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2002年7月9日
 

富士重工業 航空自衛隊向 新初等練習機の初飛行に成功

 

  富士重工業(竹中 恭二社長)は、本日2002年7月9日に、航空自衛隊向けに生産を進めている新初等練習機の初飛行に成功した。

  今回の初飛行は、富士重工業の航空宇宙カンパニー宇都宮製作所(栃木県宇都宮市)で飛行前の最終確認を行った後、陸上自衛隊宇都宮飛行場において、同社品質保証部の菅野 和廣、大金 勲の両テストパイロットにより行われたものである。
  新初等練習機は、10時8分に飛行場を離陸し、栃木県内上空で全般確認を行い48分間の飛行の後、10時56分に同飛行場に無事着陸した。同機は期待通りの機能と操作性を示し、優れた練習機としての素質を十分に有することが確認された。
  同社は、現在製造が最終段階を迎えている2号機とともに、今後社内で各種確認飛行を実施した後、本年9月に航空自衛隊に納入する計画である。

  新初等練習機は、現在航空自衛隊の初級操縦課程での飛行教育訓練に使用されているT-3型初等練習機の後継機として、ターボプロップエンジン搭載による騒音の低減、居住性・操作性の向上、装備の近代化などを図った航空機である。

 

T-3型

 

【新初等練習機の概要】
  ・全  幅 : 10.04m
  ・全  長 : 8.59m
  ・全  高 : 2.96m
  ・エンジン :  ロールス・ロイス社製 250-B17F型ターボプロップ・エンジン

 

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