するために、次世代故障診断システム「スバルセレクトモニターⅢ(以下、SSMⅢ)」を本年8月以降、順次国内、海外系列特約店へ導入する。

  今回導入するSSMⅢは、車載コンピュータと通信を行う通信ユニット「スバル・ダイアグノスティック・インターフェース(SDI)[本体寸法:174(縦)×134(横)×52.5(高さ)mm]」と故障診断ソフト「SSMⅢ用ソフト」から成り、市販のパソコンに診断ソフトを組み込み使用する。市販のパソコンを使うことで、今まで車種別に特殊カートリッジで供給していた故障診断ソフトのCD-ROM化が可能となり、低価格で最新データを提供できるほか、操作性と表示機能も格段に向上している。さらに従来の故障診断テスターの機能に加えて、車両運転中の検査データの収集を行うことで、エンジンやオートマチックトランスミッションの制御状態を正確に診断できる、新開発のドライビングレコーダー機能を搭載している。この機能により、制御が複雑で故障原因の特定が困難であった高難度トラブルに対する故障診断力の向上が図られる。

<その他の新規機能>
・  従来の車両通信に比べて最大10倍の速度で通信することができ、今まで以上に詳細な現象を捕らえることができる。
・  パソコンの利用による長時間の検査データ計測・検査データの詳細な解析。
・  メカニック毎に好みの表示設定状態を記憶させるユーザー・カスタマイズ機能。
・  2007年から法規制されるCANダイアグ通信への対応。(*)

  また、故障診断ソフトの改良により新技術や市場要望へ柔軟に対応するシステムの機能拡張が可能であり、アナログ計測データとECUデータの同時計測・表示やサービスマニュアルと連携したガイド付故障診断など新機能を順次追加する予定である。さらには、インターネット配信によるソフトウェアの更新や、整備工場で計測した検査データをスバル専用通信回線を通じてメーカーで詳細な診断を行うなど、情報通信網を活用した新しいアフターサービスも提供していく計画である。

  現在、富士重工業の系列特約店では1997年に開発したハンドヘルド型診断ツール「スバルセレクトモニター」を全世界で5,000台以上配備している。

     
 
(*)CANダイアグ通信:
  CAN通信とは、Controller Area Network(ISO規格)に準拠した通信。従来の車両通信に対して50倍の速度で通信する通信システムで、同一の通信ラインで複数の電子制御ユニット間のデータ通信を行うことができる。

 

 

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