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2003年11月17日
 
 
 
富士重工業 2003年度上期業績の概要


<2003年度上期業績:連結売上高>
  スバルの売上については、日本市場での軽乗用車の落ち込みや北米でモデル末期となるレガシィの伸び悩みを、日本市場での新型レガシィの導入と海外市場でのフォレスターの好調でカバーし前年度上期との比較で増収となっている。
  また、海外子会社換算レート差および自動車以外のカンパニー部門の売上減などの減収要因があるものの、スバル オブ インディアナ オートモーティブ(以下SIA)のいすゞ車受託生産などの増収要因もあり、総計では前年度上期実績を169億円上回り、6,653億円と過去最高を記録した。

<2003年度上期業績:連結収益>
  収益では、前年度上期との比較で、為替レート差のほか、米国のインセンティブ増加による販売費の増加、SIAの生産台数減による固定費の増加などの諸経費の負担が膨らんだが、日本市場での新型レガシィ投入効果や原価低減努力などで減益の抑制に努めた。
  営業利益は183億円を確保したが、前年同期比50%減となった。また、経常利益は減少幅を同22%におさえ244億円、当期純利益は同16%増、過去最高の194億円となった。

  キャッシュフローは、中間連結会計期間末における現金および現金同等物が、1,584億円と前期に比べ115億円の減少、2003年9月末の有利子負債は2003年3月末比75億円増の3,966億円となっている。また、今期転換社債が償還されたことによる資本の増加があり、株主資本比率は2003年3月末比2.3%改善し32.9%となっている。

<2003年度通期見通し>
  通期の連結決算見通しは、2003年5月時点の当初計画値を見直し、売上高は過去最高の1兆4,300億円、営業利益は530億円を計画し前年同期比21%減、経常利益は同1%減の580億円、当期純利益は同8%増の360億円を見込んでいる。

  通期の状況として、日本市場においては、上期に新型レガシィ、下期に新型軽乗用車を投入し、特にレガシィが全期間で収益に寄与し軽自動車の販売台数増を見込む下期での利益を厚く見込んでいる。
  また、為替の状況もよく上期好調な欧州市場においても、今秋より新型レガシィ、新型G3Xジャスティを投入することで、好調を持続する計画である。
  米国においては、2003年暦年で過去最高の小売販売台数を記録する見通しではあるが、大手各社のインセンティブ競争の影響を受けること、また現地生産の生産台数の減少を見込んでいることなどから、収益面では厳しい状況であるものの、北米事業の将来の拡大に向けて経営基盤の強化、財務内容の充実を図るべく適正な収益を確保するよう努めていく。

 

 

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